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嫌いな人ではなく嫌いな行為

仕事を一緒にする人に好き嫌いは関係ないと思っていた。

同僚、上司、部下、その分類に関わらず、むしろちょっと嫌いなくらいでも良いなと思っていたのだ。仲良しだと力が抜けすぎて、悪いところも言って貰えないし良い仕事が出来ないんじゃないかな?と。

ところが最近そうじゃない場合もあるなあと認識。

共に仕事をする人は、仲が良いにこしたことはないらしい。

とは言うものの、特に自分が嫌われて困っているということは皆無だ。いや、自分を嫌っている人が居ないという意味じゃない。もちろん私のことを嫌いだったり好きじゃないと言う人は沢山いるはずだ。でも、それによって困ることはこれまでも今現在も無い。

しかし、私が信頼するKさんという人を私の上司が嫌ってるんだろうな~ということをひしひしと感じる場面が多い。複雑な気持ちになる。

普段は冷静な上司が、彼女と相対する時は滅茶苦茶おかしくなってしまうからだ。
上司は半年ほど前に幾つかの約束を部下と交わしているのだが、それが一つも守られていない。それで何度も同じ議案が会議に上がって来る。同じと言っても毎回改善されている。わかりやすくしてあったり、何故部下に働きやすい環境を与えることが必要なのか?ということも毎回具体的になって来ている。
要するに誰が聴いても良い議案になって行っているのだ。

ところが、そうなればそうなるほど上司は意固地になる。のらりくらりと交わしたり、時には怒り出したり。

先日の会議に至っては、やはり以前に「分かった。ただちに購入するね。」と約束していたものが未だ購入されていないので「現場もそろそろ限界です。」と、Aさんが再々々に渡ってお願いしていたところ、突然「そういうことはOhzaさんを通してから私のところへ持って来なさい。」と言う。

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施設での最高会議まであげたことを、何故わざわざまた一段下の私のところへ卸さなければならないのか?

何か強い投影が起こっているせいなのか、この上司は彼女の前ではおかしくなってしまう。

訳が分からなかったが、「そうですか。」と口を開いた私。
「それじゃあ、Kさんが今ここでこうして欲しいということを、後ほど私がもう一度報告して許可を願いに行きますね。」と言った。3人ともこの場に居るのに。他の面々も「え?」となっていた。もちろん「え?」となって貰いたくて発言したのだが。

書いていて気が付いたのだけど、私は仕事に好き嫌いを出し過ぎるやつが大嫌いなんだな。意地悪を正当化しようとすればするほど話がおかしくなって、多くの人がそれに付き合わなければならなくなる。

その後、上司は、私と先の彼女を残して仲良く談話する時間を設けていたが、辛く当たった後にいくら優しくしたところで取返しはつかない。相手はもう帰りたいと思うだけだ。

仕事仲間は上下関係に関わらず好きにこしたことはない。でも、特に人の上に立つ人間はその感情に振りまわれないで欲しい。それが出来ない場合は会議どころか仕事中は人前に出ちゃいかんよ というくらい致命的だ。

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