《ネタバレあり》

Netflixに『モンタナの目撃者』が来ていたので早速観た。

テイラー・シェリダン監督作。

初監督作である『ウインド・リバー』はとても好きな作品だし、脚本だけの『ボーダーライン』シリーズも好み。
期待して観たが、正直なところちょっと物足りなさが。

まず、主人公のアンジェリーナ・ジョリーがミスマッチ。
もう少しマッチョ感が欲しかった。
それに、ジョン・バーンサルはあの程度の二人組ならいともたやすく退治してくれるだろうに。
ずっとやっつけてくれると期待していただけに、そこは非常に残念だった。
テイラー・シェリダンはジョン・バーンサルをナイスガイな配役なするが（そこは良い）、いつもやられるのだよな。

ただ、エイダン・ギレンの変態性を垣間見せる殺し屋は良かった。

ストーリーとしては山火事と逃走劇がやや噛み合ってないような気がした。
山火事はアンジーのトラウマ克服には必要だったのだろうけど、迫り来るサスペンス性が薄くてどこまでが山火事がヤバい状況なのかが判別出来ずに終わってしまった。
とにかくアクションが弱かった。
もう一捻り欲しかったよな。