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遠征して行きたい! 【2024年2月】にスタートする 全国の気になる展覧会・アートイベント 25展

2024年2月にスタートする、全国の気になる展覧会情報を「地域別」に「開催日順」でまとめました。(現代アート系が多めです。)今月は、全国の展覧会・芸術祭・アートイベント 25展示について、概要をワンポイントでご紹介しています。

(見出しの写真は、静岡にあるMOA美術館の国宝《紅白梅図屏風》/ 尾形光琳 (2022年の展覧会にて撮影)。今年も梅花咲き誇る2月に、「名品展 国宝「紅白梅図屏風」」展で公開されます。)


全国の展覧会・アートイベント(地域別・開催開始日順)

▍北海道・東北

(北海道、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県)

【福島】福島アートアニュアル2024 二次の彼方に:安齋茉由、ク渦群、髙木ちゃー(福島県立美術館)

会期:2024年2月3日(土)〜3月3日(日)
URL:https://art-museum.fcs.ed.jp/exhibition/current
福島県出身・ゆかりの若手作家を紹介するシリーズ企画。第3回展となる今回は、安齋茉由、ク渦群、髙木ちゃーの3名を取り上げます。

▍関東

(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)

【東京】恵比寿映像祭2024 月へ行30の方法(東京都写真美術館)

会期:2024年2月2日(金)〜2024年2月18日(日)
URL:https://www.yebizo.com/
年に一度、恵比寿で開催される映像とアートの国際フェスティヴァル。今回の映像祭では、映像の一回性に着目します。

【東京】I LOVE ART 18 『パーフェクト・カモフラージュ 展 ― 私はアートになりたい』(ワタリウム美術館)

会期:   2024年2月4日(日)〜2024年5月6日(月)
URL:http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202402/
ワタリウム美術館コレクションよりアンディ・ウォーホルを中心に11人と、ゲストアーティスト交え、「カモフラージュ」をテーマに約80点の作品を展示。
参加アーティスト:アンディ・ウォーホル / マン・レイ / さわひらき(ゲスト) / ロイス・ワインバーガー / ゲイリー・ヒル / 野口里佳(ゲスト)/ クリスチャン・ボルタンスキー / ヨーゼフ・ボイス / 杉戸洋(ゲスト) / ドナルド・ジャッド / マックス・ビル / ナムジュン・パイク / リン・ティエンミャオ / キース・ヘリング

【東京】中平卓馬 「火―氾濫」(東京国立近代美術館)

会期:2024年2月6日(火)〜2024年4月7日(日)
URL:https://www.momat.go.jp/exhibitions/556
写真家・中平卓馬の初期から晩年まで約400 点の作品・資料から、中平の写真をめぐる思考と実践の軌跡をたどる展覧会。

【東京】森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス

会期:2024年2月9日(金)- 常設
URL:https://www.teamlab.art/jp/e/borderless-azabudai/
アートコレクティブ・チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」が麻布台ヒルズにオープン。

【神奈川】日本の巨大ロボット群像 ―巨大ロボットアニメ、そのデザインと映像表現―(横須賀美術館)

会期:2024年2月10日(土)〜2024年4月7日(日)
URL:https://www.yokosuka-moa.jp/archive/exhibition/2024/20240210-810.html
近年までのロボットアニメ約45タイトルを取り上げ、原画や豊富な資料等約200点により、そのデザインと映像表現の歴史を、それらの「リアリティ」形成において重要な役割を果たした設定上の「メカニズム」と「大きさ」を軸に検証していきます。

【東京】マティス 自由なフォルム(国立新美術館)

会期:2024年2月14日(水)~5月27日(月)
URL:https://matisse2024.jp/
フランスのニース市マティス美術館の所蔵作品を中心に、切り紙絵に焦点を当てながら、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料、約150点を紹介。

【埼玉】アブソリュート・チェアーズ(埼玉県立近代美術館)

会期:2024年2月17日(土)〜2024年5月12日(日)
URL:https://pref.spec.ed.jp/momas/2023absolute-chairs
本展は主に戦後から現代までの美術作品における椅子の表現に着目するものです。椅子をめぐる国内外の平面・立体・映像作品約70点を紹介し、アートのなかの椅子の機能や含意を読み解きます。

【東京】開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z(東京都庭園美術)

会期:2024年2月17日(土)〜2024年5月12日(日)
URL:https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/240217-0512_a-to-z/
開館40周年を記念して開催する本展は、改めて旧朝香宮邸をじっくりと読み解く趣旨の展覧会です。アルファベットのAからZを頭文字に持つキーワードをピックアップして解説し、新たな見どころや魅力を来館者に発見していただきたいと思います。

【茨城】須藤玲子:NUNOの布づくり(水戸芸術館 現代美術ギャラリー)

会期:2024年2月17日(土)〜2024年5月6日(月)
URL:https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5252.html
テキスタイルデザイナー須藤玲子と、須藤が率いるテキスタイルデザイン・スタジオ「NUNO」。本展では、日本各地の職人、工場との協働作業や、素材の可能性を広げるその取り組みについて、普段は見ることのできない布づくりの舞台裏を豊富な資料やマルチメディア・インスタレーションで展観。

【神奈川】第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)(川崎市岡本太郎美術館

会期:2024年02月17日 (土)-2024年04月14日 (日)
URL:https://www.taromuseum.jp/nextexhibition.html
第27回となる「岡本太郎現代芸術賞」の入選者による平面、立体、映像、インスタレーション作品 他 22点を展示。

【東京】CURATION⇄FAIR 『美しさ、あいまいさ、時と場合に依る』(kudan house)

会期:2024年2月22日(木)〜2024年3月3日(日)(展覧会)
URL:https://curation-fair.com/
気鋭のキュレーターによる展覧会で作品の社会的意義を読み解き、厳選されたギャラリーが出展するアートフェアで作品をコレクションすることを楽しむアートイベント。

【東京】生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真(東京ステーションギャラリー)

会期:2024年2月23日(金)〜2024年4月14日(日)
URL:https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202402_yasui.html
日本写真史において傑出した存在として知られる安井仲治(やすいなかじ/1903-1942)の20年ぶりとなる回顧展。

【茨城】英国キュー王立植物園 おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり(茨城県近代美術館)

会期:2024年2月23日(金)〜2024年4月14日(日)
URL:https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/viewer/info.html?id=181
22万点に及ぶボタニカル・アートのコレクションを誇るキュー王立植物園の協力のもと、野菜や果物、茶、コーヒー、ハーブ、スパイスといった食用の植物を描いたボタニカル・アートを紹介します。

【埼玉】タムラサトル 「プラザノース開館15周年記念展 Domain of Art 32 タムラサトル Hi,Kumi.Hi,Mike」(さいたま市プラザノース / ノースギャラリー)

会期: 2024年2月24日(土)〜2024年3月17日(日)
URL:https://www.plazanorth.jp/events/2023/11/post-2186.php
精力的に活動を続けるアーティストの作品を紹介するDomain of Art。第32回目となる今回は、タムラサトルの作品をご紹介します。

▍中部

(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県)

【静岡】名品展 国宝『紅白梅図屏風』(MOA美術館)

会期:2024年2月2日(金)〜2024年2月27日(火)
URL:https://www.moaart.or.jp/events/moabestcollection2024/
本展では、「紅白梅図屏風」をはじめ京焼の大成者・野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」、三大手鑑の一つとして著名な手鑑「翰墨城」の国宝3件の同時公開に加え、コレクションの各ジャンルを代表する名品を精選して展観します。

【富山】倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙(富山県美術館)

会期:2024年2月17日(土)〜2024年4月7日(日)
URL:https://tad-toyama.jp/exhibition-event/17929
倉俣史朗の名を冠した展覧会としては、約10年ぶりの開催となる企画。《ミス・ブランチ》(1988年)など同館所蔵の椅子7脚も織り交ぜながら、時代順に辿ります。

▍近畿

(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)

【大阪】円空 ―旅して、彫って、祈って―(あべのハルカス美術館)

会期:2024年2月2日(金)〜2024年4月7日(日)
URL:https://www.aham.jp/exhibition/future/enku/
修行の旅に生涯を捧げ、人々のために祈りを込めて仏を彫った円空。 本展では初期から晩年までの代表作により、創造の足跡をたどります。

【京都】村上隆 もののけ 京都(京都市京セラ美術館)

会期:2024年2月3日(土)〜2024年9月1日(日)
URL:https://takashimurakami-kyoto.exhibit.jp/
現代美術の最前線で活躍する村上隆の大規模個展。日本美術に着想を得た作品の本展特別バージョンなどを初公開予定。

【大阪】モネ 連作の情景(大阪中之島美術館)

会期:2024年2月10日(土)〜2024年5月6日(月)
URL:https://www.monet2023.jp/
モネの代名詞として日本でも広く親しまれている〈積みわら〉〈睡蓮〉などをモティーフとした「連作」に焦点を当てながら、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯を辿ります。

【京都】イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき(美術館「えき」KYOTO)

会期:2024年2月17日(土)〜2024年3月29日(金)
URL:https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2403.html
フィンランドを代表するライフスタイルブランド、イッタラ。本展はイッタラ創立140周年を記念し、フィンランド・デザイン・ミュージアムが2021年に開催した展覧会を再構成し、さらに日本展ではイッタラと日本の関係に焦点を当てた章を加えて開催します。

【京都】コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより(京都府京都文化博物館)

会期:2024年2月17日(土)〜2024年4月14日(日)
URL:https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/20240217-0414/
本展は、コスチュームジュエリーにスポットをあてた世界的にもまれな展覧会です。

▍中国・四国

(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県)

【岡山】文谷有佳里:なにもない風景を眺める(奈義町現代美術館)

会期:2024年2月3日(土)〜2024年3月10日(日)
URL:https://www.town.nagi.okayama.jp/moca/news/20240203.html
大学で作曲を学んだ異色のアーティスト・文谷有佳里による展覧会を開催します。文谷は、即興による手の動きが生み出す、緻密で緊張感や躍動感あふれる「線」の表現で注目されている、岡山ゆかりのアーティスト。

【広島】民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある(東広島市立美術館)

会期:2024年2月10日(土)〜2024年3月24日(日)
URL:https://mingei-kurashi.exhibit.jp/
本展では、民藝について「衣・食・住」をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた美しい民藝の品々約150件を展示します。

▍九州・沖縄

(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)

【福岡】生誕270年 長沢芦雪 ― 若冲、応挙につづく天才画家 ―(九州国立博物館)

会期:2024年2月6日(火)〜2024年3月31日(日)
URL:https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s71.html
現代でも「奇想の画家」の異名で親しまれる長沢蘆雪の画業をたどる本格的な展覧会。また、同時代に活躍した伊藤若冲、円山応挙、池大雅、与謝蕪村らによる名品もゲスト出陳。

2024年1月スタートの展示はコチラ ▼

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今月も素敵な作品と出会えますように。


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