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植物ってすごいなvol.1【植物雑談】/セイタカアワダチソウの話になっちゃった編

こんにちは、ぷらんといめじです。
今回は植物に関して感じることを雑談として書いていきます。
自己紹介の次の投稿が雑談というのはどうかと思うかもしれませんが…。

私は植物ってすごいなと感じます。
これを読んでくださっている方は、植物にすごいなって感じることありますか?
もちろん植物に限らず様々な生物、無生物も多大にすごいのできりがないのですけど…。

今回はそんなすごいものがたくさんあるこの世ですが、
私が頻繁にすごいなぁと感じることが多い植物に関連してダラダラと書いていきます。

”なんで植物にすごいなぁと感じる機会が多いんだろう?”
なぁんて考えると、
あからさまに、出会う機会が圧倒的に多いのが一つの要因かなと思います。

極端な都市(イメージとして俗にいうコンクリートジャングルのような)が拠点ではないので、
少なからずも周りを見渡せば様々な植物や、それらで形成された植物集団の何かしらが目に入ります。

たとえば、
 ・道端に生えた雑草
 ・野菜や花、景観植物の植えられた畑や庭
 ・遠くにみえる山
 ・隣地から侵略してくる竹林
などなど、ポエム風に表現して羅列していけば、まだまだ挙げていける気がします。
いずれにしても、緑色やベージュ色を中心として様々な色合いを持って、植物はありとあらゆるところにあります。

正直なところを言うと、その景観性の美しさだとか、紅葉の景色だとか、緑があって目が安らぐだとかいうのは、私自身にはあまりよくわからなく、難しいところであります…。
なので、今回の植物の話に関して、そんな感じの延長線上の話とは異なるものになります。
とてもとても広い目で見たら同一上の場ではあるのかもしれませんが…。

そんな形でたくさん目に入る機会がある中で、
私が植物のすごいなと思うタイミングは、
 (1)ひとつの植物に注目して視ていったとき
 (2)ひとつからふたつの関係性を視たり考えたとき
 (3)それ以上の組み合わせの環境や条件を知ったとき
 (4)彼らと人間を含んだ生物との接点と、そこからある点への経緯や結果に出会ったとき
が多いと感じます。

ちょっと抽象的すぎる表現ですかね?
上にあげた4つそれぞれの中に様々ありますが、その中で最初に頭に浮かんだ内容を例に紹介していきます。

(1)ひとつの植物に注目して視ていったとき

これは伝えやすく、パッっとすぐに頭に浮かんできたの”セイタカアワダチソウ”です。

セイタカアワダチソウご存じですか?

耕作放棄地、荒れ地のような手つかずの土地や、土手など、「雑草すごいなぁ」と思わせるような場所でよく目にする植物です。
名前の通り背が高く、夏から秋ごろになると1~2mほどの高さでそびえたっています。
秋~冬前頃、遠目から見ると円錐状に黄色い花を咲かせているあの植物です。

セイタカアワダチソウ、一時は気管支喘息や花粉症の原因といわれることもありました。
実際は、この植物の花粉はあまり多くなく、
かつ、風媒花(風で花粉が飛び受粉を促す種類)でなく虫媒花(ミツバチのように虫が行き来することで受粉を促す種類)のため、
それらの原因とは無関係であり誤解とされています。
おそらくブタクサという植物と誤認されていたんでしょうね。
ブタクサは花粉症の原因とされていますし、セイタカアワダチソウと少なからず見た目に近しさもあるのは確かですから。
実際、ブタクサの画像を調べるとたくさんのセイタカアワダチソウの花の画像が出てきます。(ブタクサは”オオブタクサ”で画像検索するとより正確な植物画像が見れました。)

そんな誤解も受けてしまっていたセイタカアワダチソウ。
誤解を受けてしまってかわいそう、そんなことは言いません。
そんなことを言われて同情されるほど彼らセイタカアワダチソウは弱くありません。
なぜなら誤解を受けるほど目立つ理由があったんです。
それは、

強すぎるのです。

彼らは強すぎるのです。
北米からやってきた彼らセイタカアワダチソウは日本という土地においてとても強すぎたのです。

繁殖力が強すぎたのか、
もちろんそうです。
しかし、それよりも侵略力が強いのです。

これが彼らのすごさです。

繁殖力の強い植物というのは、畑や庭など雑草処理をされたことがある方にはイメージしやすく耳なじみのある言葉かもしれません。
基本的に、よく一般的に雑草と称されている植物は繁殖力が強いです。
むしろ繁殖力が強いからこそ、よく目にするのです。
そして繁殖力が強いからこそ、人間活動にとって厄介者にされ忌み嫌われているのです…。

セイタカアワダチソウもそのうちの一つではあります。
しかし、それよりもすごいと思った侵略力とはどんな力なのか。

植物にはアレロパシーという作用があります。
アレロパシーとは日本語訳で「他感作用」といわれます。
これが一体何なのか?

大まかにいうと、植物に含んでいる成分が水などによって溶けだしたり、放出したりすることで、ほかの植物や微生物、動物へ、何かしらの影響を与える作用のことです。

セイタカアワダチソウはこのアレロパシーが強い植物なのです。
余りにもアレロパシーが強く、強烈で目立っていたのか、
日本で初めてのアレロパシー実験にも使われたほどの植物なのです。

じゃあ、そんなセイタカアワダチソウのアレロパシーとはどんなものなのか?
これこそが、彼らが強い侵略力を持つ所以なのです。

彼らのアレロパシーと侵略力。
彼らは根から化学物質を出し、
その化学物質は、ほかの植物の生育を抑える効果があります。
つまりは、ほかの植物を成長させない力を持っているのです。

そして自らは、種子として繁栄を促すだけでなく、
地下茎という土の下にある茎によっても自身の生育範囲を広げて繁殖していきます。

それらの力をもってして、ほかの植物が陣取っているエリアを抑え込み、
自身のはびこるエリアとして陣取るのです。

その侵略力故、
日本では生態系被害防止外来種リストにリストアップされ、
侵略的外来種ワースト100にも選出されているほどです。

植物も生物です。
生物の根本は増え、続くことです。

人を含め動物は争います。
動くから、目に見てわかりやすく争います。
そして自身の遺伝子を繋ぎ、続くようにします。
(中が抜けてイシ(意思や意志)の場合もありますが…)
動きにわかりづらさはありますが、植物も同じことをしているのを知りました。

その生存戦略のため、
セイタカアワダチソウは自身を増やすだけでなく、
他を制圧する力、侵略力を持つ仕組みがある植物と視れたとき、
この植物はすごいなと感じたのでした。

セイタカアワダチソウ、すごくないですか?
植物、すごくないですか?
私は、
セイタカアワダチソウすごいなと思います。
そして、やっぱり植物はすごいなぁと感じます。


ダラダラと記載しているため長くなりましたね。
私が植物のすごいなと思うタイミング(2)~(4)は次回投稿以降にまた書いていこうと思います。

今回の投稿読んでいただいた方、ありがとうございました。
また次回以降もぜひ読んでくださいね。
セイタカアワダチソウのイラストまだ描いてないな…書こう!


ちなみに、
セイタカアワダチソウは、
自身の出す化学物質の効果があまりに強すぎるためか、
その濃度が濃くなるにつれ自身の生育まで抑え阻害してしまいます…。
およそ3~4年の侵略の繁栄を気づいたのち、
3年ほどかけススキなどに陣地を引き払うことになってしまいます…。
強すぎるんでしょうね…。

すごいなぁ、セイタカアワダチソウ…。
すごいなぁ、植物…。





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