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考えごと#4 「自分の価値は場所で変わる」

このnoteを開いていただきありがとうございます。

先日あるベンチャー企業の役員の方からお話を伺う機会がありました。そこで役員の方からいただいた言葉に非常に強いメッセージ性を感じたため、今回はその内容について書かせていただければと思います。

その方はグローバル軸の強い方で、海外支社の立ち上げや海外採用にも携わっていらっしゃる方でした。

その海外軸を持っている方だからこそ言える言葉だな、と思ったものがその方との会話の中で1つありました。それは

「自分の価値は場所によって変わるよ」

という言葉でした。


その方は例として日本食レストランの話をされていました。

国内で日本食レストランを出したとしても競争が激しく、どんなに美味しい料理のお店でも業績を伸ばせる可能性は高くありません。

一方海外で日本食レストランを出した場合、日本人が出している日本食レストランというだけでも稀有な存在になれますし、味が良ければ人気レストランになる可能性も日本に比べると高くなります。

海外で日本食を食べたことがある方は「ここの料理は美味しいけどやっぱり日本のには敵わないな〜」と思ったことが1度はあると思います。

つまり競争優位な環境に身を置くことができれば、自分の能力が高くないとしても優位に立つことができますし、日本では平均的だった自分の個性が場所によっては強みとなる可能性もあるのです。

文化の話で言えば日本では当たり前とされている時間通りに動くことや日本語を話せること、個人の能力で言えばプレゼンを作る力や懐に入る力などは場所や環境によっては大きな強みとなる可能性があるのです。

この話はグローバル目線だからこそ国を変えないといけない、という話ではなく、自分が入る業界やコミュニティという面でも言えると思います。

個人で動くのが当たり前の環境にリーダーシップは活かされませんし、コミュニケーション力が問われる環境に座学系の資格は効果をなさないわけです。

そのため自分が持っている要素が「強み」となる環境にいること、「強み」として活かせる環境を選ぶことが今後の人生を決める上で大事になってくるんだな、と役員の方からのお話を伺う中で感じることができました。

「自分の強み」は普遍的なものではなく、求められている環境下において希少価値が高いからこそ「強み」になるんだなということをこのお話の中で感じました。

自分が持っているものの中から「強み」を探すのではなく、自分が持っているものが「強み」になる場所を探すことが重要なんだな、と感じることができた時間でした。

自分の「強み」として活かせるもの、活かせる環境というものを今後自分が関わる環境において見つけていきたいです。

先日の役員の方とのお話は上記のような考えを与えてくださった本当にありがたい時間でした。このnoteにて感謝を申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

そして、この記事を読んでくださった方々、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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