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私は誰と話していたのだろう

NHKの番組「チコちゃんに叱られる」を見ていて、
休憩中コーナーの、木村佳乃さんの話に笑ってしまった。

ある日、デパートの屋上で子どもを遊ばせながらベンチで待っていると、男の子を連れたお母さんが「こんにちは」と来たのだという。

名前が出てこなかったけれど、見たことがある方だったので「こんにちは」と言って、30分ほど子育てのことなど話していたらしい。

その日は「ばいばーい」と別れ、後日習い事かなんかに行ってまたそのお母さんに会ったので、
木村さんが「先日どうも~!」と言うと、その方が「会ってません」と😅

岡村さんは、ちょっとホラーですねと言っていた。

お子さんが女の子だったということは、完全に別人だったのだろう。

木村さんて面白いな~と思うところなんだけれど、実は私もほぼ同じ経験をしたことがある。

子どもに関する集まりで、カルチャーセンターの一日教室のようなところだった。
顔見知りのお母さんがいたので、「どうも~」とあいさつをして、結構楽しくおしゃべりをして帰ってきた。
「○○さん」とお名前も呼んだ記憶がある。

後日、幼稚園でそのお母さん(と思っていた人)に会ったので、「先日はどうも」と言ったら、「え?」と言われ、「○○教室行ってましたよね」と言うと「行ってないですけど」と笑われてしまった。

私は誰と話していたんだろう。

幼稚園の役員になり、一時的に多くの人と出会ったからということはあるけれど、まったく自分でも納得できない出来事だった。


ところで、今日はいつもと違う時間帯にスーパーで買い物をしていた。

ふと顔をあげると、相手の女性も「あっ」という顔をして、そうだ子ども会の役員だった人!とわかった。

当時もフルタイムで働いていて、忙しそうだったけれど仕事のできる人だった。

子ども達が巣立ってやれやれだよねなどと、数分立ち話をした。

なのに相手の方の名前が出てこない・・・(あるあるだ)。
すると、私のことを「御手洗さん、お変わりない?」とちゃんと名前を言ってくださる。

これはいかんと思ったが、気にせず話していたらピカッときた。

そして「じゃあ、また。小松さんもお元気で」と別れた。

小松さんって、付き合いやすい良い人だったなと思いながら自宅に着いた。
でもなんかちょっと違うような気がしていた。
帰宅して、家のドアを開けた瞬間、
小松さんじゃなくて、松本さんだった!
と気づいた💦

今度会うときは「松本さん」って言おう。
次がいつになるかはわからないけれど、忘れないぞ。

久しぶりに会う人には、懐かしそうな顔をしようと言ったのは誰だったか。
それを思い起こすような出来事だった。


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