#31 「理想からの逆算思考が大事!」

今回は、「理想からの逆算思考が大事!」というテーマでプロダクトロードマップの必要性についてお話しています。


理想から逆算して行動する

はち :今日はプロダクトマネージャーど真ん中のお話です。日頃のプロダクト開発で何をやるかってジョンさんのところはどうやって決まってますか?どんなタスクをやるか、どんな課題を解決するか、ですね。

ジョン:私はプロダクトマネージャーが部署がいくつか分かれているのですけど、部の目標があります。その部の目標に向かってやります。で、部としてロードマップを持っているっていうのがまずあり、それに対して個人のプロダクトマネージャーがそのロードマップ実現に向けて、個々のプロダクトのロードマップをこう達成しようとコツコツと色んな人とお話ししてるっていうような感じですかね。

はち :ロードマップ!まさに今日はそのロードマップのお話をしようと思うんですけど、ロードマップとは何ですか?

ジョン:道知るべ?

はち :翻訳しただけですねw

ジョン:うちの会社で言うと、すごい単純なんですけど、何をいつ出すかかな。

はち :うん。その通りですね。それどのくらい未来までできてますか?

ジョン:部としては多分直近二年とか一年とかですかね。で、それに対して個人も一応やってるんでま、基本は二年に差し掛かるものが多いかなと思うんですけど、プロダクトによるかなと。

はち :うん。いや、素晴らしい会社ですね。何が言いたいかって言うと、最近、不確実性というものを勘違いしてる方らが世の中によくいると思ってまして。もう一年先とか半年先なんて分かんないんだから、ロードアップ立てても意味がないだろうっていう、日々の積み重ねこそ全てだっていう派閥の方々。喝!それはね、良くないという話をしたい。今日主張したいのは理想からの逆算思考がめちゃくちゃ大事だよっていうお話です。っていうのは、理想って言われて、イメージがつくものって、いわゆる素敵なものじゃないですか。目指すべき、ある意味、今の延長線上じゃないものかもしれないし、文字通り理想なので、そこに向かっていく意識がないと、そこにはたどり着けないよねっていう話が結論なんですけど。先に言うと、ワールドカップサッカー日本代表がですね、森保ジャパン継続になりました。ここで選手たちが森保監督にあることを言ったことを知っていますか?森保監督にお願いしたんです。何かっていうと、今までは日本はベストエイトに入れなかったんで、この間のワールドカップはベストエイトを目指しましょうって言ったんですよ。そしたらベスト十六だったんですよ。残念ながらそこで選手たちはいや、ベストエイトを狙ってもベストエイト行けねえだろっていう話をしたんですね。いや、目指すは優勝でしょと。優勝を目指して初めて優勝を目指すだけの準備と心構えをしてるわけだから、そこで結果もちろんベスト一位になればいいんだけど、それで残念ながらベストフォーだったねとか、ベストエイトだったねっていうところまで、初めて優勝を目指してたどり着けるんだぞと。だから高い理想を掲げて、そこに向かうための練習とか、心構えをつけていこうよって話をしたんですね。

ジョン:うん。

はち :同じです。その理想を掲げた上でそっから逆算した。例えば三年なり二年なり一年なりま五年なりそれ会社によると思うんですけどっていうロードマップがあった中で、それを逆算して一歩一歩、今できることをやっていかないとえ、理想には結果到達できませんよっていう話です。かつその理想がないと何が起こるかっていうと、そこについていこうと思えないっていう。この組織はどこをどこに向かってるから、今この一つのバグ修正をしていることも、いずれこの道に繋がっているんだっていう前にも一回話したかもしれないんですけど。古いヨーロッパのことで、いわゆる壁が壊れているのを修理している人に質問をしたときに、あなたは何をしてるんで、どんな仕事をしてるんですか?っていうと、「石を積んでます」っていうAさんと「門を直しています」っていうBさんと「国を守っています」っていうCさん、どっちがモチベーションを持ってまどっちっていうか、どれがモチベーション持って高い石でエンゲージメント高く働いていますかって話ですと。で、そんなの分かってるよって思うんですけど、ふとやっぱり目を向けるとPM忙しい人問題、何回も何回もいろんなとこで言ってると思うんですけど、毎日忙しくて気づいたらもうロードマップに貢献することじゃなく、日々のバグ修正のとか、お客さんに謝るレポートだけ作ってきたりだとか、日々、明日のためのデータデータ分析の準備をしていたり、会議の準備をしてるだけ。そして一日が終わり、その積み重ねで一週間が終わり、一か月三か月、一年、そして一年たってもロードマップの進捗はなかったっていうホラーみたいな出来事が起こってしまうので、やっぱり逆算思考は大事だなと思ったっていう話でございます。

経営者の視座を持つ

ジョン:今の話はすごい心に刺さるというか、耳の痛くなる話。やっぱこうPMって私もさっき偉そうにロードマップ云々みたいな話してたけど、すぐ今日あれしなきゃ明日しなきゃっていうのとかっていうのもあるし、突然いろんなボールが降りかかってくることって、やっぱありがちだと思うんですよね。だからそこを上手にちゃんと時間をどういう風に扱っていくのか、それは、このボールを拾って、今、打ち返すことがで、どういう風に理想に繋がってるのかみたいなところまで考えられるのって、そうあるべきだけど、実はできてる人ってそんないないんじゃないかなとか思ったりもする。

はち :うん。ただ実は必ず身近なところにこれをやってる人はいて。それは経営者なんですよね。経営者が明日のことだけ考えたらマジやばくないですか?

ジョン:うん。確かにやばいな

はち :そんな会社入んねえだろっていう。うんなので、経営者はきっとその理想から逆算して、こういう未来を作るために今を走ってるはずなんですよ。うん。だから、プロダクトにおいてのいわゆるま最近否定されたりもしますけど、ミニCEOと呼ばれていると、名残りはまだあると思っていて。そう考えると、プロダクトにおいてのリーダーが自転車操業的に明日のことばっかり見てると、そのチームはその経営者が自転車操業的でやべえなって言ってるのと同じ世界を見せてませんかっていう話。これができるかできないかが、正直ジュニアなPMかシニアなPMかチーフプロダクトオフィサーかみたいなところの違いかなっていうのを日々最近いろんなレベル間のPMの方と話してて感じました。

ジョン:うん、確かにそうですよね。多分だからシニアであればあるほど、本当にその戦略な自分を戦略的に使ってる。自分もチームも戦略的にでちゃんとこう理想ってさっき言ってたようにますごい綺麗なものでありながら、簡単に実現できない明らかに難しいものだと思うんですけど、まそれを実現するためには、どう時間をリソースを使っていくのかっていうのをできるからこそ、理想を実現できているっていうことですよね。うん。シニアな人たち、

はち :しかもさっき言った通り、それやってる人は必ず身近にいるんで、経営者という役割で、究極プロダクト領域においては経営者並みの視座を持ち、なんなら経営者よりも理想理想から逆算していて、考えている状態になっているのがPMの本来の仕事だと思います。それがプロダクトを任されるプロダクトをマネージするっていうこと。

ジョン:うん。いや間違いないし。あとやっぱ分かりやすいですね。経営者視点でプロダクトをマネジメントするやっていきましょう。皆さん

はち :そうですね。まずはどうやったらいいかわかんないって言い訳はこれ、通用しなくなりました。経営者を真似しろっていう経営者の志を持ってっていう、ただ、プロダクトのことだけでいいよっていう。ま、それも大変なんだけどねっていうことで、これを戒めに、ちょっと今日とりあえずいつも以上に社長のこと見てみようってしていただければ、一歩目にはなるかなって感じですね。

ジョン:ちょっと軽く社長をお昼ご飯にでも誘って、語ってみましょう。

はち :いいっすね。いいっすね

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キャスト

  • MC

    • はち (PIVOT株式会社 プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/PassionateHachi

    • ジョン (とある上場スタートアップ プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/john_tk120

  • スタッフ

    • 「PMのネタ帳」コミュニティーメンバー

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