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プラスフードとは #6 SDGsと百貨店さんの関係

#3でフードバンクさんとの違いをご説明しておりましたが、百貨店さんの取組としても関係性があると思います。

百貨店さんに限らず、お店は売上を増やす為に集客を増やします。それは当たり前です。そしてそれを見越して在庫を用意します。

私達のフードシェアリングの考えはそういった集客面での入口戦略ではなく、それの後片付け的な側面での出口戦略の方がハマります。経営者さんにプラスフードをご説明する時にこちらの方向で話すのですが、集客アップや売上アップの入口戦略としての理解になると、お互いになにか会話が噛み合わないという事態になってしまいます。

全国の美味しい物が揃う催事は百貨店の花形でもあり担当者さんは百貨店ブランドに相応しいラインナップに注力します。しかし、昔はその反動で以下のような事があったと聞いています。

XさんはA百貨店の担当者さんに催事出店をオファーされ喜んで参加します。「1日何人分を想定して食材用意すればいいですかね?」「500人分ですかね」

Xさんは500人分からちょっと予備も考えて550人分の食材を持ち込みました。しかし大人気で時間の半分で550人分の食材は見事完売。Xさんは完売できて喜んでいました。

ところがA百貨店の担当者は大激怒。「時間がまだ半分も残っているのに品切れとはどういう事か!今から食材手配して残り時間どうにかしてください!そうでなければ売上機会の損失を補填してもらいますからね!」

今の時代ですと炎上しそうな話ではありますけど、過去はこうやって売上を伸ばすとかが努力しているとして評価される手法だったのです。

今は百貨店さんもそんな前時代的な事を言わずに、更にSDGsにも目をむけて新しい取組を模索してらっしゃいます。

そんな中でプラスフードを取り入れるというのもSDGsの取組として非常に好ましい事かとは思います。催事を企画する側の責任として、フードロス削減まで視野にいれて開催するというのが今後の在り方かもしれません。

かといって、プラスフードの直接の加盟店になる事を私達は押しつけはしません。百貨店さん規模になると自社カードの会員様などある程度自前のユーザーさんを抱えてらっしゃいます。

なので、百貨店さんであれば、プラスフードのシステムだけ利用してその百貨店だけでのプラスフード的な独自運用というのも出来るかと思います。

○○百貨店のカード会員さんは月会費1078円で、その百貨店でのロスになりそうな食材を無料で最大10回受け取れるサブスク・・・斬新な事を始めた百貨店さんという第一印象になりませんか?

私達プラスフードは札幌だけではなく、ゆくゆくは旭川や函館などの違うエリアでも展開できるようシステムを個別に構築が出来ますので、ご希望があれば百貨店さんのように独自で多くのお店さんと会員さんを抱えてるようなグループはフランチャイズ制で自分達だけの何かをする、という事も可能ではあります。

こういった仕組みも準備をしたうえで全国美味い物市を催事開催する百貨店・・・いつか私達とどこかの百貨店さんで共に同じ夢を語り合う事が出来れば良いなと思っております。

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