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【旅行記】瀬戸内国際芸術祭の舞台を巡る フェリーやバスその他諸々のまとめ


はじめに

「多島美」と呼ばれる瀬戸内海の島々が織りなす美しい景色は、国内外の多くの旅行者を魅了しており、近年では瀬戸内国際芸術祭が開催されるなど活況を呈しています。

しかしながら、フェリーの便数が少なかったり乗り継ぎがあったりと、目的の島ごとに時間を調整しながら旅程を立てるのは至難の業です。

そこで、本記事では瀬戸内海を巡る旅程を立てやすくするべく、フェリーやバスを運営する各社の時刻表のリンクや、観光にまつわる公式発信の情報をまとめます。皆様の旅のお手伝いができれば幸いです。

※本記事の内容はすべて2023年11月現在のものです。
※本記事のAmazonへのリンクはアフィリエイトです。

これを見ればほぼOK

本記事を書き終えてから気づきましたが、以下の瀬戸内国際芸術祭の公式サイトでほとんど網羅されていました。

※↓一部リンク切れしています

※↓現実に即していてとてもわかりやすいです

上記の情報だけでも島を巡れますし旅行もできます。公式の発信なので信頼性も高いです。

とはいえ、本記事には実際に旅行してみての備考や所見があります。上記にない情報も記載しているので双方併せてご活用いただければ幸いです。

フェリーの種類

運行会社が異なると、並ぶ購入窓口も異なるので注意が必要です。
また、乗船は基本的には島民など生活に使われる方が優先です。乗り遅れないよう、早め(30分前くらい)に到着しておくのがよいと思います。
フェリーは小さいものだと結構揺れと振動があるので酔い止めがあったほうがよいかも。
なお、芸術祭期間中は例年3日間乗り放題パスがあります。

高松⇔直島(宮浦)
宇野⇔直島(宮浦・本村)
直島(宮浦)⇔豊島(家浦)⇔犬島

高松⇔直島⇔豊島

宇野⇔豊島(家浦・唐櫃)⇔小豆島(土庄)

高松⇔女木島⇔男木島

フェリー「めおん」は可愛らしいデザインです。

高松⇔大島

岡山宝伝⇔犬島

岡山京橋⇔犬島⇔豊島(唐櫃)

定期船運行は3月から11月の第一日曜日のみ。

瀬戸内海の港⇔小豆島を結ぶフェリー

運行会社が複数あり、時間や到着する港によって選択できます。

高松港⇔小豆島(土庄)

小豆島フェリーの船
時間が合えばヤドンやからかい上手の高木さんがプリントされたフェリーに乗れます。

高松港⇔小豆島(坂手)

ジャンボフェリーの船
坂手港から土庄港までを結ぶバスもあります。

新岡山港⇔小豆島(土庄)
岡山日生港⇔小豆島(大部)
高松港⇔小豆島(池田)

岡山⇔小豆島(土庄)

姫路⇔小豆島(福田)

丸亀・多度津方面のフェリー

本島、高見島、佐柳島、粟島、伊吹島に行かれる方はこちら。

丸亀⇔牛島(里浦)⇔本島

児島観光⇔本島

多度津⇔高見島⇔佐柳島(本浦)⇔佐柳島(長崎)

須田⇔粟島⇔粟島(上新田)⇔志々島⇔宮ノ下

観音寺⇔伊吹島

バス

直島島内バス

直島のバスは、町営のものとベネッセアートサイト直島場内無料バスの2種類があります。

これらのバスは特に混み合うので、5〜10分前にバス停で待っているとよいです。
土日や夕方などは臨時バスが出ている場合もありますが、時間に余裕をもって行くことをおすすめします。なお、一部の美術館は予約が要ります。ページ上部の「美術館予約」から予約できます。

豊島島内バス

直島ほど混まない印象ですが、やはり早めにバス停で待っているとよいです。
なお、豊島美術館は予約が要ります。ページ上部の「美術館予約」から予約できます。

小豆島島内バス

ことでんバス

高松空港へのリムジンバス
高松市内の循環バス
屋島山上シャトルバスなどもこちら

豊島や女木島・男木島などに行く場合はフェリー乗り場が近い高松築港駅で降りて歩いて行かれる方が多かったです。
なお、9:30空港着でリムジンバス乗車、10:45豊島家浦港行きフェリー乗船は意外と間に合いました(保証はできませんが…)。

坂出市のバス

沙弥島に行かれる方はこちら

丸亀垂水線

丸亀中心部から丸亀港のアクセスはこちら

本島島内コミュニティバス

三豊市コミュニティバス

粟島に行くには、以下の8番の詫間線で詫間駅から須田までのバスを使ってフェリーに乗船する。

宇野港⇔岡山駅バス

以下から「宇野港(直島)」を選択すると時刻表が出ます。

シーバス(玉野市コミュニティバス)

宇野駅から玉野市への移動はこちら

レンタサイクル・レンタカー

事前の予約をおすすめします。
また、予約を借りる際に荷物を預けられるところも多いです(別料金)。
レンタサイクルについては、島は起伏があるうえ広いので、体力に自信がある方以外は電動自転車がよさそう。

直島

豊島

小豆島

小豆島は非常に広いので、広範囲の移動が目的ならレンタカーのほうがよいかも。一方で、小規模の移動なら自転車のほうが景色を楽しめるはずです。

女木島

沙弥島

本島

粟島

高松周辺

宇野駅周辺

カーシェア

時間に縛られにくいのは大きな魅力です。高松空港から高松駅前までカーシェアで行けば、バスを待つ必要もなくなります。機会に合わせて使えばとても便利なはず。

予約が必要な美術館

以下は事前の予約が必要です。

・地中美術館
・豊島美術館
・杉本博司ギャラリー 時の回廊
・家プロジェクト「きんざ」

当日券があれば入場できるかもしれませんが(きんざは予約のみ)、平日でも混雑していました。早めの予約をおすすめします。
以下から予約可能です。

東京から安く行く方法

・成田空港からジェットスターで高松空港へ(4000円〜)
始発でも9:30着、かつそこから高松港まで1時間程度かかるので目的の島によっては入れるのが昼以降になります。朝がツラいですが価格は安く済みます。

・神戸までバス→フェリーで小豆島(坂手港)(バス代+1990円程度)
東京から夜行バスで神戸三宮まで行き、そこからフェリーに乗るとおよそ昼頃に小豆島に着くようです。関西にお住いの方なら朝からフェリーに乗ればよいので、これが良さそう?

・神戸までバス→フェリーで高松港
高松中心に回る場合はこちら

・サンライズ瀬戸(東京-高松)
逆に、お金をかけて快適に行くならサンライズ瀬戸です。

到着時間によっては始発フェリーにも乗れます。車内にシャワーもあり、ベッドで寝られるとあってスッキリした状態で島を巡れるはず。
なお、朝日を見るなら二階席がよいと思います。

その他

高松のコインロッカー

香川割NEXT(宿泊割引)

土庄町旅先納税

直島誕生(書籍)

キュレーターを担当されていた方が著者で、アートの島がどのようにして作られたか、その経緯が記されています。直島を訪れる前に読むと旅がいっそう面白くなるはず。

瀬戸内国際芸術祭2022総括報告

瀬戸内国際芸術祭2022の統計資料が公開されています。実際に行かれた方は読んでみると納得感があると思います。

おわりに

今回は、瀬戸内国際芸術祭の舞台となる島々を巡る方法をまとめました。
次の瀬戸内国際芸術祭の開催は2025年。今から楽しみです。

とはいえ、こうして旅程を綿密に立てるのは私が心配性だから。旅程を状況によって変えられれば、それが一番です。

でも嬉しかったのは、外国の方にバスの時間や行き先を聞かれたとき明確にお伝えでき、喜んでくれたことです。旅程をしっかり立てていたからこそ出来たことでした。

それでは、よい旅を!


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