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遠征して行きたい! 【2024年3月】にスタートする 全国の気になる展覧会・アートイベント 35展

2024年3月にスタートする、全国の気になる展覧会情報を「地域別」に「開催日順」でまとめました。(現代アート系が多めです。)今月は、全国の展覧会・芸術祭・アートフェア 35展示について、概要をワンポイントでご紹介しています。(展覧会タイトルは、公式サイトにリンクしています。)

(写真は、「キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」のキービジュアルにもなっている、《パリ市》 / ロベール・ドローネーの東京展(国立西洋美術館)での展示風景。3月からは京都での巡回展がはじまります。)


全国の展覧会・アートイベント(地域別・開催開始日順)

▍北海道・東北

(北海道、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県)

【青森】フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築

会場:青森県立美術館
会期:2024年3月20日(水)〜2024年5月12日(日)
アメリカ近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト。帝国ホテルを基軸に、多様な文化と交流し常に先駆的な活動を展開したライトの姿を明らかにします。

▍関東

(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)

【東京】記憶:リメンブランス-現代写真・映像の表現から

会場:東京都写真美術館
会期:2024年3月1日(金)〜2024年6月9日(日)
『決闘写真論』(1976 年)における篠山紀信の示唆を起点に、高齢化社会や人工知能(AI)のテーマに至る国内外作家の新作、日本未公開作を含む70 余点を紹介。
参加作家:篠山紀信、米田知子、グエン・チン・ティ(NGUYỄN Trinh Thi ベトナム)、小田原のどか、村山悟郎〔コンセプト:池上高志(サイエンス)+ 村山悟郎(アート)実装:Alternative Machine + Qosmo, inc.〕、マルヤ・ピリラ(Marja PIRILÄ フィンランド)、 Satoko Sai + Tomoko Kurahara(順不同)

【東京】江戸東京リシンク展 -旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合-

会場:旧岩崎邸庭園
会期:2024年3月1日(金)〜2024年3月10日(日)
現代美術家・舘鼻則孝氏を展覧会ディレクターとして招聘し、伝統産業×現代アートのコラボレーション作品を重要文化財・旧岩崎邸庭園で一般公開。

【東京】『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本

会場:板橋区立美術館
会期:2024年3月2日(土)〜2024年4月14日(日)
日本各地で展開したシュルレアリスム。戦中、戦後の激動の時代、シュルレアリスムという前衛表現によって時代と対峙した画家たちの軌跡を約120点の作品と資料から検証。

【東京】遠距離現在 Universal / Remote

会場:国立新美術館
会期:2024年3月6日(水)〜2024年6月3日(月)
資本と情報が世界規模で移動する今世紀の状況を踏まえ、「Pan- の規模で拡大し続ける社会」、「リモート化する個人」の2つを軸に、このような社会的条件が形成されてきた今世紀の社会の在り方に取り組んだ8名と1組の作品を紹介。
出展アーティスト:井田大介、徐冰(シュ・ビン)、トレヴァー・パグレン、ヒト・シュタイエル、ジョルジ・ガゴ・ガゴシツェ、ミロス・トラキロヴィチ、地主麻衣子、ティナ・エングホフ、チャ・ジェミン、エヴァン・ロス、木浦奈津子

【東京】アートフェア東京 2024

会場:東京国際フォーラム
会期:2024年3月8日(金)〜2024年3月10日(日)
日本最大かつアジア最古のアートフェアのひとつ。として、2005年以来、日本および世界の優れたアートギャラリーが集う場所として開催されています。

【東京】HIBIYA OKUROJI ART FAIR 2024

会場:日比谷OKUROJI
会期:2024年3月8日(金)〜2024年3月10日(日)
高架下「日比谷OKUROJI」にギャラリーが集結し、ギャラリー主体の既存の形式にとらわれないアートフェアを開催。

【千葉】カール・アンドレ 彫刻と詩、その間

会場:DIC川村記念美術館
会期:2024年3月9日(土)〜2024年6月30日(日)
1960年代後半のアメリカを中心に興隆したミニマル・アートを代表する彫刻家 カール・アンドレ(1935–2024)の作品と詩をまとまったかたちで紹介。

【東京】CURATION⇄FAIR Tokyo アートフェア:Art Kudan

会場:kudan house
会期:2024年3月9日(土)〜2024年3月11日(月)
展覧会で観て、フェアで買う、新しいアート選びの試み、CURATION⇄FAIRのアートフェアパート。

【東京】春の江戸絵画まつり  ほとけの国の美術

会場:府中市美術館
会期: 2024年3月9日(土)〜2024年5月6日(月)
江戸時代の絵画を中心に、画家たちの制作の根底にあった「仏教」をキーワードに、現代人の心を魅了する様々な作品を展覧。

【栃木】イヴ・ネッツハマー ささめく葉は空気の言問い

会場:宇都宮美術館
会期: 2024年3月10日(日)〜2024年5月12日(日)
スイス現代美術を代表する映像インスタレーション作家、イヴ・ネッツハマー(1970- )の日本初個展。単館開催で、現地で制作する大がかりな新作インスタレーションを披露する。

【東京】“オモシロイフク”大図鑑

会場:文化学園服飾博物館
会期:2024年3月11日(月)〜2024年6月22日(土)
さまざまな地域の衣服や付属品などを、「ながい」「おおきい」「まるい」「たかい」などの特徴に分けて紹介。

【東京】ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? —— 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ

会場:国立西洋美術館
会期:2024年3月12日(火)〜2024年5月12日(日)
国立西洋美術館においてはじめて「現代美術」を大々的に展示する展覧会。
参加作家:飯山由貴│梅津庸一│遠藤麻衣│小沢剛│小田原のどか│坂本夏子│杉戸洋│鷹野隆大│竹村京│田中功起│辰野登恵子│エレナ・トゥタッチコワ│内藤礼│中林忠良│長島有里枝│パープルーム(梅津庸一+安藤裕美+續橋仁子+星川あさこ+わきもとさき)│布施琳太郎│松浦寿夫│ミヤギフトシ│ユアサエボシ│弓指寛治

【東京】MUCA展 ICONS of Urban Art 〜バンクシーからカウズまで〜

会場:森アーツセンターギャラリー
会期:2024年3月15日(金)〜2024年6月2日(日)
ヨーロッパ最大級のアーバン・アート作品を所蔵する美術館「MUCA」のコレクション展。
バンクシーによる日本初上陸の大型彫刻作品や、カウズの代表作も登場。また、インベーダー、JR、ヴィルズ、シェパード・フェアリー、バリー・マッギー、スウーン、オス・ジェメオス、リチャード・ハンブルトンなど、国際的に有名なアーティストのキャリアを決定づけた作品も展示されます。

【神奈川】第8回横浜トリエンナーレ 『野草:いま、ここで生きてる』

会場:横浜美術館
会期:2024年3月15日(金)〜2024年6月9日(日)
横浜トリエンナーレは、3年に一度開催される現代アートの祭典。8回目となる今回は、アーティスティック・ディレクター にリウ・ディン、キャロル・インホワ・ルーをむかえる。

【神奈川】黄金町バザール2024ー世界のすべてがアートでできているわけではないー

会場:京急線日ノ出町駅・黄金町駅間の高架下スタジオ/ 周辺のスタジオほか
会期:2024年3月15日(金)- 6月9日(日)
『黄金町バザール』は、横浜市中区黄金町エリアでアートによるまちの再生に取組む、NPO法人黄金町エリアマネジメントセンターが主催するアートフェスティバルです。

【神奈川】BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む

会場:BankART Station+周辺各所(関内地区、みなとみらい21地区、ヨコハマポートサイド周辺地区)
会期:2024年3月15日[金]~ 6月9日[日]
横浜トリエンナーレ開催毎に、BankART1929であわせて開催される大規模な連携企画展。今回は、BankART活動開始から20年のタイミングで開催となる。
参加作家:淺井裕介、アトリエ・ワン+東京工業大学塚本研究室、石内 都、磯崎道佳、ウー・チェンイー、牛島達治、大田黒衣美、岡﨑乾二郎、甲斐貴大/studio arche、片岡純也+岩竹理恵、川俣 正、キム・ガウン、蔵 真墨、小林 椋、佐藤邦彦、さとうくみ子、志田塗装+酒井一吉、島袋道浩、下寺孝典(TAIYA)、白井美穂、SPACESPACE、鷹野隆大、高橋士郎、谷本真理、電子音響ピープル、野老朝雄、中谷ミチコ、西原 尚、蓮輪友子、婦木加奈子、blanClass+神村 恵、みかんぐみ、水木 塁、三田村光土里、光岡幸一、村田 真、矢内原充志、柳 幸典、ヤング荘、吉田山+西山萌+木雨家具製作所、葭村太一、ワークステーション+武蔵野美術大学建築学科高橋スタジオ、ほか

【群馬】日本のまんなかでアートをさけんでみる

会場:原美術館 ARC
会期: 2024年3月16日(土)〜2024年9月8日(日)
主に原美術館コレクションと原六郎コレクションから厳選した作品を展示。

【東京】没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる

会場:東京都写真美術館
会期:2024年3月16日(土)〜2024年5月12日(日)
本展は日本の写真史に大きな足跡を残した写真家・木村伊兵衛(1901-1974)の没後50年展として、その仕事を回顧する。

【東京】大哺乳類展3-わけてつなげて大行進

会場:国立科学博物館
会期: 2024年3月16日(土)〜2024年6月16日(日)
大好評を博した2019年の特別展「大哺乳類展2」から5年。今回のテーマは「分類(=わける)」と「系統(=つなぐ)」。見た目や内部の特徴、DNAなどをもとにグループ分けし、
それらの関係性をつなぎあわせることで浮かび上がってくる哺乳類の不思議に迫ります。

【千葉】ICHIHARA×ART×CONNECTIONS-交差する世界とわたし

会場:市原湖畔美術館
会期:2024年3月23日(土)〜2024年6月23日(日)
市原に暮らす多様な民族的バックグラウンドをもつ人々が共に生きる社会を希求するプロジェクト。
出展作家:ディン・Q・レ(ベトナム)、リーロイ・ニュー(フィリピン)、リュウ・イ(中国)、チョ・ウンピル(韓国)

【東京】大吉原展 江戸アメイヂング

会場:東京藝術大学 大学美術館・陳列館
会期:2024年3月26日(火)〜2024年5月19日(日)
「江戸吉原」の約250年にわたる文化・芸術を美術を通して検証。仕掛けられた虚構の世界を約250件の作品で紹介する。

【東京】未来のかけら: 科学とデザインの実験室

会場:21_21 DESIGN SIGHT
会期:2024年3月29日(金)- 8月12日(月・休)
展覧会ディレクターにデザインエンジニアの山中俊治をむかえ、専門領域が異なる7組のデザイナー・クリエイターと科学者・技術者のコラボレーションによる多彩な作品を展示する。

【東京】Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展

会場:東京都現代美術館
会期:2024年3月30日(土)〜2024年7月7日(日)
中堅アーティストを対象とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」の第4回受賞者、サエボーグと津田道子2名による個展。

【東京】ブランクーシ 本質を象る

会場:アーティゾン美術館
会期:2024年3月30日[土] - 7月7日[日]
ルーマニア出身の彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)の創作活動の全体を美術館で紹介する、日本で初めての機会。

【神奈川】フランシス真悟 「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」

会場:茅ヶ崎市美術館
会期:2024年3月30日(土)〜2024年6月9日(日)
優れた色彩で人々を魅了し、世界的に高い評価を受けるフランシス真悟の個展。

▍中部

(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県)

▍ブルターニュの光と風 画家が憧れたフランスの異郷

会場:豊橋市美術博物館
会期:2024年3月1日(金)〜2024年4月7日(日)
フランス北西部の海に突き出た半島にあるブルターニュ地方。本展の見所の一つは、作品を通してその豊かな自然や独自の文化に触れられるところです。

【長野】春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ

会場:長野県立美術館
会期:2024年3月16日(土)〜2024年5月12日(日)
日本近代美術史を語るうえでは欠かせない著名な画家たちに彩られた草創期から、1900年代後半までの約200点をご紹介。

▍近畿

(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)

【京都】ARTISTSʼ FAIR KYOTO 2024

会場:京都国立博物館
会期:2024年3月1日(金)〜2024年3月3日(日)
伝統から革新を生み出してきた京都で「Art Singularity(アートシンギュラリティ)」をコンセプトに掲げ、アーティストが世界のマーケットを見据え、次の次元へと活躍の場を拡大するアートの特異点を目指すアートフェア。

【京都】ARTISTSʼ FAIR KYOTO 2024 アドバイザリーボード展覧会

会場:清水寺ほか
会期:2024年3月1日(金)〜2024年3月10日(日)
ARTISTSʼ FAIR KYOTO 2024の関連企画として清水寺を会場に、ディレクターを務める椿昇をはじめ、加藤泉、名和晃平、Bosco Sodi(ボスコ・ソディ)、やなぎみわ、ヤノベケンジら16組のアドバイザリーボードが参加し、代表作から新作までの作品を一挙に展示。

【滋賀】古代ガラス-輝く意匠と技法

会場:MIHO MUSEUM
会期:2024年3月3日(日)〜2024年6月9日(日)
MIHO MUSEUMに200点あまり収蔵される、ガラスが宝石であった時代の貴重な作品から、古代世界に広がる驚くべきガラスの美を展示。

【大阪】Stilllive 2024:Kinetic Net

会場:クリエイティブセンター大阪
会期:2024年3月8日(金)〜2024年3月9日(土)
動き、光、サウンドによって構築されるパフォーマンスの時空間「Kinetic Net」をコンセプトに、複数のアーティストの身体が体現する運動の流れをインスタレーションおよびパフォーマンスとして提示する。
参加アーティスト:乾真裕子、遠藤麻衣、小林勇輝、小宮りさ麻吏奈、佐野桃和子、花形槙、三好彼流、MES、吉田拓
キュレーション:権祥海

【大阪】没後50年 福田平八郎

会場:大阪中之島美術館
会期:2024年3月9日(土)〜2024年5月6日(月)
大分市に生まれた福田平八郎(1892 – 1974)の大阪の美術館では初、関西でも17年ぶりの回顧展となる回顧展。

【京都】パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ

会場:京都市京セラ美術館
会期: 2024年3月20日(水)〜2024年7月7日(日)
世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリ・ポンピドゥーセンターの所蔵品を中心に約130点を展示する、日本では約50年ぶりとなるキュビスムの大型展覧会。

【大阪】アイザック・ジュリアン 「Ten Thousand Waves」

会場:エスパス ルイ・ヴィトン大阪
会期:2024年3月27日(水)〜2024年9月22日(日)
アイザック・ジュリアンは、ビデオを社会活動の表現手段として用いるイギリス人映像作家たちによるムーブメントを牽引する1人。

▍中国・四国

(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県)

【広島】崇高さに関する抽象的な覚書

会場:広島市現代美術館
会期: 2024年3月30日(土)〜2024年6月9日(日)
アーティストの⽥⼝和奈が着想したグループショウで、同じくアーティストの松原壮志朗が展覧会の構成を担当。それ自体が展覧会という枠組みを用いておこなわれる抽象的考察となる。

▍九州・沖縄

(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)

2024年2月スタートの展示はコチラ ▼

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今月も素敵な作品と出会えますように。


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