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BTSにハマったその後 思いがけず自分の内面と向き合うことに


グラミー賞での出会いからBTSに興味を持ったにわかファンです。宜しければこちらの記事からお読みください。


BTSを好きになって1ヶ月。自分の心境にもちょっとした変化があったので書いてみることにしました。

音楽以外の事が気になりはじめた時

毎日色々なBTSを勧めてくれるyoutube。
Dynamiteで誰がだれかまでは分かるようになったけれど、テテ?ホビ?
やたらヒョンヒョン言ってるは何で?
愛称や韓国独特の呼び方の文化が気になりはじめます。

1ヶ月経った今は「SINどい」を共感できるまでに至ったのでネット社会最高。Armyの皆さんありがとうございます。

ちなみに最近は運転中にMake It Rightをよく聴いてます。


キムソクジン沼の手前にいたい

はじめて見たグラミーの時の印象と言えば
「後半に出てきた人の声好き!歌い方も全身全霊で若いメンバーかな?」
気が付けばジンくんの真っ直ぐで綺麗に響く声に惹かれていました。

よく見たら顔小さい…!上品で可愛らしい人。そうか彼がWWH。

ん、最年長?最年長!
気になりだしたら一直線。過去のMVを見てジンくんパートを探しているうちに思います。

彼の変わらなさは一体なんなんだろう。

(何度でも見たい。DOPEお医者さんジンくん登場シーン)

(船長さんが交通整理ダンスしてるのとホソクさんのテニス選手がツボ)

全員が少年ぽさがあった初期からパフォーマンスや表情はかなり大人っぽくなっているのですが、デビュー当初のクールを装っているキャラクターの頃から世界的なアーティストになった今でも、ジンくんはカッコいいのに「毎年夏休みに田舎へ遊びに来る親戚の子」みたいな親みやすさ、温厚さが変わらず共存しています。


そこからEATJINを見て納得します。
おー、やーを多様するマイペースな話し方。
(韓国語は詳しく無いけれど、飾らない人だなという印象でした。)
癖が強いけど、丁寧な食べ物紹介。
そしてよく食べる。本当に笑い声が窓拭き。
自分のギャグに自分で笑ってまた窓拭く。
これが通常運転か。なるほど、癒しだ。

普段は穏やかでひょうきんな姿を見せてくれることが多いけど、とても努力家で最年長としてやる時はしっかりやる責任感の強いジンくん。
(音楽番組に出た際、群れから離れるメンバーを後ろからこそっと連れ戻すカルガモのお母さんみたいな姿にキュンとしました。(笑)1回だけじゃなく、似たような光景が度々カメラに抜かれているので業界内では有名なのかな?)

これはメンバー全員に共通する部分ではあるのですが、成長し続ける人は心が真っ直ぐでへこたれず幾つになっても生き方がしなやかだと思います。
私が目指すのはそんな人。

社会に出て色んな場面でこの人素敵だな。良いところ真似したいな。と感じる人に度々出会ってきましたが新たにキムソクジンさんが加わりました。自分の経験値が子供に思えてしまうくらい彼らの考え方に圧倒されています。

でも、出来ればまだ沼の手前にいたい。
熱く語っていて何を今更と思われるかもしれませんが、これ以上好きになったら生活に支障出てしまいそうで怖いです(笑)

臆病な自分と向き合う時

まだ20代の彼らは何故ここまで精神的に自力した大人でいられるんだろう。
という興味が大半を占めた時にナムさんの国連総会でのスピーチを読んで「彼らも同じ人間なのか。」とハッとさせられました。


夜空や星を見上げて空想することをやめ、他人がつくりあげた型に自分を押し込もうとしていました。自分の声を閉ざし、他人の声ばかり聞くようになりました。誰も、僕自身でさえ、自分の名前を呼びませんでした。心臓は止まり、目は閉ざされました。

このように、僕は、僕たちみんなは、名前を失い、幽霊のようになりました。
(ユニセフ公式サイトより引用)

ナムさんの子供の頃を振り返った一節ですが
「誰かの目や声が気になって、自分の気持ちがわからなくなる。」
私自身、長い間そんな自分が普通だと思って生きてきたのです。

10代の頃に解決できた問題だと思っていたのに、進路を決める時、就職して仕事をして転職をするときまで、いつも自分にとって本当にやりたい事なのかという事よりも周りの反応を伺い、いかに波風立てずに無難にやりすごすか。
知らず知らずのうちにそんな思考が頭の中を支配していました。 

30代目前になって夫に出会ってから、たまにふざけて「自分を信じろ!」と松岡修造さん口調で言われる時がありました。

自分がどうしたいかを考えることを長年サボっていた私は、ふとした時に自分の考えに不安を抱えてしまうから夫なりに明るく励ましてくれていたのです。その甲斐もあって「自分がどうしたいのか」を徐々に見つめられるようになれました。

こんな私が母になって、子供にちゃんと生き方を教えてあげられるんだろうか?と心配になることもあります。
それでも迷った時は一緒に考えて、答えを探すこともできる。
一度失敗しても、手を取り、抱きしめて、応援することだってできる。

まず自分を愛することを伝えたい。
そのためには私自身の過去や現在、未来全てを愛せるようになりたいと彼らの姿から教わりました。 

好きな人は沢山いても良し、声に出しても良し

以前働いていた職場で「BTSのライブチケット当たったんですー!」
と半分泣きながら報告してきてくれた歳下の子を思い出しました。

この頃の私はKPOPが分からない上に、まだそこまでお互いの事を知らないのに全身で喜びを伝えてくれた彼女。 
好きな人を周りに紹介する事は、自分の内面をオープンにする事だと思っているので、内向的な私には勇気のいる行動です。
今だったら、誰ペンなのー?って盛り上がりたいところですが、当時は好きな食べ物を紹介するように好きなアイドルの話ができる彼女が輝いて見え、羨ましく思いました。

そんな私ですがnoteやTwitterを始めて想像以上にたくさんの「好き」の引き出しを開けることができています。

好きな人、心を動かされるもの、たくさん持っていたらきっと人生はもっと豊かになるはず。
大きな声じゃなくても、好きって表現できるって幸せだと気がつくことができました。
これからもささやかに「自分の好き」を発信していける人でありたいです。

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