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【映画感想】100万ドルの五稜郭【名探偵コナン】

※映画ネタバレ/シネマガジン2024の内容に少し触れてます

まさかコナン映画の感想をnoteで書く日が来るなんてな…。

というのも私はコナン映画を観て育ったわけでもなく、コナン映画が特別に好きというわけでもないからだ。たいそれた感想も考察もないのにnoteを書く理由は、たった一つ──。

『100万ドルの五稜郭みちしるべ』がめちゃおもろかったからやで工藤ーーーーーーーーー!!!!!!!

ありがとうマジで助かった…。

ほな早速、感想メモを思い出したことから書いていきますか〜いっと。

OP

・待って、和室×黒の組織よくない!?!?!?!えっ、良い。なんか…語彙にできないけど良い。和室と黒の組織メンバーというイメージの合わなさが逆に魅力となっているのか、違和感が良い感じにカッコよさを引き立てている。花魁のあの凜とした佇まいを抱負とさせる堂々とした立ち姿で、ジンのこと初めて「きゃっこいいかも…トゥクン」となった。和室×ジン、か……なるほどね…ありよりの…あり……(親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいく絵文字)。

・屏風に描かれている風の平次とキッド様…。良い。コナン君が2人の紹介をしているときは屏風に描かれたただの平面のイラストなのに、平次とキッド様が話し合うときは立体になって、コナン君に怒られたら屏風に戻るとか、ありそうでないこの魅せ方良い。好き。

BESTIA版

・池袋にあるグランドシネマの「BESTIA」で観たんだけど、正直最初の方音が大きすぎて頭痛かった。音に弱い人(は選ばないかもだけど)は、やめといた方がいいきゃも〜〜〜。だけど途中からは耳が慣れたのか、何も思わなくなってきた。

・普通の方も観た方曰く、やはりBESTIA版の方が音質が良いとのこと。刀を鞘に戻す時の音の違いが明確に違うらしい。ほへ〜〜〜。そこまで違いが分かるほどなのであれば今後もBESTIAで映画を観るのもありかも!追加料金もそこまで高くなく+300円で観れるし。

予告映像部分

・予告映像の平次とキッド様が屋根の上でバトルシーン、開始5分で見れた。早!!!映画で全てを観たいマンだから予告もほとんど観ずに映画に行けたのだが、予告観ても全然問題ないレベル。

和葉ちゃんと聖くんと沖田くん

・あ〜しの中のラブエンジョイパーリーギャルが「良きで候」って正座しだした。ギャルが正座なんて、マジ、じゃん。

・聖くん、和葉ちゃんに一瞬で惚れるのお目が高すぎ。分かる。てか和葉ちゃん、初対面のイケメンにあんな感じで行けるのすご、やっぱちげ〜わ、青山ガールズは。かわいい。

・聖くん、和葉ちゃんが見てるかもと思うとうんちゃら、ってすぐにモーションかけるのヤヴァイ…キッ…クッ…コッ…ガッ…(悶え)。しかし青山男子目線でいうと、当て馬のそれなんだよな…なげ…こんなにもいい男なのに…。恋は和葉ちゃんが教えてくれたかもやけど、愛は俺が教えてやる。聖、私に惚れろ……。そんで沖田くんが聖が和葉ちゃんに手を出すのを阻止するあの感じも好き。あ〜〜〜…沖田くんと平次の友情…?にも泣けてきちゃうね。こういうこと大好きなんだから、あたい。そんでもって基本女の子がモーションかけられていることに気づいてないのも大好きなんだから。好きな男に一直線であれ──。

・聖くん、すぐにモーションかけたくせに、実家の庭のシーンでは和葉ちゃんを札幌?の案内するためにデート?に誘うのには照れてるのisどゆこと。狂う。

・聖、最初は犯人の手下ってか水面下で動く人やと思ってた。お面のキャラが出てきた時に、聖、おまぃ…って心の中で嘆いてごめん。でも警察に連れてかれた時の演技的にあれ、、、違うかも…ってなってしまい…。聖、おれ、お前のことがわかんねぇや…。

・聖、お前、ええやつ。↑的に犯人に近い枠やと思ってたからコナン君と平次の手当てをした時ちょっとびびってしまった・そして当て馬ムーブも忘れず、原付(?かわいいフォルムだったね)を袴姿で乗り回す聖……俺、お前を忘れらんねぇよ…。

・青山剛昌画聖に狂いたい(願望)。シネマガジンに青山先生が描いた土方さんのラフが載ってるんだけど、あ〜〜〜らまぁまぁまぁまぁまぁまぁまぁまぁ・・・かっきぃ…(大泣)。これ青山剛昌作画で聖見ちゃったりなんかしたらさ、、、五稜郭をハートの形に変形させて外堀に灯籠灯して祀っちゃうくらいの破壊力があるかもしれない。私は何を言っていますか?

・聖くん、20歳。医学部。モテる。設定が…さぁ…好き、じゃん……。ぶっちゃけ和葉ちゃんへの想いを拗らせてほしいし、平次と付き合うまでは和葉ちゃんにモーションかけてほしいんだけど、シネマガジンを見て、俺、知ってしまったんだ…。今作の映画オリキャラの神子ちゃんも20歳らしい。えっ、ちょっと待って…。いや、あっ…そう、え〜〜〜〜〜〜〜〜………スウゥッ………(難解な方程式を脳内で組み立てているガリレオの図)…ありよりのありですね…(親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいく絵文字)。ちなみにまだ話させてもらうと同じ学校の同じ学部で神子ちゃんは聖くんに全く興味ないけど今回の事件キッカケになんかの繋がりができちゃったりなんかしちゃったりして話すようになってキャンキャンワンワンペチャクチャ……

平次とキッドと沖田とコナン

・今回の映画が良かったな〜って思うのここかも。今作は平次がコナン君が動く前の一歩先を動いているのが良かった。今までは公安や警察にしらけることが多かったんだけど、冒頭で先にキッド様にたどりついたり、発信機を辿って聖のセスナに追いついたり、全部コナンくんだけで解決になってないのが良い。

・↑の話で平次が一歩先に事件現場に辿り着いているというのを踏まえた上で、平次がコナンにキッドと顔が似ていることを示唆されたシーンがやばい。あれ、コナンくん知ってる・・・よね。キッドとの関係。あの表情と含んだ言い回し、知ってるだろ…!ただただ話にあがっていないだけで、コナンくんはなんでも知っている感を感じたところに、頼もしさや怖さ、これが工藤新一であるというところを見せつけられて最高だった。深読みしすぎ感もあるけど、こういうの大好き。

・沖田くんの私服かわいない?結局キッドやったけど。

・カドクラとの最後の戦いの時、平次と沖田くんが背中を合わせるところ好き。あ〜〜〜〜〜〜〜共闘。

・どうちよう、知らない天津飯(ドラゴンボール)キチャッタ😫。どうやらコナン原作にも出てきてるようなんだけど、記憶ないから「YAIBAも履修しておけば良かった〜〜〜」ってちょっと思った。ぶっちゃけ、なんで沖田くんを読んだ時誰かを彷彿としたのかわからん。あの天津飯は誰の生まれ変わり?

・セスナの上で平次と聖くんが戦っている姿を引きで見た時、ようやく我にかえった。こいつらどこで戦ってんの!?!ナチュラルに展開を受け入れていたけど、屋根の上だったり、セスナの上だったり、戦う場所おかしスンギ。落ちるで。聖くん裸足で痛ない!?!でも大丈夫、皮がめくれたら俺が手当してやんね…ておもたけど〜彼医学部やった。解散!!!多分ここのシーンやけど(違う気もしてきたな)、平次の靴だけがピックアップされて勝負が動き出す時の勢いある靴の描写がめちゃくちゃかっこよくて好きだった。次の瞬間にコナンくんの場面に切り替わってたけど。こういう魅せ方私もしたい。

青子ちゃんと快斗

・いやもう青子ちゃんでるとは思ってたけど、出てくるのナチュラルすぎた。それでいうと(どれ)、蘭ちゃんと青子ちゃんも髪の上部分以外一緒ですけど……どう落とし前つけてくれんの?

・中森警部が危ない時のキッド様の焦り具合よ…。屋上で雨に打たれるシーン…。そういえばコナン作品では、キッド様のいろんな表情を観れるのは初…だっけか?船の上で親父…って、亡き父を胸に問いかけるシーンとか、自分の父親を失っているからこそ青子ちゃんに同じ思いをさせてしまうんじゃないかとかの焦燥感を感じられる表情とか、Oh…快斗きゅゆ…って胸締め付けられちゃったよあたい…。不安げに父親の姿を見る青子ちゃんのそばに(変装しているものの)ずっといる快斗くん好きすぎゆね…。

・マジ快は実はコナンよりも前に4巻まで読んだことはあるけど、全然忘れてるので実家帰った時また読もう。

青山女子

・園子、おまぃ…しごできすぎるだろがぃ…。しかも新一、平次(だったよなぁ)にあたりまえに仕事の早さを評価されているところ本当に良い。うっ…好きだ…。あと映画では全然見れてなかったんだけど、シネマガジン見ると園子ちゃんのファッション可愛すぎゆ〜〜〜。

・蘭ちゃん、最高すぎる。平次が「ビックベンよりもか?」ってマジなトーンで聞いてるの鬼面白かったんだけど、それを心の中で新一に謝りながら和葉ちゃんとの関係が進むように答えてるのめちゃ好き…。園子ちゃん然り、蘭ちゃん然り…友達の恋をめちゃくちゃ応援してる青山女子好っきやで…。函館山にパラシュートで降りてきた平次に対して、泣きながら「王子様みたいだよ〜〜〜」で拍手する蘭ちゃん、めっちゃおもろ。え?何?あ〜た、そんなおもろ女やったん。どうしよう、知らなかった。好き。そんであの聖君を手刀で一撃で仕留めるシーン大好きすぎゆ。しごでき。友達の恋のアシストする蘭ちゃん劇場版イチ好きやわ。

伊織と紅葉

・平和ちゃんに絡んでくると勝手に予想していたのが大外れ。紅葉お嬢様以外とアホやった。かわいい。もしくは伊織に対して全幅の信頼を寄せているのかもしれない…。え、最高やん…。もうただのデートになってしもてる。伊織は多分平次たちの動きをわかってていろんな場所に誘導するのいいねぇ…。でももしかしたら平次(やコナン達)と引き離すことでお嬢様を危ない場所から引き離していたのかもしれない。えっ…伊織おまい……(頭抱え)。

・コナンの予習をする必要はないとは思うけど、私は105巻を読んでから行けて良かったな〜〜〜って思う。伊織が元公安のしごでき男で、公安をやめて紅葉の執事になったっていうバックボーンを知ってるのと知らないのとでは、映画を観て得られる感情が違いすぎる。

紅葉「(コナンを上空で見つけて)あれは平次どん(なんて呼んでたか忘れてしまいましたわ…)とよく一緒にいる…。伊織、援護や」
伊織「はい」

北海道の街に爆弾みたいなやつ投下。

マ?おもろ

北海道 無法地帯

・もしコナン君達と同じタイミングで北海道に旅行行ってる人がいたらこう検索しそうなくらい無法地帯だった。

・伊織がヘリかジェットか知らんけど、上空から援護射撃で結構な爆風がするやつを投げてるのも面白かったけど、普通に道路で弾飛びあってるのおもろすぎ。コナン君「みんな逃げて!」って言いながら走ってるの怖い。君が逃げれるのかハラハラしちゃうんだけろ。

・平次「よく飛ばされる日やのう」コナン「よくキャッチされる日だろ」私「キキッッ(喜)」

・キキッといえば、キッド様が「キキッ」て猿みたいな声で登場するシーン2箇所くらいあったけどあれいつもあんな感じだったけ?

・少年探偵団を北海道に呼ぶお金羨ましいでござんす。光彦、灰原さん、歩美ちゃん、それぞれ役に立っていたのに、元太…おまい…おまいは……。くっ、元太の見せ場がポテチだったことに対して、今後元太メインキャラ映画が来ることへの伏線だという想いが捨てきれない自分がいる──…。いやでも少年探偵団がメインになる回は…きっと来る──。

謎解き、平和、そして隠された真実

・今作、覚える名前が多すぎてわからんなってしもたで工藤。

・答え合わせまでに思ってたことは、結局殺したのは川添で、刀を守る家柄的なそれでお面の男聖、それを指示出しているのが聖父、とかかと思ってた。

・キッド様が沖田に変装してるってのもミスリードで、川添に変装して動いているのかな〜と思ってたけど、沖田がガチでキッド様だったわってなった後にじゃあ川添が犯人か〜って思ったから、聖父が犯人確定した時にえっえっじゃあ川添は…何…???????ってそれしか考えられなくなった。

・平次、告白。え…告白の言葉最高では…?平和ちゃんがくっつくのは絶対原作だから、伊織が落としたやつで声聞こえていないってオチだろうなとは思ってたけど、平次の告白のセリフ原作で聞きたかったレベルで良かった。新一の時もそうだけど、あんなに頭の切れる人が唯一気持ちに答えを出せないだったり思い通りにいかないのが好きな子って、最強で最高じゃないですか…。あと相手を助けるために体が動いちゃう青山女子すきや…。平次、ごめんな…劇中聖に心を持っていかれてしまって……。平次、お前はよう頑張ったで。原作、楽しみにしています…マギで。

・と言いつつぶっちゃけ川添のことが気がかりすぎてその後に入ったエンドロールは平和ちゃんのことじゃなく川添のことしか考えてなかった(聞こえてないオチってのはわかってたので)。

・新一と快斗が似てることへの回答を出すなら優作と盗作の関係をそう落とすよな〜〜〜って感じではあったけど、ラストはマジで驚愕した。んへ〜〜〜〜〜〜〜!?!こ、この事実の続きの話はいつか見れるんですかい!?!!?マジ快新連載でその話やるんですかい!?コナンの映画で出しちゃっていいやつですかい!?!どうなんですかい?????????

・ていうかもう色々話忘れてきちゃってるのが今作で分かったからまた1から読み返したいかも。盗作さんと勇作さんのやりとり(?、!とか、名付け親とか)も忘れてたし。てゆ〜かパパズ、自由すぎない?可愛い子には旅させよってか…?

・来年の映画。やっぱり長野組なんだ〜〜〜。グッズで匂わせされ続けてきたからそんなに驚きはないけど、大人幼馴染の話、めちゃくちゃ楽しみです。


↓ラストは、ぶっちゃけ話。コナン映画好きな人は読まなくていいかも。

脚本

ぶっちゃけな話をすると、コナン映画…好きじゃないのが多い。

元々アニメ自体好きではない(というか見ない)ため、コナンの原作にハマったとはいえアニメーション系は手を出さないつもりだった。しかし、コナンは映画やアニメから誕生したキャラクターが原作に“逆輸入”されてメインキャラクターと絡むという展開がめちゃくちゃ多いため(私の推しもこのパターン)、それならば映画も観なければ!という想いから、意気揚々と過去の映画作品も見始めた。

今まで洋画を観ることが多く、コナン映画にも映画としての構成やストーリー性を求めてしまう。要するに…作品というよりも、キャラクターの行動にイラついて作品自体毛嫌いしてしまうのだ…。コナン映画の醍醐味みたいなものに馴染めてなさすぎる…。

コナンが悪いんじゃない、私が悪い。脚本家が悪いんでもない、私が悪い。かの名作「羊たちの沈黙」でさえキャラクターの行動にイラつきすぎて★1の評価つけてる。ほんまこの短絡的感情をどうにかしたい、お前は大人になれ・・・。

そんな私にとってコナン映画への灯火の一つが、2022年に放映された『ハロウィンの花嫁』……!!!あれはもう、、、全部が良かった…。私が求めているのはこの上質なミステリーとリスペクトがこもったキャラクターの命の灯し方と音楽のワクワク感と感情を動かすストーリー展開とエトセトラ…。映画として初めてコナン映画に感服した…。

そして今年の映画も面白く、観終わった後に今作の脚本家さんとハロ嫁の脚本家さんが同じ方なことを知る。さらに、『紺青の拳』も好きなのだがこの作品も同じ脚本家さん…!!!私が特に好き作品を全部脚本してた…!!!オメェだったのか、俺のビッグジュエルはよ──。

あとハロ嫁と100万ドル、同じ脚本家さんって知ってめちゃくちゃ納得したんだよな。作中でハロ嫁の踏襲してそう〜ってところ3か所くらいあったし。
・セスナ(乗り物)上で戦うところ
・ロープをスケボーで上がるところ
・最後の青子と中森警部の病室のシーン

キャラクターが“邪魔“をしない、コナン君の事件解決への道標になる描き方が本当に大好きで…。一人一人、良い魅せ場があるところが本当に良すぎる。今作は一丁前にも「これがコナン映画の良さだよなぁ!」って思えたのが本当に嬉しくて…。博士の開発品を駆使して生み出されるあの「ありえない」だけど「これがコナンだ」って思えるエンタメアクションをワクワクしながら観られた。コナン映画で好きな作品が増えることで、今後の映画も楽しみだって気持ちになれてきたのが本当に嬉しい。

この脚本家さんのラブコメ作品でご飯5杯は食べられるよ。コメだけにね(ニチャ)。

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