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【活動レポート】PMIルールメイキングスクール9月の活動報告

PMIルールメイキングスクール、9月の活動についてご報告いたします。

PMIルールメイキングスクールでは、ルールメイキングに関する、全12回の体系的な講座を毎月開催しています。

9月は、第3回の勉強会を開催するとともに、内閣府との共同イベントも開催いたしましたので、それぞれ紹介していきます。

「霞が関で働く」規制改革にチャレンジしたい方、大募集!

9月19日(火)に、内閣府と共同で内閣府規制改革推進室の任期付職員の採用に関するイベントを行いました。

イベントでは、担当参事官から内閣府規制改革推進室の業務内容ややりがいを伺いました。

規制改革を官公庁の中で担当するという、まさにルールメイキングと密接に関わるキャリアの紹介をしていただき、非常に有意義な時間となりました。

PMIルールメイキングスクールでは、今後も機会があれば、ルールメイキングと関係するキャリアの紹介も行っていきたいと思います。

スクール第3回「政策形成プロセスを網羅的に理解する~税編~」

9月20日(木)に、スクール第3回「政策形成プロセスを網羅的に理解する~税編~」を開催いたしました。

第3回から第5回にかけて、税・予算・法律と霞が関や永田町における政策形成プロセスを学習し、外からは見えづらい政策形成の過程を明らかにしていきます。

当日は、次のようなタイムスケジュールで勉強会を進めていきました。

小木曽さんによる講義では、①税制を見る際の頭の引き出し、②税制改正がなぜ政策ツールの一部になるのか、③税制改正プロセスを理解する、という3つのテーマを取扱いました。

①税制を見る際の頭の引き出しでは、税制を理解する上で必要となる基礎知識を学習しました。例えば、公平・中立・簡素という3原則が何を意味するのかという点について学習し、税について政策提案をする際に必要となる前提知識を身につけました。

②税制改正がなぜ政策ツールの一部になるのかでは、①で学習した基礎知識をもとに、租税特別措置という政策ツールがあることや、その位置づけについて学習をしました。租税特別措置が①で学習した租税原則との関係で例外措置として位置付けられることや、他の政策ツールと比較した際の租税特別措置のメリット・デメリットなどを学習し、政策ツールとしての税について理解を深めました。

③税制改正プロセスを理解するでは、実際に税制が改正される場面でどのような過程がたどられているのか、民間が働きかけをすべきタイミングはいつ頃か、といった点について学習をしました。

外部の人間からすると、霞が関や永田町における政策形成プロセスは見えづらい部分がありますが、図を用いながら、各アクターが、いつ・どのような働きかけを行うことで政策形成がなされているのかを説明していただき、税制の改正プロセスを具体的に理解することができました。

例えば、「電話帳」、「マルバツ審議」など、言葉を聞いただけでは税制改正上どのような意味を持つのかわからない単語についても、税制改正プロセスの中に位置づけながら丁寧に講義をしていただきました。

また、講義のあとはブレイクアウトルームに分かれてディスカッションを行い、これまで学んだ内容をアウトプットし、疑問点を解消する良い場となりました。

ディスカッション後の集合写真

PMIルールメイキングスクールについて

PMIルールメイキングスクールは、第一線で活躍するルールメイカーとともに、具体的なケースをもとに方法論やナレッジを学び合い、議論し、つながるコミュニティです。

PMIでは、過去2年半にわたって、PMIルールメイキングスクールの前身であるPMI Legal Communityを運営し、ルールメイキングに関する勉強会を毎月開催してまいりました。

PMIルールメイキングスクールでは、2年半のコミュニティ運営によって蓄積された知識をもとに、体系的な全12回の講義を提供いたします。

ルールメイキングについて1から学べるカリキュラムとなっておりますので、前提知識を問わず、ルールメイキングに関心のある全ての方を対象としております。

現在、会員募集中ですので、興味のある方は是非お申込みください!


【団体概要】
名称:一般社団法人Public Meets Innovation
設立日:2018年10月1日
HP:https://pmi.or.jp/

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