マガジンのカバー画像

とるにたらない話をしよう

<※2020年7月末で廃刊予定です。月末までは更新継続中!>熱くも冷たくもない常温の日常エッセイを書いています。気持ちが疲れているときにも読めるような、たんたんとした平常トーンを… もっと読む
どうでもいいことをすごくしんけんに書いています。
¥400 / 月
運営しているクリエイター

#日常

【日常百景】麦茶とこおり

冷凍庫の製氷スペースから、氷をガッとすくう。 グラスにいれる。 麦茶をそそぐ。 ピ、ピキ…

苗とくらすと

週末、ベランダで苗を植えた。 きゅうりとトマトと、バジル。 土選びに迷い、ホームセンター…

チョイサム生活

最近、小松菜が高い。 すこし前までいつものスーパーでは100円を切っていたはずなのに、気づ…

100

茹でたけのこと拡張家族

近くの産地直売所で、地元のおばちゃんたち(おそらく)が湯がいたたけのこを売っている。 こ…

そんなときはラジオ体操

最近はじめた小さな日課に、ラジオ体操がある。 在宅ワーク中の夫とわたし、そして登園自粛中…

供する甘夏

甘夏の外皮に包丁でぐるりと切り込みをいれ、指をすべりこませるようにしてぐぐっ、と力をこめ…

自宅保育デイズと、新しい日常

3歳の娘に空前のハサミちょきちょきブームが訪れており、片付けても片付けてもいつのまにか紙片が散らばり床の見えない毎日を過ごしている。 家の中でも楽しめるように、と勢いで作ったダンボールハウスも日ごとに変化を遂げつつある。壁や床には娘が描いたぐるぐるの絵や、切りきざんだ紙片がぺたぺたと貼られ、かつ単品で貼られた謎のセロハンテープ群がてらてらと光る。 今日はふと思いついて「あっ窓でもあけようか!」と屋根部分にカッターで小窓を開けた。さらに紙に動物を描いて、動物たちがそこから中

マグカップと湯気と「慣れ」

日常の中にありふれているなんでもない光景に、ときどきまじまじと見入ってしまうことがある。…

海のある毎日

なんでもない住宅街の細い路地を、きゅっと曲がる。 すると建物と建物のすき間に、いきなり「…

春野菜ばんざい

こんなときだけれど、春が来ている。 わたしが毎年、いちばん春を感じてわくわくするのは食卓…

雑記:ほんとうに、とるにたらない

こういうときに読みたい文章ってなんだろな、なんて考える。 ずーっとざわざわとしている。世…

締切の味はレーズンチョコ

締切に追われているときに手を出しがちなアイテムがいくつかある。 そのひとつがヨーグルトレ…

それでも日常はまわる

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

子乗せ自転車と夜の街

時刻は夜の七時半。 ひと月だけ仮住まいをしているマンスリーマンションから、子乗せ電動自転車でひとり、夜の繁華街へでかけた。 いっそ遊びにでもでかけるならうきうきとペダルをこいでいるところだが、実際は残念ながら仕事の締切におわれてぴいぴい言っている。 暇な時期はとことん暇なくせに、重なるときにはほんとうに重なるわが仕事。スケジュールが微妙にずれるはずだった複数案件が結局一気にピークを迎え、にっちもさっちもこのままではあかん状況になりそうやと、夜仕事タイムを夫に申請したのだ