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貌(かお)のいい街、神戸新開地

先日はちょっと所要があったついでに、B面の神戸と呼ばれる(というか自称している)「神戸新開地」を散策し、ちらっと昼呑みしてきました。

新開地の歴史を紐解くと長くなるので省略しますが(興味のある方は是非調べてください)、かつては東の浅草、西の新開地と言われた歓楽街です。劇場が立ち並び、かのチャーリーチャップリンも訪れたことがあるそうです。それが神戸の中心がより西の方、元町や三宮に移るにつれ、次第に新開地も寂れていきました。その後、かの震災もあり、もう一度新開地を盛り上げよう、として今に至るわけです。ということでここには懐かしの昭和レトロ的な雰囲気もまだまだ残っていれば、一方ではおしゃれなお店も混在する、というなかなか魅力的な街となっています。

今回紹介するのはいわゆるメインストリートとなります。横道に入るとよりディープスポットとなるのですが、それはまた後日紹介します。

ということでまずはこちらがいわゆ「入口」です。そう、劇場街だったころの時代を思い起こさせるチャーリーチャップリンのシルエットとなっています。

切り抜かれた空白部分に注目!

そしてこんな感じのいい味出してるレコード/CD屋もあれば、

いかにも、な呑み屋さんや、老舗和菓子店などもあります。

そしてさらに行けば、いい趣味しているミニシアターや、具体的には何をしているのか分からないアートセンターというものがあり、

これが「アートセンター」

さらには大衆演劇の劇場もあります!

これがその劇場。いわゆるおしゃれ系のミニシアターと大衆劇場が歩いてちょっとの距離にあるなんて!凄すぎる!

で、信号を渡ると、こんどは屋根のついたアーケード街になります。

左下に見えるビアホールもおしゃれ!

このあたりも、レトロでありながら(であるが故に)おしゃれ、といった、いい店が並んでいます。

さらに行くと、今度は寄席である「喜楽館」があります。映画館、大衆演劇に続き、寄席なんて、凄すぎる!

もう少し行くと、こんなセレクション最高なビデオ(DVD)屋さんなのか古本屋さんかなんかもあり、

興味のある方は写真を拡大してください。とにかく張られているポスターの趣味がいい!

そして公園に抜けると一応メインストリートの終了です。

恐らく、この地に縁の深い平清盛像(間違っていたらごめんなさい)

ちなみにこの公園の近くにはなんとも入りずらい雰囲気の地下街の入り口があったりします。いずれ訪れてみて、また報告します。

と、この「新開地」のメインストリート、とにかく最高にして最強のストリートと言えるでしょう。ぶらぶらして写真を撮っているだけで「この店おいしいで!」「それなに!写真?」(ipadで撮影していたので)などと、おっちゃん連中に声をかけられましたが、それもまた魅力です。写真には撮りませんでしたが、パチスロ屋も多く、その意味でも現代でも歓楽街です。さらに通りを二本ほど東に行くと、今度はいわゆる風俗街の福原になり、まあ、東京で言うと、下町の浅草と、新宿歌舞伎町が一体化したようなエリアとでも言えるでしょうか。いわゆる「おしゃれ」とは言えないかもしれませんが、魅力的、というか魅惑的なエリアです。このエリアがいわゆる再開発でいわゆる「おしゃれ」エリアとなってしまわないことを切に願います。

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