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書籍の記録

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出会った書籍にレビューを。 お気に入りの言葉に感情を。 人生に寄り添う言葉たちは生活の画家。 ここから少しずつ、読み終わった順に、言葉にしていきます。 別名、言葉の自己研鑽。
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はじめに

心に響いたものを、響いた分だけ、誰かに届けたいと、思いました。 できることなら、その時届…

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犬養ターボ「シグナル」

愛とは何かを語るのはとても難しい。 ○○である、というのは簡単だけど、 実践として体感する…

大野 弘紀
5か月前
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時空絵巻 30頁 おまけトーク(好きな詩人)

「命育む過程」 生き物が死に絶えていく それは人の手によって 生命は死に絶えていく それは…

大野 弘紀
5か月前
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あらまし 「それからはここから」

前作、ホールケーキを切り分けて、からずいぶんと作風が変わった。 焼けつくような、凍てつく…

大野 弘紀
5か月前
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月詠 詩 「その手を」

待ちに待った「その手を」 幸せのために今日を唄うラプソディー 夜を超えていく 勇気のノク…

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「西村佳哲」について

「自分の仕事をつくる」 まるで人生のバイブルのような本 自分であること 生きて行くこと 働…

「ジェームズ・ボーエン」について

「ボブという名のストリート・キャット」 君は僕の宝物 たった一人の友達 出会って最初はこう思ったんだ 君みたいなやつは知らないね 僕にとってはどうでもいいのさ けれどさ―何故か放っておけなかったんだ 傷ついた君を 誰かを待ち続ける君を 君は僕の宝物 君は僕を待ってくれるたった一人の家族 一緒に過ごすうちに途中から思ったんだ 傷ついた君は―とても誰かに似ているということに 誰かを待つ君は―とても誰かに似ているということに そうして―僕は気づいたんだ 君は僕自

「月詠 詩」について

「宛て名はない、でもきっと届く詩。」 まるで氷の世界 美しくて いつまでもここにいたい で…

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「伊坂幸太郎」について

「アイネクライネナハトムジーク」 大好きな作品。 たぶん、人生で好きすぎて止まらない小説の…

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「雛倉さりえ」について

「ジェリーフィッシュ」若いということの 美しさと残酷さと 拙さと 成熟への過程と 世界を切…

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「江戸雪」について

「椿夜」 雨という激情と草のにおい 旅人の足跡 星を数えて 空を見て 雨を眺めるだけで 海…

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「江國香織」について

「旅ドロップ」 旅とはなんて素敵なものであるだろう 私は心のどこかで旅というものにあこが…

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伊勢華子について

「みみをすませば」 本を一つ読むたびに 石のようなものが心の中に落ちていく どうすればい…

安達茉莉子について

「何か大切なものをなくして そして立ち上がった頃の人へ」 なくしたものがある こぼしたものがある 拾いに行くことはできない それは 過去にあるから でも この手にないからと言って 永遠に 手に入らないとは 限らない 未来に それは 落ちているかもしれない 過去に零したのではなくて 今が抱えきれないから その時のために 未来に置いてきたのかもしれない それは歌 言葉ではない これは 歌詞 A TO Z で始まる歌詞の世界 大きな希望じゃなくて いい 頁の多さだけ