こんにちはPolymathイトクです。現在はニューヨークJ.P.モルガンでデータサイエンスチームのマネージャーをしています。

今日はアメリカGoogleエンジニアの給料を調べてみようと思います。給料を調べる方法はいくつか方法があるので比較しながら見ていきたいと思います。

①アメリカ政府のビザ資料から調べる方法

私も知ったときはビックリしたのですが、アメリカの情報開示は進んでおり、ビザ候補者の情報は政府のHP で全て公開されています。公開ファイルをまとめた便利なサイトがh1bdata.infoです。

例えばニューヨークのソフトウェアエンジニアの給料は$142,000、執筆時点のレートで1,900万円程であることがわかります。

このサイトの良いところはアメリカ政府が開示している情報なので最新かつ正確であることです。しかし、懸念点はビザを発行した従業員の情報に限られるので必然的に大学、大学院を卒業したばかりの新卒留学生の情報が中心になります。そして、ボーナスが含まれていない点もGAFAMなどのストックオプションが大きくなる企業にはあまり適していません。

②Glassdoor

２つ目はGlassdoorと呼ばれるレビューサイトを使うことです。このサイトにはより多くの企業の給料が載っています。

例えばアメリカGoogleの新卒の給与平均は$206,523で、執筆時点のレートで2,800万円程であることがわかります。

こちらはベース、ボーナス、ストックオプションが全て開示されています。このサイトは多くの企業を網羅しており、従業員のレビューなどもあるので参考になります。しかしGlassdoorの最大の欠点は自己申告制であり、データの正確性に疑問がある、最新のデータでない可能性がある、そして若いユーザーが中心なので、申告データにも偏りがあります。

③Levels.fyi

最後に紹介するサイトはLevels.fyiです。こちらは現時点で最も信頼性のあるウェブサイトです。

まずはシリコンバレー本社に入社する学士新卒の給与を見てみます。$195,864 、日本円だと2,700万円程度です。

大学院卒の新卒入社の場合は$274,814、日本円だと3,800万円程度です。なんと学士卒と比べ、大幅1,100万円アップです。

さらにプリンシパル・エンジニア（１０年〜２０年程の職歴）だと$1,086,875、なんと日本円で１億５千万円になります。アメリカのエンジニアは非常に夢があります！

Levels.fyiの情報は最新かつ正確なのでアメリカのエンジニアの中で一番信頼されている情報です。アメリカでは都市によって給与に大きな差があるのですが、Levels.fyiは都市ごとに検索できることも大きなメリットです。

この会社の実態は給与交渉コンサル会社でGAFAMなどの交渉を候補者との間に入ってサポートしています。そのため最新の情報を常に把握していて、そのコンサルサービスのマーケティング用に給与情報を無料公開しているといったカラクリです。

一億円稼ぐアメリカのエンジニア！

今日はアメリカGoogleのエンジニアは数千万円〜１億円以上稼いでいるという事をシェアしました。プリンシパルともなると給与は一億五千万円にもなります。まさにアメリカンドリームですね！日本のITエンジニアの地位が低く低給与であることを耳にする度に同じエンジニア職として非常に残念な気持ちになります。

どうしたらアメリカでエンジニアになれるのか？

アメリカ生活１８年の私がオススメする最短の方法は、大学・大学院留学を経てコンピューターサイエンスやデータサイエンスを専攻することです。文系でも十分可能性はあります！

私自身が文転ならぬ「理転」をして、働きながらコロンビア大学院データサイエンス科を卒業。今はJ.P.モルガン・ニューヨークでデータサイエンスチームのマネージャーをしています。そして来月からはAmazonニューヨークに転職します。詳しくは以下の記事をご覧ください。そんな自身の経験から、「文系でもGAFAMで働くことは可能である！」と断言できます。

さらにPolymathのカイの様に未経験でも、仕事を辞めて一からコンピューターサイエンスのキャリアを築くことも出来ます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

こうして得た経験や最新の情報を皆様とシェアし、「留学生や海外で活躍する仲間を増やしたい！」と願い、Polymathを立ち上げました。シリコンバレーやニューヨークで働きたい方、データサイエンティストやエンジニアになりたい方、無料相談を行っていますので是非ご連絡を下さい。私達のネットワークを使って留学・海外就職をサポートさせて頂きます。戦略的に準備すれば文系でも、未経験でも留学・現地就職を成功させることができます！私達と一緒にアメリカで働きましょう！