2019/06/12(Wed.)

前回のSOUNDやろうぜで、映像素材に音声をアフレコで乗せるアイデアを出しました。そこで同じような手法として安野太郎さんの「音楽映画」を再現するワークショップを行いました。まずは安野さんの音楽映画に関するPVを見せた後に、学生たちにビデオカメラを持たせて30分ほど校内を撮影してきてもらいました。

▲音楽映画紹介ビデオ

撮影した映像素材はPremiere Proを使って学生さんに編集してもらいました。学生さんもPremiere Proを使ったことがなかったので、使い方もレクチャーしました。編集が完了したら、映像を見ながらテイク３まで音声を録音しました。
実際に映像を制作してみると音楽映画に適した映像素材があると気づきました。遠景の映像ではいろんな対象物が映る方が演奏者の視点が幅広く動くのでコメントが面白く、ひとつだけの対象物を撮影するときはできるだけ背景に他のものが映り込むように撮るとコメントが多様になります。また速く動きながら撮影すれば演奏者もアクティブにコメントして、映るものが少ない方が演奏者のコメントも少なくなりました。今回制作した映像では撮影した素材を適当の並べただけですが、もし何をどのように撮影するかで場面の静寂をコントロールできるのなら、作曲も可能でしょう。
来週は映像と音をモチーフに学生が考えたアイデアを実際にプロトタイプします。

▲四角い雲

▲カラフルな霧