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「友人に会う」という活動を3年ぶりにした話。

先日、実に3年ぶりくらいに夫以外の誰か、いわゆる「友人」と約束をしてごはんを食べに行きました。

しっかりと数えてはいませんが、「特定の友人と会う」という活動をしたのは、おそらく本当に3年ぶりくらい。


私には友達がいません。

どれくらいいないかと言うと、仕事終わりにはまっすぐ帰宅か寄り道するにしてもひとり、休みの日に出かける場合は夫とボルダリングかひとりで映画館や買い物、家にいるときは動画鑑賞や読書をして過ごす。

会社ではランチはたいていひとりで行き、飲み会に誘われることもないため、やるべきことが終わり次第さっと帰る。

高校時代の友人は、おそらくこの先2度と会うことはないのではというくらい疎遠で、大学時代の友人はたまに連絡を取る程度の関係性の人が2人いるものの、会おうというほどではない。

ここ3年の私の世界は、まさに会社と家だけで成り立っていました。

しかし、それに全く不自由はありませんでした。

なぜなら私は生粋のひとり好きで、大人数が苦手だから。

会社で誰かと過ごすお昼休憩、それは休憩ではない。

「飲み会」には可能であれば一生行きたくない。行くにしても参加人数は自分を含め4人が限界。

友達とカフェやごはん屋さんでずっと向き合っておしゃべりし続けるのは疲れる。2時間がいいところ。むしろひとりで好きなものを食べに行く方がリラックスできてかつ楽しい。

映画館へはひとりで行きたい派。隣が見知らぬ人の方が素直に映画に入り込めるから。

私にとって友達がいない、家と会社だけで成り立つ世界は全く苦ではなく、むしろ交際費がかからない分お金が貯まる、自分の好きなことだけをして過ごせるという、楽しいだけでなくメリットまでも感じられるソロ活ライフでした。

そんな中、3年ぶりに友人と会うきっかけとなったのは、年始の挨拶LINEメッセージ。

友達がいない私に来た挨拶LINEは今年は2通。
※余談ですが、私宛の年賀状は毎年、子供の時の習い事の先生からの1通のみです。

1通は、大学時代の友人で微かに関係が続いている2人のうちの1人(彼女は私の紹介で、私が以前住んでいたマンションの部屋に住んでいます)で、もう1通は、私が社会人になりたての時くらいに銀座の300barで出会った、私より6歳くらい年上のお姉さん。

今回の「3年ぶりの友人とのごはん」のお相手は後者です。

彼女とは初めて出会った日に連絡先を交換しましたが(もちろん友達として)、たまたま自宅最寄り駅が同じだったという縁もあり、たまに会う間柄となりました。
これまたたまたまですが、お互いが入籍した時期も1週間弱くらいの差という、面白い偶然の一致も。

B型特有のユーモアと人を決してけなしたりしない性格の良さ、小柄で肌が綺麗でとても30代には見えない可愛らしさを持った、一緒にいてとても楽しい人でした。

久しぶりに連絡をもらい、かつ今年は強運(ゲッターズ飯田さんの占いによると)ということもあり、積極的に外の世界に触れていこうというマインドになっていた私は、「今度ごはんに行きましょう!」と彼女に提案しました。

彼女の勤務先は出会った当時から変わらずですが、現在のお互いの勤務先の最寄り駅は一緒。これまたすごい偶然といえば偶然です。

お店を決める際、「夜パンケーキでもありですか?」と聞き、勤務先最寄り駅近くのお店でパンケーキを食べることにしました。

久しぶりに会った彼女は相変わらず可愛らしく、とても40歳を目前にしているようには見えませんでした。

パンケーキを食べ、近況報告をし、ちょうど2時間でお開き。正確な体内時計です。

お互いの現在の居住地は同じ路線の逆方面だったので、駅構内でまたね~とお別れしました。

会うまでは「やっぱりめんどくさいなー。親知らず抜いてごはん制限されてるからリスケにしようって言おうかな。」など頭をよぎりましたが、いざ会うととても新鮮で楽しい時間を過ごすことができました。

会社で他人と会話をする機会は少なくないとは言え、やはり色々な人と話すのは楽しいもので、大切なことでもあるなと感じました。

話題はなんであれ新しい物事を知ることができるし、「聞いて・話して・楽しむ」ということができる。

身を置く世界が狭すぎた3年間を取り戻すべく、今年2024年は新しいことや外界に積極的に触れていこうと思います。

人との交流は、楽しいことや有益なことを呼び寄せる。

年始挨拶メッセージをくれたもう1人の友人に、近いうちに連絡しようと思います。

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