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怒らない妻

昨日、夫は実家の庭木や草の始末に行っていた。

今朝、その着ていた作業服を洗い、洗濯機の前でハンガーにかけた。
足下に小枝や葉っぱが落ちたが、どこかにくっついてたのかなと思った程度で外に干しに行った。

持って出る時、ふと違和感を感じて胸ポケットを見ると、結構な枝葉がザクザクと入っていた。
(庭仕事をする時、ポケットのフタが開いてるとそうなる)

このぉ〜、ちゃんと払っておいてよね!
心の声が怒りまくる。

もちろん、洗濯前に確認しなかった自分のことは責めない😄

今日は仕事で不在、夫は難を逃れた。

しかし、帰ってきたら「ちゃんと確認してからカゴに入れてよね」と言ってやろう。
あちこち枝葉が絡んで困るのよ!
洗濯機故障するじゃん。

帰ってきたら、全部言おう。

そう思うのだけれど、今の気持ちを夕方まで持ってるというのも自分が不愉快になるだけだ。
というか元々天然なので、すぐ忘れるんだけど。

そしてまた、いない時に限って「またじゃん!」ということになる。

ほんと、すれ違いをいいことに、怒れない私と怒られずに済む夫と。

もし家にいたら、「ちょっとコレ見てよ。ポケットにゴミ入ってるじゃんっ!」と言うだろうな。
それだけで済まずに「こないだもズボンの裾に土入ってたし、それから脱いだ靴下は洗濯カゴに入れてよね」も言う。
ついでに「朝ご飯の後、コーヒーカップに爪楊枝入れとくのやめてくれない?」も言いたい。

「いつもそうだよ」も付け加える。
(毎日一緒にいたら、こうなるだろうなぁ)

でもそうはしない。

ある時何かのタイミングで「こないだポケットに何か入ってて、札束かと思ったら木の葉だった〜」と言う。
大したことでもなさそうに、でもしょっちゅうだというのが伝わるように😆

そして、いつも何も言わず、黙ってやっている内助の妻を感じてもらう。
感じるかどうかは、私の機嫌と演技力しだい。

なんだかこれ書きながら、回りくどいことやってるなと思えてきた。
そのまま言えばいいだけのことなのに。
でも、すれ違い生活だから。

喧嘩になるより何回分も貯めて、恩着せがましさを漂わせて言う方が(うちの場合は、だけど)、効果あるようだ。

言った時のスッキリ感と引き換えに、嫌そうな顔が返ってきて、また自分も嫌な気分にはなりたくないから。

内助なんて昭和で終了してるけれど、その名残りみたいなものかな。

今年も取引先から送られてきたチューリップの球根
いつもありがとうございます😊
今やることが来年の春には花を咲かせる

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