新しい1歩を踏み出してから2ヶ月が経つ。

身体も心もやられていた私はもういない。

＊

5月から新しい仕事を始めた。
せっかくなら学校に通って学んでいることが活かせるような仕事をしようと思い、家具屋で働いている。

「夢と希望を持って入った会社でやりきれなかったこと、悔しいよね、でも、新しい所でまた頑張ろう」って面接のときに声をかけてくれたマネージャー。出勤初日の時にも、「(私が建築系の学校に通っていることを踏まえて)期待しているよ」と。嬉しい。

期待される世界を久しぶりに生きている。

もちろん、今は、出来る・わかることのほうが少ない。
出来ない・わからないことのほうが多くて、楽しいよりも悔しいが勝つ日々を送っている。

それでも、仕事を任せてくれて、私を必要としてくれることがとてつもなく嬉しいんだ。

学校の授業と課題、それから仕事に追われて、自分の時間は減ったけど、それでも私は今の私のほうが好きだったりする。何かに追われているほうが私の人生っぽい。

＊

半年くらい前の苦しかった日々を、自分のなかでちゃんと過去として消化できていること、親しい友達に近況報告がちゃんとできるようになったこと、「苦しいときは苦しいって言えよ」って言ってくれる人がいると再確認できたこと、私のことを理解してくれて、誇らしいと言ってくれる人がいるということ、今日という日をもがきながらもちゃんと前向きに生きていること。

あの頃の私に伝えたい。私は大丈夫だと。