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たいていひとりぼっちです。

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと青木弘之です。

私はものつくり全般に関心があって、いろんなワークショップによく参加するのですが、男性は私一人だけ、あとはみんな女性ということが多々あります。

つい最近は、水引細工のワークショップに参加したのですが、予想通りというか、周りはみんな女性で、男性は私だけでした。
講師の先生曰く、今までのワークショップの中で、男性参加者は私が初めてだったそうです…

もう何度となくこのような経験をしているので、男性一人という状況にはすっかり慣れました。

書店の手芸本コーナーにも平気で立ち寄っては、立ち読みしたり、本を購入していますし。

誤解なきよう申し添えますと、このようなワークショップには、決して女性目当てで参加することはございません。
女性目当てなら、もっと手っ取り早くお近づきになれる場所はいくらでもありますし(行こうとは思いませんけど)。

男性がいない理由として、まず参加するワークショップが、手芸分野が多いことが挙げられます。

手芸というと、まだまだ一般的には女性の分野と見なされていると思います。

男性のものつくりというと、まずはプラモデルが思いつきますが、あとはレザークラフトや陶芸、彫金などでしょうか。

私はプラモデルにはあまり興味がないのですが、考えるところ、すでに出来上がったパーツがあって、それを淡々と組み立てていくことにはあまり楽しさを感じていないのだと思います。
(プラモデルの場合、組み立てたあとの着色作業も楽しみとしてありますが)

私は、組み立ても好きではありますが、そのパーツを作ること自体にも楽しさを感じるタイプで、面倒だなあ…と思いながらも、細々したパーツ作成を淡々とやるのが、案外好きだったりします。

手芸って、だいたい材料は素材とも表現されるくらいシンプルなものが多いですよね。
紙だったり、糸だったり、布だったり…

その素材を如何ようにアレンジして、工程を踏みながら作品を仕上げていくのは、実に創造的ではないですか。

ワークショップだと、時間に制約がありますので、一からというのは難しいですけど、一度でも一通りの作業の流れをつかんでおけば、家でも再現するのに労力が少なくて済みますので、取り敢えず興味を持ったもののワークショップには参加してみるのが私の姿勢です。

あと、手芸系のワークショップは、平日の日中に行われることが多いのも、男性がいない一因かと。

男性、女性問わず、外でお仕事されている方の多くは、平日の日中はお仕事ですし、特に働き盛りの男性など、わざわざ有給使ってワークショップに参加する方は皆無でしょうね…

といって、平日でも時間が取れそうな、定年退職後の年配男性にワークショップでお目にかかる機会がないのは、単に興味がないだけでしょうか。

こう言っては何ですが、暇潰しにもなり、手を使うのでボケ防止にもなると思うので、もっと手芸のワークショップに参加されていても良いような気がしますが、まだ女性だけがやること、という認識が根強いのですかねえ…

ほとんどの手芸ワークショップでは、男性でも問題なく参加でき、今まで私が参加して、珍しがられることはあっても、イヤな顔をされたことは一度もありません。

たいてい、何で知ったのかとか、何で興味を持ったのかとか、仕事はどうされているのですかとか、いろいろ質問を受けたりします。

サロン的なワークショップで、女性だけのほうが、同性どうしで気兼ねなく和気あいあいと時間が過ごせるといった場合は、男性はご遠慮ください、というものもあったりしますが、それはそれでアリだと思っています。

私は、日頃から男性・女性の役割分担など気にしないタイプです。

もちろん、体力差など、一般的な性差を考えて、力仕事は率先してやる、ということはしますけど、たいていのことは、能力・時間の余裕など鑑みて、やれる人がやればいい、と思っています。

世間体とか、見栄とか、因習など気にするより、一番理にかなった方法で物事を進めていけるのが、私にとって生きやすい社会なのです。

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