見出し画像

「コンサルティング」ってなに?

みなさんこんにちは。プランテック コンサル担当のS.Tです。
「コンサルティング」という言葉は、色んな場面で聞くと思いますが、定義が曖昧で、イマイチ何のことなのか掴みづらいです。

なので、辞書で調べてみました。

コンサルティング【consulting】 
専門的な事柄について、相談に乗ったり指導したりすること

「専門的」な知見を持ったひとが、“相談”にのってくれたら、
それは、コンサルティングですね。
やはり、とても抽象的な言葉のようです。

例えば、
洋服屋さんの店員が、相談にのってくれたら、
それも、コンサルティングと呼べそうです。

では・・・

プランテックにおけるコンサルティングとは?

上記にならって定義してみます。
ファシリティで困っているお客様の相談に乗ったり、指導したりすること」
と言えそうです。

もう少し、アップデートすると
ファシリティで困っているお客様の課題(想い)を解決(実現)すること」
と言えるかと思います。

とすると、プランテックで行っているすべてのサービスも広義的にはコンサルティングと呼べそうです。新築設計監理も改修設計監理もデザイン改修もフィジビリティスタディも耐震補強もPM/CMも遵法性調査も、すべてそれに該当します。
イメージで言うと、コンサルティングという大きな括りのなかに、設計・監理業務もあれば、CG・映像制作等のクリエイティブ業務が含まれているといえます。

「お客様の課題を解決する=コンサルティング」という広義的な考えは、プランテックのサービス全般の本質と言えるのだと思います。

ビジネスの幅を広げる

プランテックのサービス全般がコンサルティングと述べましたが、実際のところ、設計・監理業務、CG、映像制作等のクリエイティブ業務以外のサービスをコンサルティング業務と呼んでいます。
つまり、コンサルティングとは、設計事務所であるプランテックのビジネスの幅を広げているサービスの総称を指しているといえます。
お客様の課題を解決するためには、色々なアプローチが必要であると我々は考えています。
なので、プランテックでは、設計スタッフだけでなく、幅広い分野のスタッフが活躍しています。

余談ですが、バスケットマンガの金字塔であるスラムダンクで、仙道が流川に言った言葉があります。
「1対1もオフェンスの選択肢の一つにすぎねぇ。それがわからねぇうちは、おめーには負ける気がしねぇ」
これを変換すると、
「新築だけがお客様の課題解決とは限らない。課題を解決するためには、色々なアプローチで考えることが重要。」といったところだと思います。

強くなるためには、多くのアプローチも持つ(幅を広げる)ことが重要ですね。

建築とは経営哲学

プランテックのコンサルティングの特徴として、ビジネスの幅を広げる以外にも、もうひとつ重要な要素があります。
それは、プロジェクトの入口(=戦略)部分を大切にすることです。
(ここでは、設計以降を「戦術」と定義し、設計の前段階を「戦略」として定義しています。)

プロジェクトは何をするものかというと、限りあるリソース(ヒト/モノ/カネ/トキ)を投下してリターン(利益)を得る、まさに「投資」なのです。
建築のプロジェクトとは、非常に高額であり、労力がかかる大規模な「投資」となることがほとんどです。なので、自ずと経営判断が必要な「経営ISSUE」となります。
そのISSUEを解くためには、プロジェクトの入口部分で経営層の考え・思いをファシリティ与件に落とし込むための「戦略」が必要で、プランテックではそれを「ファシリティ戦略」と呼んでいます。

一般的に設計行為は、お客様からの「与件」が揃ってはじめてスタートします。
「ファシリティ戦略」ではその「与件」から創ります。
「与件」をつくるには、お客様の中長期的な経営戦略から現場で起きている課題まで理解し、
それを解決するためには、どのような与件が必要か、お客様と二人三脚でプロジェクトを進める必要があります。
それは、「建築とは経営哲学だ」と考える我々だからこそ出来るユニークなコンサルティングかもしれません。

建築の枠を超えて

そして、われわれのコンサルティングサービスは、どんどん形を変えていきます。
われわれの業務では、経営層から現場の方々まで様々な階層のお客様と連携を図ります。
そうすると建築を超えた様々な課題も見えてきて、自ずと、我々のサービスも建築の枠を超えていきます。

例えば、業務改革コンサルティングというサービスがあります。
そこでは、我々自らが現場に常駐し、実際のオペレーションを見て、現実課題の解決を図ります。よくある、分析から戦略提案まで行い、実践はお客様に委ねるコンサルティングではなく、お客様と一緒に実践し、実行、定着まで伴走することが我々のコンサルティングの特徴と言えます。

このように入口から出口までサポートできるコンサルティングも、お客様の課題(思い)を解決(実現)するために、オペレーション・アクティビティから空間を設計するプランテックならではのコンサルティング手法だと思います。
これからも、時代の変化、お客様の課題の変化により、我々のコンサルティングも形を変えるのです。

まとめ

まとめると、プランテックにおけるコンサルティングとは、
お客様の課題を解決するための以下の3つのサービスと言えます。

  1. 業務の幅を拡げる、設計・クリエイティブ以外のサービス

  2. より上流から参画する、ファシリティ戦略というサービス

  3. フィールドを拡げる、建築を超えたサービス

そして、これからも、コンサルティングは形を変えていきます。