３月から１１月くらいまで基本的に忙しい。
なぜなら、プロ野球のシーズンだからだ。
シーズン中はほぼ毎日試合をやっているプロ野球。
テレビやネット配信で見られる試合はどの試合もだいたい見ている。
（ちなみにパでは福岡ソフトバンクホークス、セでは東京ヤクルトスワローズを応援。）

テレビやネットで野球を見る一番の利点は、すべてのプレーをしっかり見られることだと思う。
ピッチャーの配球や微妙なプレーも確認できるし、選手の表情や仕草、ベンチの様子もわかる。
試合も１試合だけではなく、チャンネルを変えれば他の試合もすぐに見られる。
天候に左右されず、出かける手間も延長戦になっても終電を気にする必要もない。
テレビ観戦最高。

それでも年に何回かは球場へ足を運ぶ。
なぜか？

チームを直接応援したいから！

という理由もあるけど、多くは次の理由である。

ビールを飲みながら屋外で野球を見たい！

生ビール半額イベントがある！

美味しそうなフードイベントがある！

花火が見たい！

ユニフォーム配布試合でユニフォームをもらいたい！

マスコットに会いたい！

ほとんど野球に関係ない理由ばかりである（むしろビール）。
野球だけを見るならテレビで充分。
野球＋αを味わいたいから球場に行っている。

私がよく行く神宮球場では、年に数回生ビール半額デーが開催されている。
ビールを売り歩いている売り子さんがあまりに捕まらないので、売り子さんの前に観客が行列を作る光景が見られる。
夏には５回裏終了時に花火が打ち上げられる。
あと、今年は全国のからあげを集めたフードイベントは意外に面白かったな。

最近はどの球団も球場にいろんな人を呼ぶ努力をしている。
東北楽天イーグルスは「世界に誇るボールパーク」を打ち出し、スタジアムに観覧車やメリーゴーラウンドがあったり、来た人みんなが楽しめる場所を提供してくれる。
広島東洋カープの本拠地、マツダスタジアムも寝ころんでみられる席やバーベキューができる席などユニークな座席が多い。
他にも球場にお化け屋敷を設置したり、資生堂とコラボしてコスメイベントを開催したり、いろんな取り組みがなされている。

ビール好きとしては、横浜DeNAベイスターズが作っているオリジナル醸造ビールが飲みたいので、来年は遠いけど横浜スタジアム行こうかなと考え中。

なぜ球場へ行くのか

正直なところ、球場やスタジアムに行くのはめんどくさい。
遠いし、アクセス悪いところもあるし、雨が降るかもしれないし、寒いかもしれないし、試合が面白くないかもしれないし、応援してるチームが負けるかもしれないし・・・考えることがいっぱいある。
だけど、「遠いけど」「交通アクセス悪いけど」「天気が悪いかもしれないけど」「負けかもしれないけど」などの多くの「けど」を乗り越える「何か」があるから私は球場やスタジアムへ行く。
その「何か」っていうのは競技以外の部分、つまり普段の生活では味わえない非日常のこと。さまざまなイベントや飲食などの企画やどんな人も受け入れてくれる球場・スタジアムの雰囲気のこと。
この球場やスタジアムが提供する「何か」は、既存のファンのため、ひいては将来的にその競技やチームのファンになってくれるかもしれない人たちに球場やスタジアムへ足を運んでもらうための重要な投資になるんじゃないかな。

…などと来年の試合日程を眺めながら考えている。