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台北旅行Vol.4【現地係員と空港ではぐれる】桃園空港に私の名前が響き渡る!思い込みの怖さよ!


現地係員は日本語上手な、ちょっと軽いおじさんだった

トランクをピックする時に「あれ?前後にあまり荷物がないな?もうみんな行っちゃったか?」という印象を持つ。
そしてクジコーナーもyoutubeで見るより少なかった。
現地係員を待たせてるかもしれないな。
なんて思ってると、NEWTのロゴを持った係員はすぐ見つかった。

「⚪︎⚪︎⚪︎さん?」
「はい」
「あ、どもども、●●です。はいはい。くじは引きましたか?はいはい、そうですか。ではちょっとここで待っていてくださいね。はいはいはい」
めちゃくちゃ早口で話す。

僕はチラホラ人が座ってるところでグローバルWi-Fiの設定を始めた。
老眼だからなかなか説明書が見えない。つらいねぇ。
汗を拭き拭きやっとのおもいで設定し、パスワードを妻のスマホとリンクし、準備は整った。

ふと顔を上げると、周りに座っていた人がほとんどいない。
スーツケースを引きながらちょっと先に進んでる。

「やばい!置いていかれたかも!出発を聞き逃したかも!」

僕は慌てて妻に「追いかけて!」と叫び、後に続く。
一行は一階下のバス乗り場へ向かってる。
僕らが地下に着いた頃には、もう人並みはなく。
現地係員ぽい人が立っているだけ。

電話番号をさっきもらったのだけど、係員の●●さんは電話に出ない。
僕はまず、もう一度上の階に戻ってみることに。

妻にはそのまま待ってもらって。
最悪、はぐれてもホテルの場所はわかってるからMTRでも行けるとは思う…。

走って上の階に上がった時「なんとかなんとか⚪︎⚪︎⚪︎さ〜ん」と放送が聞こえた。呼び出しくらってる!慌てて案内所まで走ると

「⚪︎⚪︎⚪︎さん!どこ行ってましたか」
と係員の●●さんが声をかけてきた。

とっさに「あのちょっと下へ」
「車きましたよ!」
「ちょっと待ってください」
とまた走って下の階へ。

もうなんかヘトヘトだ。
ようやくみんな合流。

普通のセダンに乗り込んだ。
え?待って?
「他のホテルへのお客さんも乗せた混載車」と聞いていたけど??

思い込みをここでまとめてみよう

  1. 入国カウンターへ行く前に妻がトイレへ。僕は外で待っていて「多くの人」が追い抜いていくのを見た(出遅れた?)

  2. 預け荷物が僕らのもの以外あまり回っていなかった(取り残されている?)

  3. クジがはずれて、緊張が解けたのと同時に「あー残念」という気持ちに包まれていた(ぼーっとしてた?)

  4. Wi-Fi設定で四苦八苦してて「ではみなさんいきましょう」の掛け声を聞き逃した気がした(設定で焦っていた?)

  5. 現地係員さんが(失礼ながら)軽めの人だったので、「みんなついてきてるだろう?」と勘違いしている可能性があると思った(これはほんと、そんな気がしたんだよ)

  6. いろんな「出遅れ」が重なっていて、僕ら二人が他の人たちを待たせている(と勝手に思い込んでいた)

  7. 混載車と書かれていたので、「ここら辺で座って待っている人は全員このフリーツアーの人」だと思った

  8. 前回台湾に来た時に、下の階からバスに乗った記憶が微かにあった

思い込みで事実はこんなにも「間違って認識」してしまうんだな。
ほんとにヒヤヒヤした。

現地係員の●●さんにしてみると
「二人しかいない客が、二人のともばっくれた」って思うよね。
ほんと悪かった。
ホテルまでの車中、地震の話、円安の話、旅行客の話などそれこそ「軽く」話した。

途中、やっぱりお土産屋さんに。
買う気はなかったけど、ここはやっぱり、ね。
パイナップルケーキを一つ買った。

さて、とにかく台北のホテルに着いた。
旅はここから。


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