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環境セミナーとイベントに行く人に読んで欲しい事


札幌での事例で言うと・・・

プラスフードがある札幌では、観光イベントでは「雪まつり」が海外にも知名度あるイベントですね。
他にも色々ありまして、ライラックまつり、ビアガーデン、YOSAKOI、オータムフェスト、ラーメンショー等がありますし、札幌近郊まで目を向ければライジングサンというイベントもあります。
当然これらのイベント主催者さんが気にするのは「何人来るか!?」という所が最重要課題になると思いますので入口戦略に重きを置くと思います。

昨年より来場者が下回れば担当者としては頭を抱えるでしょうから絶対に人を集める為に知恵を絞ります。
さて。
集めるだけ集めようとしたらどうなるか。
昨年3万人きたイベントなら今年は3万5千人を目標にしよう!
という事はその分フードも多く準備してもらおう!

・・・はい、この時に前年並みに3万人の来場者だったら5000人分のフードがどういう運命になるかまでなんて「気にしたら負け」ぐらいな感じではないでしょうか。
ある意味、主催者としては招集したフード業者さんが各自工夫して廃棄しないようにしてくれるだろう、ぐらいの認識かと思います。

その一方で行われる環境系イベント

札幌では2023年4月にG7に関係して「環境広場ほっかいどう」が開催されました。

自分もこの日、札幌ドームに行ってみて勉強になった事があったので意義のあるイベントではありました。
が、様々なブースを見てて感じた事は、どうせならこれを雪まつりやオータムフェスト、YOSAKOI等のイベント時にも同時並行で実施したらいいのにな、という事でした。

個別に開催する必要性は絶対っていう事もないのではないかな、と。
勿論個別にやった方が趣旨が伝わりやすいというのはありますが。
ここで理論を学んだ時に実践する場は雪まつりなどの集客系イベントなのではないかと思います。
集客系イベントがこの環境系イベントで行われる趣旨を実行して開催出来るようになるのも環境広場ほっかいどうでの目指すゴールなのではないかな、と。

最大の矛盾

一番ひどい状況は環境系イベントに行ってみて「食品ロスは勿体ないね、大事にしなきゃいけないんだね」という気分になって
別の集客系イベントで楽しむだけ楽しんで、多くの食品ロスを生みだすイベントに参加する事ではないでしょうか。
完全にこれは「わかったつもり」で実行がされません。

勿論、お客さん側で行くとそういったイベントにおいて食品ロスが起きてるかは知る由が無いから私達に責任はない、という理論はわかります。

でも、仮に運営のバイトなどでそのイベントの裏方スタッフとして何かしらのイベント見てみたらどうでしょう。
え?このイベントの裏では手つかずの食材がこんなに捨てられてるの??と言う感想を持つ筈です。

それは運営側がお客さんにより喜んで貰おうと準備する結果でもあるのです。
去年より品揃えが悪かったり少なかったりしたら、お客さん満足してくれないよね・・・しかも去年より多くのお客さんが来てもっと盛り上がって楽しい思い出で帰って欲しいよね・・・じゃあその分多くの準備をしてもらおう。
という運営側の想いもある筈です。

そこから一歩未来へ進めよう

現状の皮肉な状況がある可能性を感じていただけたなら
では、どうするかという問題。

そこで前の環境系イベントの同時開催的要素を持たせて「実践編」として取り組みを進めるのはどうでしょう。
集客に関する工夫が「入口戦略」であるなら
こちら環境系後始末の工夫は「出口戦略」だと思います。

様々な出口戦略を集客系イベントに実装してみて、まだまだ机上の理論だったね、という事になるのか
案外これで後片付けもきちんとおさまって両方から意義のあるイベントだったね、となるのか。
プラスフードは食品関連において「出口戦略」の一つになれる自信はあります。
今後の動きにご賛同いただければ幸いです。

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