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2月の「ゆりうララ」

23年1月から月に一度始まった夜のオンラインワークショップ
「ゆりうララ」
岩橋由梨と五味うららが、日頃の「べき」を横に置いて、ただただ笑い飛ばす時間です。

1月の盛りあがりについてはうららが下記に記してくれました。
https://note.com/playbacktheatre/n/n240238f969d6


今月2月27日は、「過去に書いた恥ずかしい日記、投稿を読む会」です。
これはね、もう、夜中のラブレターのようなものです。
捨てずに置いているならいっそのことヒト目にさらしてみるのはいかがでしょう?
わたしも、押し入れに深く仕舞い込んであったものを見つけてきましたよ!


まず、小学1年性の頃に書いた文集が出てきました。


わたしは昔から本を読むのも文章を書くのも好きでした。それを知っている父のところで働いていた事務員さんがわたしの6歳のお誕生日の日に「これにたくさん書いてね」と表紙をつけて白紙のメモ帳を贈ってくれたのでした。ものすごくうれしかったのを覚えています。一番初めにこんな文章を書きました。

「じぶんのこころ」
わたしが いつのまにか、ねていて、ふっとおもったときがある。それは、じぶんのこころは どんなんだろう。じぶんのこころってなんだろう。もしいじわるだったら いじわるをしなければいけない。じぶんがなんであろうとかってだが、こころはどんなとこだろう。気がついてみるとあさだった。

2枚目

「本をよんだあと」
「パラパラパラ」「パタン」「フーあーあ」本をよんだあと。いちばんおもしろかったとこをもういちど。
本をよんだあと、おもしろくなくなる。だあれもいてないのにむちゅうで本をよんでいて、本をよみおわったとき気がつく。
だから本をよんだあとってきらい。

なんて素直な文章だ!
思ったことをそのまま書いていて、今読んでもかわいらしい!

あ、いやいや、こんな文章を発表したいわけではないのだ。恥ずかしいイタい文章を探さないといけないのだ。

あった。
もう表紙がすでにイタい。
佐野元春、薬師丸ひろ子、稲垣潤一、バリー・マニロウ、細野晴臣、高橋幸宏、糸井重里,チューリップ、ゲルニカ、山本達彦、鈴木雄大たちの切り抜きが貼ってある……。
時代だ。まさにその当時の、中2病まっさかりのわたしのカルチャーの全てです。


「この表紙に14才の岩橋由梨が表れている」って文章がもう中2病すぎる…。

全て原稿用紙に書いてあります。
一番最初のタイトルは「遠足」
中2の山歩きの遠足のことを書いています。

「遠足」
まだまだ坂道はつづいている。
まったく最初のがんばりはどこへ行ってしまったのか。
まだまだある坂道を目の前に、私は大きくため息をつき、そこにすわりこんでしまった。
こんなはずじゃなかったのに……。

おお!カッコつけている!
6歳とはおおちがい。さすが中2!
このあと、歩き始めに戻り、途中から、この冒頭と同じ文章が入ってくる。
小説みたい。
当時の、自我が肥大してコントロールがきかなかった頃を思いだして、ちょっと胸がチクチクする。

クライマックスは

「もういや、登りたくない」
と言いながら、道路に寝てしまった。
焼けるような背中に氷のように冷たいコンクリートが気持ちいい。汗がスーッと引いていくのがわかる。虫の声がする。かすかに木々の香りが感じられる。
半ば放心状態で道路に大の字に寝て目を閉じると、今まで日常では感じられなかったなにかが胸のすみずみに伝わってくる。
「よし、また登るか」

え?!もう登るの?
「日常で感じられなかったなにか」って、なに?
この文章、なんか、どっかで聞いたような背伸びした文章だなぁ。何か言いたいけど、その言葉が見つからないから、ごまかしたんだね。
文章ってほんと、じぶんがそのまま出てしまうね。

中3の文集も出てきた!
石川啄木の歌を紹介しながら彼の人生についても考えている。
「啄木は盛岡にいがみ合っている母と奥さんを置きっぱなしにして、自分は新聞記者をしながら旅をし、恋愛をたくさんし、晩年は奥さんが浮気したという被害妄想で一人苦しんだ」と書いている。
そのタイトルは「聖人君子」

中2の時とは違って、他者や「人の本質」ってものに注目してるんだね。

さすがに表紙はぐっとシンプルになったけど、「YURI IWAHASHI & MOTOHARU」って・・・。



昔の文章を読みながら、当時の自分に話しかけてみたくなるよ。

まあ、そんなかんじで昔の文章はまだまだあります!
なんと!交換日誌も出てきた!
「But まだまだがんばるよー!」とか書いてる!!
あー、ハアハアする!!

さて、みなさんはどうでしょうか?!
よければみなさまもジタバタしながらお披露目いたしましょう!
そしてともに成仏させてやりましょう!

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