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【アプリ受託開発】クライアントに直接聞いた「開発力に対してどう思った?」

こんにちは、PLEN Roboticsインターン生の鈴木です。この記事では、弊社の受託開発案件についてご紹介します!

まずはじめに、我々の業務は顔認証AIアシスタント「PLEN Cube」で、人手不足である現場の効率化・DXに貢献すること。
ですが!実はその他に、"受託開発" も行っているんです。

受託開発とは、外部からの依頼に沿ったシステムやソフトウェアを開発すること。

要するに、弊社のエンジニアがPLEN Cubeや自社アプリの開発などで培ってきた技術を活かし、他社の開発を請け負うということです。

一見PLEN Cubeとは関係のないように見える案件ですが、エンジニアのスキルやノウハウが活かされているということです。

PLEN Roboticsのエンジニア陣

また我々のような企業が受託開発を行うメリットとして、自社のエンジニアの能力向上も期待できます。
自社のプロダクトやサービスというのは、仕様や納期を自分たちで決めることができますよね。一方で受託開発はお客様の要求水準に応えることが求められるので、自社のエンジニアの能力が鍛えられる良い機会になります。


ということで今回は、我々が行った受託開発のひとつをご紹介!

その名も「見守り機能付き デジタルエンディングノート《つなまも》」

弊社のソフトウェアエンジニア2人がこの案件を担当、開発を行いました。アプリが今年5月にリリースされたばかり!

つなまもとは?

「つなまも」とは、シニア向け見守り機能デジタルエンディングノートが一緒になったアプリ。

シニア向け見守り機能

ユーザーである高齢者の歩行やスマホ画面のロック解除など、スマホの日常使用をモニタリングします。設定期間内に日常使用が見られないと本人へ確認通知を送ります。それにも応答がない場合は、離れたところから見守るパートナーへアラートを発信します。

スマホを普段使いするだけ、ご操作によるアラート発信などもないので、見守られる側のストレスがありません。またモニタリングはプライバシーに配慮されています。


デジタルエンディングノート「つなぐノート」

預貯金や保険、連絡先などを書き留めておくことで、相続などの煩雑な手続きをサポートします。
作成したノートには鍵がかけられ、もしもの時はパートナーからの開示請求操作により、パートナーごとに財産情報や想いなどを個別に提供。またアレルギーやかかりつけ医情報、終末医療の希望などを共有しておくことで緊急入院時に役立ちます。
データは高規格クラウドサーバーで保管されるので紛失や棄損の心配もなく、パートナーにしっかりお届けされます。


「つなまも」は、1人で暮らすアクティブシニアと、離れたところに住むご家族に使われます。他にも、シニアのお友達同士の相互見守りや、地方自治体・民生委員など地域福祉を担う方にも見守りツールとしても使えます。


株式会社つなまもの社長、小林さんにインタビュー!

今回は「つなまも」の生みの親である小林さんにインタビューさせていただいたきました!PLEN Roboticsに開発の委託をしてどうだったかなど聞いていきましょう!

Q. なぜシニア向けの見守りアプリを作ったのですか?

元々「つなまも」は経営者向けの危機管理サービスだったんです。ターゲットは単身で住んでいる方、危険を伴うスポーツをする方などで、その中には高齢者も含まれており、当時はターゲットを幅広く設定しておりました。

万が一、自然災害や感染症、突然の事故などが起こった場合、大切な人に伝えたいことを伝える準備をしよう、という自分自身の想いからこのサービスを作りました。

このプロジェクトを進める中で、日本には独居高齢者が700万人いて、近年社会課題として認識されつつあることを知りました。そこで方向性を少し変え、高齢者向けの見守りサービスとして2022年春にスタートしました。
そこから1年かけ、この度リリースをすることが出来ました。


Q. こだわったポイントはどこですか?

とにかく僕自身が使いたいもの、使いやすいものにすることを心掛けました。開発についても色々要望を出し、それを実現していただきました。


Q. なぜPLEN Roboticsに委託をされたのですか?

僕と富田さん(弊社COO)は以前からの知り合いだったので、富田さんに開発のお願いをしてみたんです。そしたら「できるかもしれないよ」とのことだったのでPLEN Roboticsさんに委託することに決めました。

ちなみに富田さんとはもう25年間くらいの付き合いで、勉強会で出会いました。一緒に釣りにも何回か行きましたね。笑

富田さん「懐かしい..。笑」


Q. 開発力に対してどう思われましたか?

よく作ってくれたなと思います。今もサポートしてくれますし、ありがたかったです。
一方で、100点満点かというとそうではなくて。バグがまだまだこんなにあるのか..!と最後1ヶ月くらいは大変でした。
デバッグ(最後の修正)の段階でもっと完成度が高ければ、100点満点だったかなと思います。

富田さん「そうですね、スマホ用のアプリ開発は大変だなと改めて実感しました。Webアプリに比べて、動作が端末に依存するし、OSもAndroidとiOSの2つ作る必要があるので、開発に時間がかかりますね。さらに、OSの違いだけでなく、Androidなんか24000も機種があるから、その機種の特性や設定によっても表示のされ方が変わるので、Webアプリに比べるとスマホ用のアプリ開発は難しくなる一方じゃないかなと思います。」


Q. 他のサービスとの違いは?

「つなまも」の強みは意識をせずに使える点ですね。
高齢者の見守りにもレベルがあります。例えば日中、家から出ずに寝て過ごすような方の見守りはカメラなどで行いますが、我々がターゲットとする自立した高齢者はあまり監視されたくないですよね。誤作動でアラートが発動してしまうのも避けたいです。
その点で「つなまも」は日常的にスマホを使うだけでいいのが強みですね。


Q. 今後の展開は?

今後は、公的なところで使われることを想定しています。
近年、核家族化が進み、おひとり住まいの高齢者が増えると予想されます。そういう方々の見守りは、都会に出てしまった家族では難しく、地域全体で見守っていきます。
例えば自治体や町会、地域包括支援センターの民生委員さんなどが自宅に訪問して見守っているというのが現状です。
こういった公的な仕組みにおいてもやはりDXの流れが来ているのと、見守っている側も高齢化が進んでいます。

そこで「つなまも」を使って見守りのIT化を行ってもらう、これが今後の展望です。


Q. 「つなまも」と他サービスの連携の予定は?

PLEN Roboticsさんの音声解析AI「Care Cube」を使ってメンタルヘルスチェック機能を見守りアプリに搭載できるかな、とちょうど富田さんと話していたところです。笑
また将来的には、スマートウォッチとの連携や、サブスクリプションの解約サービスもできたらいいなと思っています。
まずは今の「つなまも」を使っていただける人をどれだけ増やすか、といったところですね。


ということでインタビューは以上!小林さん、お時間いただきありがとうございました^^


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「つなまも」のホームページはこちら↓

株式会社つなまも 小林社長のnoteはこちら↓


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