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力試しは他所でどうぞ

今日は作らなければならない資料があり、新人さんへの指導を他のベテランさんにお任せしたのだが、先日の土曜日によろしくないケアを見て自ら注意したことを思い出した。

2度あることは3度ある。40代50代の癖が一度や2度の注意で治るはずがない。そう思ったので慌ててフロアに様子を見に行った。時間帯はお昼ご飯の介助をする頃。

すると、案の定「○○さんならもう終わりましたよ。」とのこと。

終わる訳ないし、たかだか20分程度で終わらせてはならないご状態の人なのだ。

さらの慌てふためいてご状態を見にくと、仰向けのまま嘔吐していた。急いで吸引をする。幸いにも命に別状はなかったが、自らのアンガーマネジメントが大変だった。先日説明したばかりだったというのもある。

利用者で腕試しをするな。自慢げに早く食べさせられると威張るな。もう帰れと言いたいくらいだったが。

昼休みを挟んで、もう一度具体的に指導した。
嘔吐して出てきたゼリー食のカケラが大きすぎたので、「この方は、一回にティースプーン半分くらい。それを嚥下するまで絶対次のを入れないで。この方の食事介助をするなら1時間ほどかける気持ちで向き合って。
朝の摂取量や午前のおやつの摂取量を見て、「あー、食べさせすぎた。」なんてことは、あってはならないけど、もしそう思ったらせめて側臥位にしてからその場を去って下さい。仰向けで嘔吐なんて誤嚥→肺炎まっしぐらだから。

しつこいようだけど、多分これからも目は離せない。

忙しい施設でやって来て、大人数を食べさせられれば褒められて来たのかも知れない。でも、ここでは許せない。もっと大事にして欲しい。

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