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研修会(2021/05/26の日記)

 成長するために必要なことはなんだろうか、と考える。何を成長させたいのかということで、するべきことは変わってくるのですが、間違いなく必要なことは意味のある反復だと思います。ダラダラ続けているよりも、効果的に続ける方が当然ながら良いのです。たとえ時間が後者のほうが短くてもです。

 では生徒を成長させるために必要なことはなんだろうか、と考える。教員ならば毎日考えることであります。なんだろうね笑。答えがあるならそれをみんなで共有しているはずなんですがね。共通して答えられるのは、やはり「授業」をしっかりすることなのであります。上手にマネジメントして、意味のある反復練習をさせることで、知識が身につくのだと思います。そしたらその先の表現へ。いい流れだと思うんだけどなぁ。


 今日は校内研修会。ざっくり言えば、今までの授業を反省して今後の授業を改善させていく会、くらいのイメージの会議です。なんか「授業をどう見るか」って話になって、「〇〇の活動が活気があってよかった」だの「みんながコミュニケーションが取れていてよかった」だの、そんな話でございました。話題に出すべきことはそれでいいのかどうかはともかくとして、「みんな優しいな」って感じました。僕の周りの先生は優しい方ばかりであると確認できました。

 ”褒めて伸ばす”という技があります。褒められたことにより、もっと褒められたいと行動をよくしていくことを狙いとしているのでしょう。または、褒められた他人を見て、自分も認められたくて行動を改善していくことを狙いとしているのでしょう。生徒に対してはこれでいいとして、大人に対してはこれでいいのでしょうか。

 僕は褒められたらまず最初に来るのは嬉しいという気持ち、その次にやったことに対しての安心感、それくらいです。行動をよくしようとして失敗するよりも、今回褒められたやり方でやったほうが、いわゆる安定感があるように思います。違うかなぁ。大人を伸ばすのに”褒めて伸ばす”のは向いていない気がします


 じゃあどうするかというと、やはりマイナスをプラスに変えていけるような指摘や気づきを得ることが大事だと思います。自分で気づけばそれでいいし、気づけなければ人に言われるだけのことです。指摘してくれる人がいればそれはハッピーなことですが、どうなのでしょうね。

 案外他人に興味がなかったりとか、優しさで悪い部分を指摘するのを避けたりとか、そういうことで指摘を避けたりしそうですよね。優しい大人は。僕はあんまり優しくないので、今日の研修会では「している授業が本当にいいかどうか(意味があるかどうか)を考えながら授業を見学している」なんて、なんとも嫌なやつをやってしまいました。こういう人も世の中に居られる世界でよかった笑。

 大人はそこそこメンタルを整える術を持っているし、僕らの失敗はそのまま子どもにいくわけだから、常にいいものを提供しようとか、改善しようとかそういうことを求める指摘はしてもいいと思うんですよね。そう思いながらその指摘をしなかったことは反省かな。

 他人を成長させるために必要なことは、大人にとっては指摘が有効であるというのが、僕が今日考えた・学んだことです。優しいばかりじゃ生きていけないよ。


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  学ぶといえば、いろんなものから学ぶことができます。心に染みる言葉があれば、それを噛み締めて自分の行動を振り返ったり、考えを改めたりするのです。僕が好きな本に『会社員でぶどり』という本があります。企業に勤める鳥の話なのですが、可愛いキャラクターたちに癒されながら、時々刺さる鋭いセリフがあってそのギャップが魅力の一つの漫画です。

 素敵なセリフに溢れていて、たとえば「他鳥の落ち度をいちいち指摘していると自分が完璧じゃなきゃいけなくなるじゃない」というセリフ。なんか心を軽くしてくれるような素敵な言葉だと思いませんか。落ち度とそうでないものはしっかり見分けて他人と話をしないといけないなとも思いました。

 学級通信とかを書く機会があれば、こういう言葉を生徒に伝えていくのでしょうが、そんな機会もありませんので、心に留めておくのみにします( ̄∀ ̄)

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