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サツマイモとリンゴの夜

なにか主題があるわけではないが、久々の日記。

ここのところの私は忙しい。10月に部署を異動になったのだ。異動先が元々仕事の多い部署な上、慣れない業務や人間関係で骨が折れる。
昨今の労働時間に対する取り締まりの厳しさによりものすごい労働時間なわけでは全くない。休みも取れているし、今でもテレワークが基本となっているものだから通勤時間もないし、睡眠時間は取れている。周りも私に気を配ってくれているのもわかる。ありがたい。
それでもどうにも疲れが取れない。この感じている疲労感は身体というより頭によるものなのだろうか。

定期的に通っている整体に行って身体を触られると「食生活大丈夫?」と声をかけられた。なんで?と聞いてみると「皮膚が硬い」とのことだった。服の上から腰のあたりを触られただけなのに。
正直、食事はいい加減だったと言わざるを得ない。朝や昼ごはんは準備するのも面倒で、仕事しながらシリアルを食べてばかりいたし。わかるものなのだな。
「眼精疲労が辛そうだし、肩にすごい力入ってますよ」とも。
踏ん張り時なのだろうと構えていたけれど気負い過ぎと言われればそんな気もする。何となく気が枯れていく感じがある。
ひとつひとつの仕事は面白そうなのに一気に球が回ってくるとどれも手にとりたくなくなってしまう。お寿司もステーキもしゃぶしゃぶも焼肉もラーメンも大好きだけれど、一気には食べられないのだ。

今日は出社して仕事をしてきた。顔を合わせたから進む話もあり、色々声をかけられて時間を食ってしまうものもあり。なんだかんだで家についたのは23時を回ってから。疲れた。
仕事をしながらコンビニで買ったパンを食べたのでもう夕飯はいらない。早く寝たいという一心で帰宅したのに、家についてみればなんだか無性に料理がしたくなった。とはいえ大層なものを作る元気など残ってはいない。

台所でぼけっとしていると先日母からもらってそのままにしていたサツマイモとリンゴが目に入る。そういえばいつもこの時期サツマイモとリンゴの甘煮が実家にはあったっけ。ご飯に合うわけでもなく、おやつにしては何となく質素で特別好きではなかった。もちろんサツマイモは焼き芋に、リンゴはそのままでそれぞれ食べたっていい。だけど、綺麗に材料がそろったこの状況を見たら、あの甘煮を作らなくてはいけない使命感に駆られた。
サツマイモとリンゴを切って甘く煮ただけの、単純で簡単な料理。でも包丁でサツマイモとリンゴを切って、ことこと煮る作業は久々に自分のためだけの時間が生まれた嬉しさがあった。
20分ほど様子を見ながら煮たら完成。一口だけ味見したが、美味しくできた。もう遅いので、粗熱をとって冷蔵庫にしまう。明日の自分へのささやかな贈り物ができた。

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