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えとせとら230831

学生の頃は何も考えずに無邪気に書きなぐっていた、ブログ、自作サイトの日記。いつの間にか”周囲からどうみられるのか?”という羞恥心と乙女心に目覚めてしまい少女はそっとブラウザを閉じるのだった。

ここ2年くらい散文的に色々書くのになぜか抵抗がなくなった。ということで、作品の宣伝、仕事のお知らせ、何かしら主題のある記事以外も淡々と量産してみようと思う。

●表現に愛されるのか?愛すのか 表現に愛されるために戦った1年半
立派なモノをアウトプットしなければならない。
赤裸々に言うと、そういう圧 プレッシャーを大分自分に課してきたんだと思う。ちょっと鼻ものばしていたんでしょうな・・・

がむしゃらに色々なことをアウトプットするべきだし、人とのつながりも、やりたいことも、吸収することも、楽しいことも・・・
かっこつけちゃうことで色々動きが限定されてしまう。

最近ちょっとだけ日常に落ちている表現に対する向き合い方、触り方を変えて見ている。結構楽しい。
ヘッドホンを新調してみた、イヤホンをお気に入りから変えて見ている、普段使わない機材にさわってみる、じっくり音楽を聴いてみる、じっくり本を読んでみる。じっくり物思いにふけってみる、何を食べるかじっくり考えてみる、外になるべくで歩いてみる等々・・・別段時間や暇が増えたわけではないけれど、一旦足を止めてじっくり何かしてみる。日常を、表現を愛してみる。日常、表現から愛されたいって結局”認証欲求”だよねなんてことも思ったり・・・。でもそれもまた人の日常にあるひとつの感覚ではあるんだと思う。
時間があろうがなかろうが、人生が長かろうが短かろうが、じっくり向き合ってみる。
ちょっとだけ”幸い”ってやつに近づいたような気がする。
去年独立してから、この心境に来るまで長かったし、円形脱毛症になったりしましたorz

●ラジオと世界観のある音楽
そんなこんなでラジオとかポッドキャストをやってる暇あるのかわからないけど習慣にしてやってみようかしら?なんていうのもちょっと考える。
Youtubeではね・・・やってるんですよたまに。

ということで自分のラジオを貼ってみる。
ゲストは作品に素敵な音楽をいつものせてくれている音楽ユニットChouchouさんです。

子供の頃から結構FMラジオが好きだったりする。ラジオは文化をインストールするとても大事なツールだった。
中でも大好きだったのは
NACK5でやっていた新居昭乃さんのビリジアンハウスと
これは大学の頃だけどJWAVEでやっていた大貫妙子さんのラジオ。
どちらも番組で様々な国の音楽や映画音楽なんかを紹介して、自分の音楽文化の形成にこの2人の存在は凄く大きかった。
世界観のある音楽は本当に大好きだ。
文化って作品表現ももちろんだけど、ラジオで発信する表現に対する愛みたいなものも凄く波及する気がする。

素晴らしいワールドミュージックを紹介してくれるのももちろんだが、大貫さん、新居さんの音楽そのものにもとても影響された。好きな曲をちょっとだけピックアップ。どこかフェアリーテール感がありつつ、日常の向こうにある異世界感が大好きだ。
油断していると(いい意味で)ラジオからながれる幻想的な音楽ってちょっとわくわくする。特に誰もいない自分の部屋でラジオに耳を傾けるのってちょっと秘密感があったりしないだろうか?

●映像表現探訪1

最近、どうやらアニメの表現として”素朴な作画”というのがアニメーターさんの中で意識されているらしい(めちゃくちゃ端的で実際そんな言葉は流行っているわけではないのですが)あるクリエイター(アニメーター)さんのトークショー配信でそんなニュアンスの話を聞いた。
ある意味、完成度の高い立体的な空間表現や作画芝居、正確なデッサン感を崩してでも表現しえる画としての演出的な気持ちよさ、楽しさを優先する志向というニュアンスであっているだろうか・・・。
個人的にもちょっとその辺は試してみたいなんて話をうちのチームのイラストレーター、イワサキ君と話していた。
何をもって”素朴である”と認識するのかはとても広義にわたるとは思うものの、最近アニメーション表現においてミュージックビデオ的な手法またはそのものにみられる過剰過ぎない画面の気持ちよさは確かに感じられる。
素朴・・・・素朴とは?

先述したイラストレーター イワサキ君の最近のおすすめMVなんてとっても素朴じゃないかしら?

わたくしだったら、大好きな たむらしげる先生の作品(これはCMだけど)なんても素敵で素朴な気がします。
どちらもトークショーで語られた”素朴な作画”ではないけれど(そもそもアニメーションですらないという)
いい意味で若いクリエーターさん達のアニメーションや、映像に対する認識の主観性みたいなものがどんどん入り込んできている。そして、背中をぐいぐい押す感じは中堅の人間としては嬉しく思いつつ自分も端っこにおいてくれないかい?なんておもったりする。

前回liveの感想を書いたバーチャルなアーティスト長瀬有花さんの新曲のMVもとても素敵だった。

サブカル全盛の時のEテレ感(かつてNHK教育をサブカルチャー軍団がディレクションしていた時代があった。編成でほぼ全滅)も感じたりソクラテスもにっこりのチャーミングなMVだ。
”素朴な作画”言葉としてなんだかとっても好きな感じがする。
今後の自分の作品にも意識して取り込んでみたいものだなと。
要するに正確なプログラム、製図から絵を描く方向にアニメーションを引っ張っていこうという一面もあるだろうし、たしかにそういう飛躍がフィクションには必要なのでは?ということでもあるのだろう。
なんだかとても楽しそうだ。

という感じに散文的に今後もnote続けていきます。
よろしくです。

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