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球体関節人形の物語

お気に入りのマンガやアニメ、ドラマなど作品には必ず訪れるであろう最終回。

先日、お気に入りの漫画作品が最終回を迎えました。
球体関節人形の話なのですが、最終巻に至るまでも何度か読み返していたほどでした。

今回は、そんなお気に入りの作品についてご紹介したいと思います。

☆いつものようにあまりネタバレしないようにしていますが、作品は真っ新の状態で読みたいという方は、タイトルから先は私の文章を読むのをお控え下さい。


マンガ作品

古屋兎丸さんが描いた「アマネ†ギムナジウムというマンガ作品をご存知でしょうか。

講談社のモーニング・ツーで2017年から連載を開始。

今年最終回を迎え、7巻で完結しました。

古屋兎丸さんといえば帝一の國、インノサン少年十字軍、ライチ☆光クラブなどの作品を描かれたことでもお馴染みです。

私はネットでアマネ†ギムナジウムの試し読みを見つけたことでこの作品を知ったのですが、知った時には既に3巻まで発売されており、その時に一気に発売されている分をまとめて購入した記憶があります。

3巻以降は発売日にきっちり購入して読んでいたのですが、
先日、ついに最終巻の7巻が発売され物語は完結した
というわけです。


人形作家の話

アマネ†ギムナジウムは人形作家の物語です。

主人公の宮方天音は派遣社員として働きながら、人形作家として活動しています。

ところがある日、いつも人形制作の道具を揃えるためにと通っていた画材屋さんが閉店することを知ります。

彼女は画材屋を営むおじさんとは元々仲がよかったので、お店を閉めるだなんて寂しいといった旨を伝えると、とある粘土を託されました。

その粘土というのが、とんでもない粘土で...という話です。


ギリギリ生活

主人公が手にしたお給料は、生活費以外ほとんどを人形づくりに充てています。

お風呂は行水、セロリしか入っていないお弁当、スマートフォンにヒビが入っていてもそのまま。

今思えば、ギリギリの生活を送っているという私の好物的な展開が詰まっています。
※好きなことだけにお金や時間の大半をつかう専門的な人が好きなのですが、まさかアマネ†ギムナジウムもその類だということに今ここで書きながら初めて気づきました。
こちらの作品もそうでした⇒ ここが私の居場所

そして、この人形というのが耽美な球体関節人形なのです。
元々、球体関節人形に興味を持って読み始めた作品でもありました。


素敵な人物

そして、話の中に笹井さんという男性が出てきます。

天音がどれだけ不思議なことを話そうと深堀せず、「そうなんだ!」といった具合でビクともしません。

気味悪がったりせず、寄り添うように話をします。

しかし、寄り添いつつも自然とこの壁を越えてくる人の存在というのは大きいですね。

押せば超えられるわけではなく、同じことをしたからと言って、他の人では滅多に超えることはないであろう壁。

そんな良き存在感があるのが笹井さんです。


古屋兎丸さんの作品だと「ルナティックサーカス」という新連載も始まっているようで、そちらも気になっています。

ところで、文章を打ちながら「登場人物の名前、間違えて無いかな?」と思い、アマネ†ギムナジウムの1巻を手に取ったのがいけなかった。

私はまた1巻から読み始めてしまいました...。





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