ママもやりたくてやってるわけではないんだけどねと伝えてみる。


長い長い、春休み。
学校の休校措置が取られて、まず、喜んだのは他でもない母親の私でした。

思う存分に、子どもたちのピアノの練習に付き合ってあげられるからです。

ヤッホー!

心はウキウキ。

けれど、それも登校日に学校に行って帰って来る3/3(火)の午前中まででした。帰って来るなり、私は落胆します。

なに⁉︎

こんなに宿題があるの??

この段階までは2週間の休校でしたので、2週間みっちり自宅学習できるように、プリント集が3束ほどずつありました。プラス漢字と日記は毎日1ページの音読必須。

もちろん丸つけは母親です。
母親が丸つけまでするとすれば、訂正も必ずしてくださいと言われているような気がしてならない42歳。(そうしなければプリントをする意味がないですもんね。)

長男の行っている塾も休校のため、『解説動画できました。テキストと合わせて自宅学習後、プリントは自宅で印刷してください』とメールが届きます。

すぐさま、宿題の全体枚数を数えさせ、訂正にかかる日にちも一日予備でとっておくとすると一日にこなす量は何枚になるの?か計算させます。次男は数えるだけですけどね。
日曜日は量を減らすよう話し合いカレンダーに割り振りをさせると、『直ぐにとりかかるよ!』と号令を出す始末。号令なんてカワイイ物ではありません。すでにこの段階でイライラ母さん発動中です。ピアノの練習の時間が確保できなくなることに対して、イライラしているのです。。

ダメですよね。

きっと上手なお母さんだったら、イライラせずにさせちゃうんだろうな〜と反省しながら理想と現実の差に落胆する暇もなく、小1の息子のそばに座ります。

この年齢は取り掛かりという言葉を知らないようで、『しなさい、しなさい』と言っているだけでは本当に何もしないので、まず、私が隣に座って本や新聞を読みます。正確には本を読むふりをしています。

そして、こうもつぶやきます。

「はぁ、人間てやっぱり勉強したくはないんだけど、しないと社会では生きていけないもんな〜。仕方ないよなぁ」

まだどこか幼い次男は、一瞬『そうか』という目をしてくれます。長男はもう相手にしてくれません。けれど、宿題を割り振った分は、終わるまでしっかりと机にかじりついてくれるようになってくれました。

次男の場合、宿題も調子が出てくると、どんどん進み出すのでそこを見計らって私が離れ、家事などに取り掛かります。

集中力は続かないので私が離れる際も『ママがお茶碗洗い終わったら、どこまで終わっているかな?また見せてね』と私と競争させてみたり『とりあえず2枚済んだね!休憩する??』と途中で休憩を挟むのも大事です。

こんな長期の休みの場合だと、3日ほど毎日つぶやきます。ポイントは真剣に演技をするのです。4日目頃から『もう、わかったから』と言われるので次の日からは新聞や本だけ持って隣に座って読み出します。携帯はNGでした。子どもも気になってしょうがないようです。

残念ながら、分からない問題を次男に教えてくれるのは長男です。私は『この問題が分からない』と言われるだけでイライラして仕方がないので、その反面教師でしょうか。優しく、相手に寄り添った言い方で、順序立てて正しく言葉をかけてくれる長男に任せています。

宿題が終わらなさ過ぎてしびれを切らせて、先にピアノの練習をさせてしまう日もあります。私が仕事の間は母が息子達をみていてくれますが、大抵、母は遊び専門です。私の仕事中遊び過ぎて、結局、寝る前までに宿題とピアノの練習を泣きながらする日もあります。1日にすると決めた量をしっかりと終わらせてから寝るのが、我が家のルールだからです。次男は終わらなさ過ぎてまた明日へと繰り越す日もまだありますけどね。

毎日が試行錯誤です。

まだまだ、休校が延期になる地区もありますよね。
鹿児島も徐々に感染者数が増えてきて、この先が本当に分からない状態です。
仕事が減って、収入減ったけど大丈夫かな?と不安を抱えたり、息の詰まるような思いを振り払ったりしながら過ごした長い長い春休み。

1日でも早く平穏な日が戻る事を願うばかりです。


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