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リフレッシュ休暇のススメ┃#2 お休みする私を支えてくれた人と言葉たち

――サポーターの存在

そんな風に突然お暇を頂くことが決まってからの1週間、そしてお休みに入ってから日本にいた1週間、周りの人と改めて話す機会がたくさんあった。普段からよく話してきた人は「実は私も昔ね」「こんな人もいたよ」と過去事例を語ってくれて、長い人生の中で誰にでもあることなんだという理解を促してくれたし、これまで頻繁に話してこなかったような人もこれを機に深く話をしてくれて、自分が心をオープンにしても大丈夫な存在(自分の人生の緩やかなサポーターみたいな人)が増え、休みに入る前に既にかなり得をした気分だった。

ちなみに私は大勢の人と頻繁に飲み会したりするよりは、比較的少ない人と深く関わる方が好きな性格で、いざという時に頼り合えるような関係性の人がたまたまいろんなコミュニティに数人ずついたことには、本当に助けられた。単に人数が多くて良かったのではなくて、社内であれば同じグループ・同じ部署で別のグループ・隣の部署・違う部署・年上・年下…、社外であれば、自分とライフスタイルが似ている友人・自分とは違うライフスタイルを送る友人…といった具合に、自分を多角的に見つめてもらえたことが良かった。まさに、セーフティーネット。

私としてはお休みが決まった日からは状況を完全に受け入れすっかり適応していて、鈍感力も発揮され、もはや自然にそうなった流れに身を任せる新鮮な日々をのほほんと楽しみつつあったのだけれど、突然休むと聞いた私のサポーター的存在の同僚・友人の一部はやっぱり心配そうな顔をしてくれた。それぞれが自分なりに考えてくれたのか、私にかけてくれる言葉がなんだかどれも優しさと個性があって、その人の価値観や人間性が出ていて面白かった。(下部に抜粋) そして普段の私に対するフィードバックもたくさんもらって、就活以来の深い自己分析ができた期間になっていく。あの期間会って下さった方が見ていたら、ありがとうございます!


――社内コミュニケーション

特に社内は、それぞれの立場から客観的にこの状況がどう映っているのかは、渦中の、もしかしたら冷静さを失ってるかもしれない自分にとって貴重だった。やや特殊な状況下で、戻った後のキャリアも想定した振る舞いができるかどうかだけは、重要視したかった。例えば、取り乱して悲劇のヒロインみたいに身勝手な振舞いをしてしまってチームの士気を下げたりするのだけは避けたかったし、たくさんの後輩がいる中で「ここって頑張ると潰れてしまうような場所なんだ」と印象付けるような休み方も、できるだけしたくなかった。1週間という限られた時間で最低限おさえておきたい人に対して丁寧にコミュニケーションしておいたことは、1か月後、最大のファインプレーだったことに気づくことになる。


――特に記憶に残った言葉・キーワード

「絶対に良い1ヶ月になるよ」

ありがとう。


「気の向くままに過ごしてみて」

ありがとう。


「脱目的思考」「脱逆算思考」

普段の私は目的思考すぎたので、一旦その思考を辞めて、ゆるっとしてみようというアドバイス。


「escape」
「逃避することで普段のありがたみが分かる」
「何もしないことは最大の創造につながっているのです」 

たまたま見つけた本の言葉たち。エスケープすることは大事なのである。


「好き、に素直になる」 

インスタで見つけた言葉。なんかスッときた。


「先に話してくれてありがとう」 

これ、たくさん言われた。自分のことなんて大したことじゃないし、おこがましいから話さなくてもいいかなと思ったりもしたけれど、やっぱり大事な人には先に話しておくのが良い。


「お休みの後、価値観が変わってしまって、自分の居場所はここじゃないって思ったとしても、それでいいんだよ」
「いつまでに戻らなきゃいけないって、思わなくていいからね」 

この辺もたくさん言われた。チームの人や上司に言われて、私はその懐の深さとしなやかさに感激しました。


長い人生、楽しいことってたくさんあるよ

40代の女性の先輩がかけてくれた言葉。若い世代が多い職場で、説得力があった。


もっともっとあったはずなので、思い出したら追記していきます。



つづく





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