見出し画像

コーカサスから中東へのバイク旅行 (その103)

2023/11/4   (その1)

どうも、囚人ヨシです
いかんな〜
ここであげてる日記の題名を変えなきゃいけないかなぁ
「コーカサスから中東へのバイク旅行」 って題名なんだけど
「コーカサスから中東の入獄記」にせんとあかんやろか?

イラクの悪徳警官にはめられて、無実の罪で牢屋に入れられた純朴な日本人の正しい姿としては憔悴しきって食べ物も1口も喉を通らず、夜も眠れない日々を送らねばいけないところなのだけれど、残念ながら牢屋に入れられるのは、これが初めてではない

といっても、犯罪を犯したわけではなく、20数年前にユーゴスラビアと言う国で、やはり入国手続きの問題で罠に引っかかって1日体験入獄した事がある
当時、コソボ、紛争と言う問題が起こっていてコソボに住む多数派のアルバニア系住民がユーゴスラビアからの独立を目指し近々、住民投票が行われると言う状況でコソボから入国してそのままユーゴスラビアに入り北のハンガリーに出国しようとした際に、不法入国扱いで投獄されたのだ
考えてみると今のイラクと状況が似ていないこともない
その当時コソボは、国連軍が治安維持と称して駐留していて、入国手続きを国連軍が代行していた
気をつけていれば気がついたかもしれないが、コソボからユーゴに移動する際に途中のチェックポストで入国手続きが出来たらしい
しかし残念ながら、その時自分の他にも2人の友人と移動していたがだれも気づくこともなく、そのままユーゴスラビアに入って、出国の審査で捕まり少しの取り調べを受けた後、護送車に乗せられて運ばれた先は刑務所だった
そちらのほうはちゃんとした刑務所だったが
幸い汚い2段ベッドで一晩を過ごした次の日簡易裁判を受けてすぐに釈放になった
1人50ドルの罰金と1年間のユーゴスラビア入国禁止のスタンプをパスポートに押された
そして、その日のうちに出国するようにと言う通告を受けて、すぐにバスに乗りハンガリーに出国した
当時、ユーゴスラビアの立場からすれば、一方的に悪者扱いをされて理不尽な理由で国連軍から攻撃され、セルビアの歴史に関わる大切な土地を切り取られようとしている
そんな時にコソボから入国してきた間抜けな外国人から少々のお小遣いを稼いでもいいだろうと言う話で、自分たちの他にもロシア人娼婦3人、スペイン人変わったところで、チリ人も1人捕まって罰金を払わされていた

しかし、今回はいささか納得がいかない
ビザの現物の文字が消えてしまっただけで、なぜ拘留されないといけないのか?
現物が確認できないから、不法滞在を疑われると言う理屈であるならば、他にも盗難紛失等のケースで警察に届け出をしたらそのまま捕まらなくてはいけないことになる
アホか
どうも、自分が最初に行った小さな警察署は、名称をパスポート&レジデンスオフィスと言うらしい
という事は、日本で言う外務省的な政府機関に属する機関な訳でそれならば電話で空港なり、外国人の入出国を管理する部署に確認をとればその人間がビザを所持しているかどうかなどすぐにわかるはずだ
実際調書をとってた際に、ポンコツ通訳を通じてそうして貰えないか願い出たが蛇男の反応はなかった
あの通訳も伝えてるかどうか怪しい
何もかもポンコツである
もしかして連携が取れない何か理由でもあるのか?
ここに走ってくるまでの間、たくさんのチェックポストを通ってきたが本当に連携が取れて無いようで各チェックポストで毎回本部との連絡で待たされるのには辟易とした

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?