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「言語化する」ということ(とあるワインバーでのお話)

A little while ago 〜少し前のお話し〜


長年通わせてもらっている、とあるワインバーのカウンターで隣になった男性とのお話しです
このバーは基本初対面でも、同じカウンターに座れば必ず自然と会話が始まります

その日も隣に座った歳上の男性(雰囲気からそう見えました)と自然に会話が初まりました

その紳士は飲んでいるワインの感想を、まるでソムリエのように自分の言葉で語っていました

「ワインにお詳しいんですか?」と尋ねたところ以下のような返事が返ってきました

「特に詳しくはないですよ。ただ、こうやって言葉にすることで印象に残るんです。」

その言葉を聞いてハッとしました
普段から言葉にする事の大切さは分かっているつもりでしたが、いざ目の前に実践している人が現れたことにより、自分の意識の低さを痛感しました

読んだ本、観た映画、聞いた話、出会った人達…
ちゃんと言語化しないことによって、記憶から遠かっている事を再認識させられました

人に話すことでもいい、ノートに書き綴る事でもいい、ちゃんと言語化する事

貴重な時間を使って得た経験を無駄にしないために、"言語化すること"の大切を改めて教えていただきました


余談ですが、その日は高価なワインをご馳走していただきました
そして、後日分かった事ですが、その方、銀座の一等地に店舗を構える美容外科の先生でした

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