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母と犬

今日は特にオチのない話。
でもなんか書き留めたくなった。

うちの実家には、2歳の可愛い可愛いラブラドゥードルの犬がいる。

うちの家族は犬好きで、私が小さい頃から常に犬を飼っている家庭だ。
1匹だけ買っている時もあれば、大型犬と小型犬2匹飼っている時期もあった。

先代の犬が亡くなってから、母は高齢になってきたので、もう犬は飼わない言った。
私達は何度か、飼うことも勧めた。
しかし、自分の方が先に死んでしまう可能性も高いから、それは嫌だというのだ。

でも、母は部類の犬好きなので、
街行く犬を見れば、可愛い、可愛い、
テレビで犬を見れば、可愛い、可愛い
とすごい笑顔で喜ぶ。
インスタで犬の動画なども見て、
こんな犬がいるのよ、など、
私や姉に報告してくれるのだ。
とにかく犬が好きなのだ笑

何気なく
死ぬまでにやりたいことは何?
と聞いたとき、
もう一度犬を飼いたいと言い、
でも、やっぱりもう無理と言った。
何年か、そんな日々が続いていた。

ある時期から、
母がどうしてもラブラドゥードルが欲しいと言い出した。
やっぱり死ぬまでのほしいというのだ。
でも無理よね、、とも言う。
でも飼いたいわあ、とも言う。

そんな母を見て、姉が強い言葉を言った。
お母さん、飼いなよ!
お母さんが死んだら、その犬は私が責任持って、飼うから!

そんなこんなで、
我が実家には、
可愛い子犬が、やってきた。

犬好きの父も当然ながら幸せだ。
甥っ子も娘もその子が大好きだ。
みんなが大好きだ。

母が死ぬまでやりたいことを
1つ実現できて
娘として、
本当によかったなと思う。

彼女のやりたいことが達成され、
家族みんなが幸せになった。
母よ、ありがとう。

そして、彼(犬)にも
我が家に来てくれて
本当にありがとう。


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