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【VRイベントにおける10の課題と、具体的な改善点について】3.29 virtual卒業式 をやると決めてから開催するまで⑤

長年来の友人にイベントの概要を伝え、実際に実施されているVRイベントを見せてみた所、「いくつかの課題」や、「こうすればより一体感が増して盛り上がる」というポイントが見えてきたので記事にします。

今回の記事は、10個の課題に対する改善アクションを具体的に書いていきます。

課題が提示された背景も併せて書いていきます。


【課題と背景、改善アクション】

➀演者と観客との乖離がある寂しさをどう埋めるか

【背景】

演者と観客との距離感

【改善アクション】

イベント会場そのものを、分け隔てないものとする

ステージと客席は自由に行き来できるように配慮する

演者が客席に降り立つ


②「参加者」ではなく、「傍観者」となってしまう一体感のなさを改善するには

【背景】

観客が何のアクションを起こさなくても、とりあえずイベントは進行してしまう

【改善アクション】

イベント参加しているという証としてのアクションを取りやすいように、コメントや絵文字の運用など、事前慣れの練習時間を少しつくる


③「その日」・「その時」・「その場所」にいる必要性はどこにあるのか?~その場でしか得られない体験を提供するイベントを創るには~

【背景】

「あとでyoutubeで観ればいいや」という気持ちになってしまうとイベント参加の意味がなくなる

【改善アクション】

そのイベントに参加しなければ得られない一体感を生み出す工夫を入れる


④リアルタイムなやりとり、かけあいがないと臨場感、その場にいて参加している感がでない

【背景】

ニコニコ動画みたいなリアルタイム感ほしいよね

【改善アクション】

コメントすることがイベントを創るという気持ちになってもらえる雰囲気や仕組みをつくる


⑤ただvirtual空間にinしているだけでは、virtual体験として刻まれにくい

【背景】

スマホ・PC・VR、どのデバイスであっても、ただインしてるだけだと体験化されにくい。何がその人の感情に刻まれるのかを最重視。

【改善アクション】

感動の基本は涙。


⑥「向こう側が見えない不安感」→イベントに参加している間、向こう側でその人が何をしているかはわからない(寝てるかもしれないし、席を外しているかもしれない)

【背景】

アバターだけではその人となりがわからない

【改善アクション】

演者は積極的に今の感情の状態をを言葉やアクションで伝える。

早く自由に涙が流せるようになるといいなぁ


⑦演者の向こう側は、もしかしたら本人が不在で、録音された声を垂れ流ししているだけかもしれないという不安感

【背景】

垂れ流しの一方的なプレゼンはラジオ放送のようになってしまい、イベントとしてのドキドキ感が足りない

【改善アクション】

「今、お互いにここに生きている感」を出す


⑧「コメントで参加する」「何かしらリアクションが返ってくる」「もっとコメントしたくなる」というサイクルが自発的に生まれる仕組みをつくる必要性

【背景】

イベントは参加者の声やコメントにあふれているのが最高

コメントしてもスルーされると寂しい

絵文字アクションだけだとちょっと物足りない

【改善アクション】

絵文字アクションも簡単だし便利だけど、言葉の力をより底上げしていきたい。そのためにも、コメントへの感謝とリアクションを忘れない。


⑨コメントするというアクションを起こすまでのハードルを限りなく下げる必要性

【背景】

「誰かがコメントしないとコメントしにくい」という日本人特有の空気感を払拭したい

【改善アクション】

イベント開催前に、前座的な和み時間を作り、そこで「簡単な質問」→「コメントする」というコミュニケーションをとり、イベント内でのコメントアクションを取りやすくする。「みんながコメントしてるから、自分もコメントしたくなる」というサイクルを意図的に生み出す。


⑩みんなでつくるイベント、みんなで創るvirtual世界のために何ができるか

【背景】

virtualイベントって、参加者全員が舞台に上がれる可能性あるよね

【改善アクション】

一人舞台ではなく、誰もが舞台に上がれるイベントであり、virtualとはそういう世界であることを少しづつでも伝えていき、具体化していく。


備忘録的な部分もあるのでちょっと荒いですが、この10点を意識してイベントを創っていきます。

まだ実際にイベントを開く前にこのようなシミュレーションができたことはとても有益でしたし、イメージがかなり湧いてきました。


あとは実際にやってみてどうなるか、ですね。

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