見出し画像

<第37回>トマトの育て方〜元肥の選び方・使い方〜

前回からミニトマトをベランダで育てる方法についてお話をしています。前回は事前知識と苗の選び方についてお話をしていきました。

今回はプランターに入れる土の肥料についてお話をしていきます。どうぞ最後までよろしくお願いします。

今回の配信もRadiotalkで配信をしています。


前回もお話ししましたが、私は実家の庭でトマトを育てていました。つまり、普通にある土を土壌改良してトマトを植えていたわけですが、ベランダで育てるとなると、袋詰めされた土を使うことになるんですよね。これがどうも慣れずに未だに気持ち悪い感じがします。

だからこそ、だいぶ前のめりで調べました。
まずは、必ず買ってきた土袋の裏に書いてある、元肥(もとごえ)についてみていきましょう。
元肥(もとごえ)とは何かというと、最初から土に混ぜるべき肥料のことを言います。原肥(げんぴ)とも言いますね。
これは植えた苗が成長を止めないように施すことを前提に混ぜるので、じっくりと効果の出る肥料を使います。
ここで使うのが、有機肥料と緩効性化成肥料です。
有機肥料とは、動植物由来の有機物を含む栄養素のことを言います。化成肥料とは人工的に作られた肥料のことを言います。
大雑把に特徴を説明すると有機肥料は微生物が有機物をゆっくりと分解し、作物の肥料効果が出るものです。一方化成肥料は巻いた時から作物に肥料分が吸収されて効果が出るものです。
値段や管理方法も、化成肥料の方が安く管理しやすく売られていますね。

有機肥料良いとこないじゃん、と思われるかもしれませんが、有機肥料は微生物の力を借りて土を育てるので、根本的に土壌を肥やし良い土作りをすることができます。
一方化成肥料は、土作りは関係なく、植物にのみ栄養を与えるので、次第に土は痩せてしまいます。

で、今回はベランダ菜園なのでどちらを使うのかというと、化成肥料ですね。
というのも、そもそもシーズンしか土は使わないからです。また、有機肥料を使ってしまうと、土の中で発酵するので、虫が湧いたり発熱による根腐れが発生する可能性があります。
ですので、化成肥料を使います。

今回は元肥として使うので緩効性肥料を使いましょう。緩効性肥料の中でもマガァンプKやマイガーデンベジフルを使うと良いと思います。
できれば中粒が良いでしょう。小粒だと効果の持続は2ヶ月と短いので、収穫時期にたくさんの追肥が必要となります。

このようにして、元肥を選びましょう。

次は元肥として使用する量です。
トマトはツルを伸ばしながら生育します。肥料が多すぎると、ツルを伸ばし茎を太くするだけになってしまいますので、規定の量よりも少なめに元肥を入れましょう。少なめというと三分の二程度でしょうか。
そして、開花後実がつき始めたごろに追肥をしましょう。こまめに追肥をすることで、元肥の肥料の少なさをカバーします。

このようにして元肥と呼ばれる肥料を選ぶと良いと思われます。

冒頭にもお話ししましたが、私は有機肥料しか使ったことがないので非常に不思議な感じがしますが、やはり生育させる場所や環境によって様々考えないといけないことがあるなと感じています。
今ベランダのトマトは1つ目の花を咲かせたところですので、ちょっとづつ追肥をしていこうかと思います。

次回は、プランターの選び方と土質についてお話をしていきます。

それでは、今日も良い一日を。

役に立ったな!という方はご支援ください!
ご支援いただくと、感謝メッセージを見ることができます。

ここから先は

176字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?