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インターの「home work」ってどんなのよ?

しばし日本の学校は「覚えることが主体」と言われ、特に低学年の宿題は計算や漢字を書くことが中心ではないでしょうか。一方、いわゆるインターであったり外国の学校では、どんな宿題が出されているのか気になったことはありませんか。

今回は、インター受験を検討されている方や家族で海外に行く予定のある方、単純に興味がある方に向けて、インターの宿題について少し共有します。ちなみに、私の子供たちはESL(英語補習クラス)中心の授業を受けているため、普通の生徒たちとは異なる宿題が出されています

またインターによっては宿題が全く出ない学校もあるという話も聞きますが、息子の学校は今のところきっちりと毎日宿題が出されます。

あらかじめ言っておきますが、日本の教育の”全て”を否定するつもりはありません。むしろ図書館で中学までの教科書サンプルを閲覧したときには、日本の無償教育のすばらしさに感動しました。個人的に、小学生のうちはある程度の基礎学力をつけるために「暗記」も必要だと考えています。

現在year1とyear3の息子の宿題、
さすがに全編英語なわけで、現在は親(私)のサポートが必須です。
さらには日本とは少し異なった内容で親子共々戸惑うことが多々ありますが、それ以上に日本の文科省の教育しか受けてこなかった私も学ぶことが多いです。

math

長男は日本の宿題にも慣れていることもあって、算数については自分でやることも。といっても日本のように20〜30問の計算式が並んでいるというわけではなく、せいぜい多くても計算問題は6問、文章問題については2問と言ったところでしょうか(学年のせいかもしれません)。

次男においては Primary1 ということもあり、ゲーム要素が強いです。
例えば下記の問題、一瞬私も「?」となってしまいました。

このような少しひねった問題が多い印象です。
ちなみに息子たちが通う学校はケンブリッジ式(イギリス)なので、Primary1 は日本でいう年長に該当します(年齢と学年についてはまた今度お話しできればと思います)。インターナショナルスクールと聞くとのびのびとした印象になりがちですが、アメリカ式、カナダ式、オーストラリア式、中華式、最近話題のIB等、教育スタイルは様々。こと息子が通うケンブリッジ式については、年長できちんと座って勉強というのは、のびのびとした幼稚園に息子たちを入れた私にとっては非常に熱心な印象です。算数も教科書の後半を眺めると Primary1 で簡単な掛け算と割り算までが範囲となっております。

comprehension(理解)

次男のノートには「comprehension(理解)」と記載があり、そのノートには日本でいう国語の文章問題のような設問のプリントが貼られています。
どうやらお話を学校で息子が聞いてきて、この設問に答えるといった宿題です。
ここでの我が家特有の難しさは、サポートをする親がその話をまだ英語がそれほど堪能ではない息子からしか聞けないという点です。まさに理解度を問う宿題と言えるでしょう。

ではその設問、もちろん物語の内容を確認するような問題も1、2問は出ていますが、その他はまさに自分の意見を書くということが出題されます。

例えば、「とある登場人物の1人が別の人を助けた結果、みんなが幸せになった」という内容の物語に対して、以下のような問いが出されたことがあります。

・この物語は好きか嫌いか?それはなぜ?
・この物語の好きな部分の絵を描いて!どうしてその部分が好きなの?
・あなたも誰かを助けたことはありますか?それはどんなこと?

この答えを導き出すのに自然と私も「Why? Why?」の連続になってしまいます。
1年生の段階から自分の意見を養うことが非常に重要なのだと感じます。

一緒に宿題に取り組むことで、私もまた学びが絶えません。宿題に限らず普段から「あなたはどう思うの?」「それはどうしてだろうね?」といった正解のない問いかけを通して、親子間のコミュニケーションを深めることが、お互いの理解を深める良い機会だと感じています。

これからも新しい学びや経験をみなさんにシェアできればと思いますので興味のある方は是非またのぞきにきてください。

それではまた!

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