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世界にアジサイが咲いているということを思い出した人々

今日も午後を迎えて非常に落ち着いた日だった。

お看取りが近い人々も居て毎日気になるものの、小康状態。

昨日は利用者さんたちと一緒にアジサイのお花を作って過ごせたが、今日は3班ほどに分かれて本物のアジサイを見にお散歩が出来た。

何だか、のどかで幸せだなあと思う。

実はコロナが5類になったからと言って、私にとっては何の安心感もない。何一つ変わらないのだ。
少しだけ気持ちが楽になることと言えば、薄っすらとこのウイルスに対して人類が免疫を持ち始めているということだけ。

が、高齢者にとっては依然として脅威なので、毎日ドキドキすることに変わりはない。
ただ、コロナ渦の頃から思っていた。
今日が明日も続くとは限らない。
誰にとっても貴重な日々だ。

アジサイを観に行こう。ご家族様と面会をしよう。それに伴う警戒と準備は何一つ楽にはならないけれど。

散歩道には、綺麗なアジサイの他に、猫も登場した。

その一つ一つに、皆さん、異常に喜ばれていた。

絵本の世界を始めて目にした子供のように。

さて。
高齢者の方々だけではない。
私たちにとっても今日という日は貴重な日。

色んなことがあったし、これからも色んなことがあるだろう。

でも、前には、希望と未来がある。

もとい、希望と未来は、前にしか無い。

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