独断ゲームレビュー#3(くにおホッケー編)

本稿は私がゲームをプレイして抱いた感想を、あくまで「個人的感想」を、レビュー的形式に書き起こしたものである。
私が抱く感想と、あなたが実際にプレイしてみて感じる感想とは当然異なるため、この記事を鵜呑みにしないように。
ただ、この記事によってゲーム文化全体の振興の一助になれば幸いである。

↓いけいけ! 熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘実プレイの模様
(https://www.youtube.com/watch?v=6zC52Vg73Zw)

・いけいけ! 熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘

基本スコア(個人の感想です):6,500,000
・ガチャガチャしてるだけでも楽しめる乱闘スポーツ:*1.2
・友人と騒ぎ合える対戦モード:*1.1
・BGMが熱い:*1.1
・融合感:*1.8
総スコア:16,988,400(個人の感想です)

1992年発売。
同年に発売されたタイトルとして、「ギミック!」や、「サマーカーニバル'92 烈火」、「ストリートファイターII」などが挙げられる。
ファミコン世代の支持が篤い人気シリーズからの一本。
本作は発売当時すでにスーパーファミコンが主力ハードとなっており、シリーズを通しては高い人気を誇っているものの、このソフト単体ではややマイナーなタイトルかも知れない。
売上本数に関しては情報を得られなかったため不明である。
以下にこの「いけいけ! 熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘」の魅力をいくつかのポイントに分けて簡単に紹介してゆく。

・パッションだけでプレイできる!

くにおくんならではのラフプレーの嵐吹き荒れる乱闘スポーツ。
操作に習熟すればシンプルながらも駆け引きある戦いが楽しめそうだが、別にガチャガチャやっているだけで十分楽しめる。
ストーリーモードも途中まではガチャガチャやってるだけで問題なく勝てる。
とはいえ、中盤以降はしっかり敵も強くなり、適当にガチャってるだけであっさりクリアして終わってしまう、といった心配は無用だ。
ストーリーモードもそれなりの遊び応えではあるが、やはりこの手のゲームは友達同士の対戦が醍醐味だろう。
特にへたくそ同士の対戦は盛り上がること必至だろう。
令和の時代にこのゲームの上級者がどれほどいるのかは不明だが、上級者同士の対戦だとどのようなゲーム性になるのかも若干興味がある。
とにかく、よくわからなくてもノリと勢いだけで手軽にゲームを遊んだ気になれるので、興味のある方は是非一度遊んでみてほしい。
本作は現在「PlayStation4/5」「Xbox One/Series X」「Nintendo Switch」にて500円でダウンロード販売されているとのことである。

・チームメイトの挙動良好

私はホッケーに関して全くの素人なので、戦術云々については全く分からない。
しかし、プレイしていてチームメイトの挙動は割と良かったように感じる。
操作キャラが敵陣に攻め込む時、フィールドの(キーパーを除く)3人のうち一人はパスが出しやすい距離感にしっかり追従してくれるし、逆に敵に押し返されたときもちゃんとディフェンダーがゴール前を守ってくれている。
当たり前のことを言っているようだが、当たり前のことを当たり前にできるのはすごいことなのだ。
「味方NPCの挙動がおかしくてストレス」なんて話はゲームをたくさん遊んでいればさほど珍しくもないだろう。

・融合感について

さて、本作の融合感についてだが、私自身がスポーツゲームに不慣れなためか、あまりゲームシステムとしっかり噛み合う感じは得られなかった。
「アイスホッケー」という氷の上をすべるスポーツの独特の動きをゲーム上に盛り込んでいるところもあり、若干癖のある操作感ではあるのだが、実際それほど操作感が悪いというわけではない。
先ほども述べた通り、チームメイトの挙動も良好に思える。
これは練習して操作に習熟することで高い融合感を得られるようになるかもしれない。
しかしながらその領域に至るにはそれなりに時間が必要なようで私が配信でお届けする間にその感覚をつかむには至らなかった。
諸々考えた結果、本稿における点数付けとしてはご覧いただいた通りのものとなった。

・最後に

今回スコアを見て頂いたら分かる通り、前の記事で紹介した2作と比べて本作のスコアは低い値にとどまっている。
しかしこれは「そのゲームの価値が低い」ということではない。
この値はあくまで「”私の感性”とそのゲームがどの程度適合したか」という目安に過ぎず、読者諸君らの大切な一本がその輝きを奪われる理由には全くなり得ない。
また、今回このスコアは基本的には「ソロプレイ」を前提に出された値であり、「対戦モード」という、広大なる可能性を秘めたゲームモードは考慮されていない。
「いけいけ! 熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘」には私が配信でプレイしたわずか一時間半ではお見せできなかった魅力がまだまだ隠されているはずだ。
この記事を読んで興味を抱いた方はぜひ自分の手でこのゲームを遊んでみてほしい。
攻防入り乱れるホッケーの駆け引きと乱闘上等な「くにおくん」のハチャメチャバトル、そしてそれを支える熱いBGMがあなたを迎えてくれるだろう。
この記事が読者諸君の新たなゲーム世界への入り口になれば幸いである。
以上で本稿を終了する。


ここまで読んでいただきありがとうございました!

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