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演劇の

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演劇についてのあれこれ
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記事一覧

半演劇日記-6

2023年10月8日  本を買う行為は「この本にある世界観をわたしはこれから受け入れるつもりだ」…

半演劇日記-4

2023年10月2日  人物が動き出している気がする。新鮮だ。今回は書く際にいくつかの決め事を設…

半演劇日記-5

2023年10月4日  台本を進め、さる申請書を書く。 作劇をする上で「物語」というものに全幅の…

半演劇日記-3

2023年10月1日  午前中から断続的に執筆。8月中に書き上げるという当初の予定から遅れること…

半演劇日記-2

2023年9月28日  昨日の日記、日付を間違えていた。さっき(2023年9月28日22時41分)修正した…

半演劇日記-1

演劇活動のことをもう少しアーカイブしていこうと思い、「半演劇日記」をはじめます。簡素なも…

とりとめもなく・12

 2015年にもう一度ほろびてをちゃんとやろう、手の届く規模で継続的に、と思ったのはスタジオ空洞の存在を知ったからだった。十分な情報ももたない中で一人でまた演劇をやり直そうと思った、それにうってつけの広さと価格だった。空洞は本当にありがたい場所だ。同じくらいの広さであるSTスポットもSCOOLもまだ存在を知らなかった。ぼくは長らく無知だったのだ。それはいまもほとんど変わっていない。で、スタジオ空洞でやりたい演技の方向性と方法論は決めていた。極力装置を配して俳優のやり取りだけを

とりとめもなく・13

 『音埜淳の凄まじくボンヤリした人生』というタイトルはジュノ・ディアス『オスカー・ワオの…

2022年度ありがとうございました。

2022年度もいろいろと詰まった日々を過ごしました。手探りではありましたがお付き合いくださっ…

大人になる、宣言ゆるやかに。

あんまり意識してないのだけど今年41歳になって、本厄ということもあってとはいえそれほど本厄…

いつまでもたどり着かない発話について

UMB2014の動画をR-指定戦ばかり何本も見て胸を熱くしている場合じゃない。言葉のやり取りとい…

フクの終わりに

ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』の冒頭は「フク」の話で始まる。それは…

ちょっと背中を押された話

■続けるというのは大事だなって 今日、下北沢にあるピカイチという喫茶店で古い役者仲間(と…

「楽園のカンヴァス」を読んで

今、ミュージカル「ハル」に出演中の細川です。 ハルのカンパニーで一緒の照井裕隆さんはかなりの読書家で、本好きの僕としては聞き捨てならぬと、休憩中などにいろいろとオススメをしあうのですが、照井さんから強くオススメされたのは、これまで全くアンテナが反応していなかった原田マハさんでした。たくさん本出てるし、人気作家さんなんだろうな、ぐらいの気持ちでしたが、せっかくなのでアンリ・ルソーの絵を巡る人々の物語、「楽園のカンヴァス」を読んでみました。 絵画は門外漢ですが、ルソーの生い立