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【クリティカルシンキング】ロジカルシンキングだけじゃ足りない?客観的な視点を取り入れよう!


こんにちは、今年も残りわずかとなりましたね。
毎年、1年の時の流れが速くなっているように感じるインターン生のかほです。
今年はクリティカルシンキング(日本語で批判的思考)について学んでから、1年を締めくくりましょう!

以前ご紹介したロジカルシンキングに関する記事をまだご覧になってない方は、ぜひこちらからご覧ください。↓

クリティカルシンキングとは?

そもそも皆さん、クリティカル(critical)の意味はご存じですか?
クリティカルとは重大な・決定的なと批判的なという2つの意味があります。
クリティカルシンキングのクリティカルというのは2番目の批判的なという意味です。
したがって、クリティカルシンキングとは何でも否定をしていこうという考え方ではなく、常に客観的な事実をもとに問題の前提を疑おうという考え方を指します。

ロジカルシンキングの弱点

復習になりますが、ロジカルシンキングとは物事を体系的に整理して筋道を立て、矛盾なく考える思考法でした。
しかし、これには弱点があります。
それは、論理的な整合性があっても、思考の隔たりがあるということです。
言葉だけでは理解が難しいので、2つの例を見てみましょう!

例1 誤った二分法


2つしか選択肢がないと思い込むパターンのことです。
具体的には、世の中には命令する側と命令される側のみが存在すると思い込むとします。
ただ実際は、下図のように中間管理職も大勢います。


そのため、この思い込みは思考法として誤りですね。

例2 合成の誤謬(ごびゅう)


物事の一部を取り上げて全体もそうだと思い込むパターンのことです。
具体的な話としては、
物理学から核兵器は生まれた、じゃあ物理学を禁止することによって核の製造を止めようということです。
ただ実際は、核の製造のために化学や生物学など様々な学問が用いられているため、物理学の禁止のみでは核の製造を止めることはできないでしょう。



例3 例2の逆


全体の性質から一部を断定するケースを考えているようで、間違っているということです。
具体的には、A大学は優秀だ、だからA大学出身のB君も地頭がいいはずだと思い込んでしまうという事例です。

1人でロジカルシンキングをしていると、途中でおかしな考え方をしていても、直す機会がなく良い結果が得られないことがあります。
クリティカルシンキングはそういう時に「なんで?」「なんで?」と疑問を投げかけることによって客観的な視点を担保することに役立ちます。
つまりロジカルシンキングを補強するツールとなるのです!

クリティカルシンキングの実践方法

では、実際にクリティカルシンキングを実行する手順を見ていきましょう。
簡単に言うと、何をするにしても「なんで?」「なんで?」「なんで?」と何度も自分に問いかけるという方法です!

具体的には以下の3点を行いましょう!

①常に疑問を用意する

質問は複数、多方向できるとよいですね!

「この仕事は自分にはできない」と思ったとき、
・「能力がないから?」
・「経験がないから?」
・「興味がないから?」
・「失敗が怖いから?」 など考えていくと
「自分はやったことがないから失敗が怖い、だから経験者に教えてもらいながら取り組んでみる」というように最適解が導き出すことができます!

②自分の頭の中で勝手な結論を持ってこない

「この仕事は自分にはできない」と思った時、すぐにあきらめてしまう。。
心当たりはありませんか?!!
私は耳が痛いですよ笑
ただ、このような場面で「本当にできないのだろうか」「なぜできないのだろうか」と問いを発することができれば、考えが一歩前進するかもしれません!

③前提を確認する

考えの出発点が間違っていたら当然、正しい結論にはたどり着くことはできません。
前提の確認は怠らないようにしましょう!

例えば、以下のような事例があります。
やりたい仕事は応募資格が決まっているから、自分はできないと考えた。
              ↓
でも諦めきれず、もう一度応募条件をチェックする。
              ↓
すると、以前はダメだったけど条件が変更されているかもしれない、
あるいは例外規定を読めば応募できることもあるかもしれない 

ということです!

世の中は常に動いていますから、固定概念に縛られることはよくありませんよ!

クリティカルシンキングの活用例

皆さんの同僚や上司の方に、「お前はどうしたいの」とおっしゃる方はいませんか?
これこそクリティカルシンキングの例の1つです!!
言われると辛いけど、考えるきっかけとなりますね。

まとめ

世の中に思考法はたくさんあります。
例えば
・みんなで意見を持ち寄り、集合知で解決するデザイン思考
・一人で突き詰めて考えるロジカルシンキング etc…

クリティカルシンキングはもう一人の自分あるいは別の人からの客観的な視点を利用して、解決するという思考法です。

余談ですが、
私勉強しているときに、わからなくなって友人に質問していると、その最中に”あぁごめん、わかっちゃった”なんてことがよくあります。笑

これも一種のクリティカルシンキングにあたるのではないでしょうか。

このように皆さんも日常生活の中でクリティカルシンキングや他の思考法もお使いになっているかもしれません。
ただ、これからは意識的に様々な思考法を活用することによって、より容易に問題を解決できるようにしていきましょう!

「クリティカルシンキング」については下の動画でも解説しています!
ぜひご覧ください↓

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それではみなさん、よいお年を~






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