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【生産者インタビュー】大自然で作られる「はちみつ」 宇和島農産 薬師寺麻美さん

こんにちは!広報担当の林です。
Pocket Ownersのnoteへようこそ♪

Pocket Ownersに参加くださっている生産者さんの熱い想いを、もっと皆さんに知ってもらいたい!ということで、オンラインインタビューを行いました。

今回は、愛媛県の大自然でこだわりのはちみつを生産している、宇和島農産の薬師寺麻美さんにインタビュー。
めずらしい女性養蜂家としての挑戦を伺いました。

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-まずは農園の特徴を教えてください!

特徴は、愛媛県内のミカン山に近いところに山を切り開いて巣箱を設置していることろです。なるべく人の手が入ってない自然のままで育てたいという思いで、愛媛県内に今のところ3か所設置してます。
愛媛県はとても自然が豊かで、柑橘類もすごく有名なので、季節に合った場所に巣箱を移動させます。

例えば、ちょっと暑い時期は、なるべく標高が高くて涼しい場所に設置しています。愛媛県は雪も積もるので、寒い時期になると標高の低いところに移して陽がよく当たるような山へに設置したりしています。

-そうすると味はどんなふうに変わるのでしょうか?

巣箱の近くにあるものに、風味や味わいが似てきます。
全国的にも有名な「百花蜜」は、関東や北海道のと比べて、うちのはちょっと優しいような感じもしますし、香りも華々しい感じがしますね。個人的な意見ですが。笑

-お話伺っていると、すごく手間がかかっているなと思います。

手間をかければかけるほどミツバチ達の状態を知ることができます。ミツバチは巣箱の中で生活するので中の様子が見られません。一つ一つ箱を開けてミツバチが元気か確認する必要もあります。

-養蜂家を始めたきっかけはなんですか?

先代である祖父が始めたきっかけは、愛媛県は凄くみかんが有名ということで、当時みんながこぞってみかん農家さんになっていたので、ミカンに近づくミツバチがすごく多かったんだと思うんですよ。それだったらこっちに商売を切り替えようかとなったのだと思います。隣近所みんながミカン農家さんだったので、ちょっと違うことをしようっていうのがきっかけですかね。

私はそれを継承していきたいと思っています。
今では個人で育てている方もいらっしゃるんですけど、昔からやられてる養蜂家さんが凄く少なくなってきていて。今の若い方に継がれないことがすごく多いんです。やっぱり若い世代でどんどん引き継いでいかないといけないと思うんですよね。

あとは、幼い時から身近にあったというのも大きいですね。ハチに刺されることも日常だったので。笑
でも、大人になっていくにつれて、自分でお買い物したり料理することが多くなってきて、はちみつって買うことが少ないなって気付いたんですね。
今の若い方ははちみつに触れることがあるんだろうかっていう思いもありました。私が発信していくことで、このはちみつが好きなんだ!って言ってもらえるような時代が来たらいいかなと思っています。

-女性の養蜂家さんは珍しいのですか?

まだまだ女性の養蜂家さんはあまりいらっしゃらないんです。凄く重労働なので。
男性でもなかなか大変な仕事なのでやっぱりある程度覚悟がないと厳しいかなと思います。

ミツバチが一番多い時期だと何万匹何十万匹が1箱に入ってるので、それを持ち上げて運んだりすることが凄く重いですし、日焼けもします。もう身を削ってやってます。笑

チャレンジしたいって言われる方は多いんですけど、作業で蜂に刺されることを苦痛に感じたり、恐怖が生まれてしまうとなかなか難しいくて…。やめられる方もいらっしゃいますね。

-やりたいと思う方を増やすためにもやはり発信が大切ですね

まずは興味を持っていただきたい。どうやってはちみつが取れているかっていうことを知ってもらって、少しやってみたいという気持ちが生まれたら嬉しいなと思います。

-やりがいはどんなところに感じていますか

やっぱり一番は、はちみつを採る時です。この日の為に1年間頑張ってきた!っていう気持ちになります。
ミツバチの寿命ってだいたい1ヶ月くらいとかなんですが、その一生で集めることができるはちみつの量がティースプーン1杯って言われているんです。なので、感謝の気持ちが大きいです。
あとは、従業員さんの喜んだ顔とか、「今年のはちみついい香りするよね。」などのお声をいただいた時は、また来年も頑張るか!という気持ちになります。

-宇和島農産さんのはちみつをどうやって食べてもらいたいですか?

一番は、そのまま食べていただくのがベストです。
あとは、日常生活に取り入れてもらえる方法がいいのかなと思っています。うちのお客様は結構年配の方が多くて、パンよりお米派の方が多いんですね。なので、お米を炊く時にティースプーン1杯ちょっとはちみつ入れてもらったら、つやが出ますよとご案内しています。お米に味が移るというよりかは、ツヤが出ます。新米みたいな感じになります。
お家に残ってるはちみつがある方には、煮物などのお砂糖替わりで使ってくださいと言っています。でも、買ったばかりの、開けたばかりの香りがある状態では、やはりそのまま食べてもらいたいです。

-宇和島農産さんのある宇和島市はどういう土地ですか?

海と山に囲まれてる場所です。四国全体がそうなんですけど、特に宇和島市は最南端に近いところで、四国の暖かい気候でもあり自然豊かで漁業もすごく盛んです。山ではみかん、海では鯛と真珠がすごく有名で、いろんな特産品が魅力的な町になってます。

-なぜポケットオーナーズに参加しようと思ってくださったのですか?

一番の理由は、知っていただきたいという思いです。はちみつができる過程などを伝えて、そこからみんなが食べてるはちみつって貴重なものなんだよということを知っていただきたいです。

-オーナーを検討している人に一言お願いします!

はちみつはミツバチたちがつくり上げるものなので、私たちはそのお世話しかできないのですが、皆さんも少し応援する気持ちで、ミツバチに何か応援、エールを送ってくださったら嬉しいなって思います。

-最後に今後の目標を教えてください

今抱えているミツバチ達をより増やして、若い世代の方達と相談しながら、ミツバチの飼育を広げていけたらなって思ってます。



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