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#15 トマトパスタとクリームペンネ

唐突に話を始めるけど、

私は、基本的に自分から自分の事を話さないし、他人に対してもさほど興味がないから相手に質問とかもしない。
なんでも話せる人なんて、この世に存在しないレベルだし、
信じられるのは自分だけとすら思う。
何かの拍子に傷つけたり傷ついたりするのが怖いから、人間関係を築くのは面倒くさい。
仲良くなっても急に心を閉ざす。

人間として何か大事なものが欠落しているんじゃないだろうか。

(こんな私でも、一緒にいてくれる友達はいる。ありがたい。)

そんな私が、先日、会社の同期と2人でランチに行った。

その人は、そんな私のテリトリーにずかずかと土足で入ってくるような人。
変な人。とっても変わった人。
ずかずかと入ってくるもんだから、バリアを張り忘れて、うっかりテリトリーに入られてしまった。やられた。

いろんなことを聞かれたような気がするけど、まだまだ私も人間なので、ちゃんと答えたような気がする。無視はよくないから。

でも、不思議だった。
ちゃんと素の私だった。よくある作った私ではなくて、本当の私だった。
なぜ、素の私で話せたんだろう。
(あまりにもずかずかと入ってこられたからか?)

ちょっと自分に興味が沸いた。
いつも当たり障りのない、次の瞬間には忘れるような会話をしがちな私が、割とちゃんと話せたことに。
やればできんじゃん?って思った。
ちょっとだけ人間関係を築くことに前向きになった。

この春から新しい世界に飛び込む私。
その人とのランチを経て、人間として少しだけ成長しようと決めた。
他人に興味をもつこと。当たり障りのない会話をして自分と相手を疲れさせないこと。自分のバリアを変に厚くしないこと。

その人は、私のnoteを読んでいるらしいので、これも読んでいるのかもしれない。読まれるだろうと思って書いてみた。変な人って書いたこと、たぶん後で怒られるだろうな。でも、変な人なんだもん、褒めてるんだけどな。
私がその人に感謝していると思われるのは、ちょっぴり、いや、だいぶ気に食わない。まあ、私のテリトリーに入ることを許可するくらいに留めておこう。

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