大人になるということは?
よく耳にしませんか。
「大人になるってどういうこと?」と。
大人になるということは
私自身、子どもと大人の線引きができないタイプなので大人に対しても子どもに対しても同じ位置で会話することしかできません。
それでもたまに「大人になるってどういうこと?」ときかれると考えてしまうわけです。
何かいい回答はないものかと色々と考え、悩んできましたが、現時点で思い浮かんでいることはこれ。
トーマスに乗ると、トーマスは見えなくなってしまうということです。
トーマスとは
こちらがトーマス。
静岡県の大井川鐵道を走るトーマスです。
小さな子どもだと、「トーマスだ!乗りたい!」と言うと思います。
しかしよく考えてみてください。
トーマスに乗ると、トーマスって見えないんですよ。
乗ったら汽車で、見えるのは椅子と景色です。
そのことにどの段階で気付くようになったのか。
気付いたあたりで、大人か子どもかを判断できるのではないかとふと思ったのです。
乗るか乗らないかじゃない
おそらくこれは「トーマスに乗るから子ども」、「乗らないから大人」という線引きではないのですよね。
「トーマスに乗ると、トーマスの顔は見えなくなってしまうな」という“予測”をするかどうかの部分がポイントです。
分かった上で乗るもよし、分かったから外から見るもよし。
そもそも、好きなんだったら、乗るしかない。
でも、トーマスを見たいんだったら外から見るしかない......。
何かを行う前に一度冷静に物事を考えるようになったかどうか。
そのあたりが大人かどうかを判断するポイントなのではないかと思いましたね。
ただこれを子どもに伝えようとするとかなり難しいので、そこでまた悩みそうです。
それでも私個人の意見としては、物事を頭で考えずに行動する人ほど憧れがちなので、どっちがいいとか悪いとかはないと思っています。
しいて言うなら、「子どもの心を持ったまま、頭が固いだけの人間になるとツラいぞ」といったところでしょうか。
写真は Photo AC さんから。
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