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始まりの思いは何度でも繰り返す。

不可逆な日々

コロナによる自粛生活はいったん解除となり、
6月1日から色々なものが動き出したけれど、きっと
「元通り」みたいにはならないだろうな。
多くの人たちがこの数ヶ月に体験してしまったことは
不可逆で、きっと「元通り」とは違う世界。

2011年に、こんな風なことを書いていたんだけど、
2020年の今日でも、全く同じようなことを思う。

クラウドなどの登場で、在宅仕事はかなりやりやすくなったと思いますが、在宅にしばられすぎないことにも気をくばりたい。

育児期に在宅で仕事をできるということは、まとまった時間を確保できないことや、待機児童が多い保育園事情をカバーでき、子どもと一緒に過ごしたい、と願う女性の心理的なハードルを下げられるものではあるけれど、
「家庭が仕事に侵食されると、家庭が疲弊してしまう」

育児期ならではの環境。
だからこそ「自宅以外の場所」で
「預かりあったり見あったりしながら」
「ワークシェア」や「コワーキング」をするのです。

自分ひとりで、背負うのは大変。
自分ひとりで、がんばるのも大変。

だから、一緒にやりたいって思う。
だから、仕組みを作りたいなって思う。
今まで経験してきたことを、シェアしていきたいよ。

(オリジナルはもっとつらつら書いてます)
http://plaza.rakuten.co.jp/nightrainbow/diary/201102180000/


つい先日発行したPolarisの事業レポートに、
私のここ最近の暮らし、「ステイホーム」ならぬ
「ステイホーム(タウン)でのはたらき方」について書きました。

こう並べてみても、考えていることの中心部はほとんど変わらないなあ。

厳密にいえば、私がしているのは、「ステイホーム(タウン)でのはたらき方」というようなこと。家だけではなく、わがまち仙川をベースに、半径600メートルの暮らしをしております。

Polarisの事務所兼コワーキングスペースの”cococi”は、最寄り駅の商店街の中。徒歩7分の場所にあるので、午前中家で仕事をしてお昼食べてから事務所に行くこともできるし、いったん昼ごはんを出しに自宅に戻ることもできる。家族の都合がぶつかれば、「私はcocociでやるね」と出かけることもできる。自宅でのオンライン学習に飽きたら、子どもも一緒に出掛けていくこともできる。家族と過ごす時間が増えて嬉しいこともあるけれど、一人になりたい時もある。そういう時の逃げ場にもなる。歩いて行ける場所に過ごせる場所、ワークスペースがあって、自分でその使い方を自由に選べることのありがたさを、これほど強く感じたことはありません。

日常を家(ホーム)から拡張できたからこそ「ステイホーム」がつらくなかった。「はたらく場所としてのまち」は、コロナとともに生きていくこの時代において、もっともっと探究されるべきことだと思います。「ステイホームタウンなはたらき方」は、家庭の都合と仕事の都合を、うまいこと分解・再編成することができる。

はたらく場所として、学ぶ場所としての家、まち。
私たちPolarisが経験してきたことの中に、今あらためて役立つ
ことがあるだろうと思うし、それ以上に、私たちの想像を越える
出来事が起きていくんだろうとも思う。
私たちは、どんな風に地域に、社会に還元していけるだろう。

思考を止めずに、経験してきたことをシェアしていきたいと思います。

そして、始まりに抱いた思いというものは、
何度でも何度でも確認できる出来事に出会えるものだなあと思う。
突きつけられると同時にチャンスが与えられるんだろうね。

子どもがまだ小さかった頃に抱いた気持ちは、
扱うテーマや関わる組織などの形は変えながらも、育まれ続けている。

#市川望美    #ステイホームタウン #はたらく #働き方改革

#職住近接 #ワークライフインテグレーション

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