ぽむ

仏門に入りたいTinder芸人。 将来は出家して老後に本を出すのが夢。

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マガジン

  • 中島シリーズ

    中島くんとのめくるめく悪事の日々をまとめました。 なお現在、中島くんとは喧嘩したため絶交しています。(子供かよ)

  • エロすべらない話

    Tinder芸人ぽむが体験したエロすべらない話をまとめました。

最近の記事

  • 固定された記事

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。

みなさんこんにちは、わたしの名前はぽむです。 インターネット黎明期からインターネットをやっているネット高齢者で、これまでにいろんな名前を名乗ってきましたが、最近はこの名前を気に入って使っています。 現在わたしがインターネット上でどのような活動をやっているのかと言いますと、主にTinderで出会った男性とセックスをしたり、それについてのアレコレを喋ったり文字にしたりということをしています。 以前はTwitter上でおっぱいを出してフォロワーが2,000人以上いたこともありまし

    • 最中に虫刺され薬のCMが流れ、わたしはYouTubeのプレミアム会員になった

      みなさんは、家に異性を招き入れる時の殺し文句を持っているだろうか? 「猫を飼っている」「シーシャがある」「ホームシアターがある」みたいなアレだ。わたしも自宅にホームシアターがあり、時たまそれを口実に誘うことがあった。まあ、わたしは女なので相手からすれば家に上がり込んでしまえばこっちのもんよといったところだと思うので本当は相手がホームシアターには1ミリも興味ないことはわかっていた。こちらだって知らん男と映画鑑賞するほど暇人ではない。 女の家に男が上がり込む時、男が興味あるのは女

      • メンヘラという状態異常を抱えながら初期装備でラスボスに挑んでしまっていた話

        1年くらい前から付き合いのあるセフレの🐊さんはお金持ちだ。わたしが愛してやまない四駆たちをトミカのように買い漁り、自宅のガレージに所狭しと並べている。 パッと見は爽やかなイケイケお兄さんという感じで、トトロのようなキュートなお腹がわたしを虜にさせていた。 ゴリゴリの元ヤンだがオネエっぽく喋る🐊さんはちょっとメンヘラ気質なところがあり、🐊さんの機嫌ひとつで振り回されるわたしはメンタルをやられつつも彼から離れられずにいた。なぜなら🐊さんはこれまで会ってきた男たちの中でもトップク

        • 長いトンネルを抜けるとそこは晴天だった

          鬱だった日々は、真っ暗で曲がり道のたくさんある長いトンネルをずっと走っている気分だった。途中は穴だらけの道もあったし、後ろから突然誰かに突き飛ばされることもあった。 もうここで、終わりにしよう。何度もそんなことを思ったが、途中から伴走者が加わり、天井には照明がつき、わたしはやっとこのトンネルを抜けた。 「そろそろ薬を減らしていきましょうか。」 主治医からそんな提案をされたのは昨年の秋ごろのことだった。わたしが鬱を発症してから今年で4年になる。軽快と憎悪を繰り返し、今ではか

        • 固定された記事

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        • 長いトンネルを抜けるとそこは晴天だった

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        • 中島シリーズ
          4本
        • エロすべらない話
          9本

        記事

          コアリーに殴り込みした話

          前澤友作氏が監修したシンママ限定マッチングアプリが1月27日にリリースされるとすぐさまネットで話題になったのは記憶に新しい。 もうそれは燃えるに燃えていた。祭りのようだった。 よく考えればこのようなアプリが存在すべきではないことは誰にでもわかるだろう。 子どもへのリスクや母親へのリスクを考えれば当然のことだ。 「シングルマザーと付き合いたい」なんてのたまう男にまともな奴なんているわけがないし、子ども目当てで寄ってくる変態だっている。 誤解がないようにしたいのだが、かくいうわた

          コアリーに殴り込みした話

          ハチミツで曲がった時の話

          マッドハニーというハチミツをご存知だろうか。 ネパールで採れる幻覚作用のあるハチミツである。これを摂取するとキマるといわれているが一応合法のブツだ。 わたしは一度だけこれを食べたことがある。 今回はその時の話を書いていこうと思う。 当時わたしには違法薬物ソムリエの中島くんという邪悪なセフレがいたのだが、その年はしょっちゅうこいつと遊んでいた。中島はもう2年半くらいの付き合いになるのだが、仲良くなりすぎてしまい他のセフレとは少し違った遊び方をしていた。 ドライブに行くこともあ

          ハチミツで曲がった時の話

          眠剤遊びで爆睡した話

          中島という悪い友達がいた。 その頃、中島は就活がうまくいかないストレスから不眠症になり精神科で眠剤を処方してもらっていた。わたしのツイートで中島のことを知る人は彼のそんな繊細な一面に驚くだろう。わたしは逆だ。この頃はまだ、こんな繊細なやつがあんな傍若無人なやつだとは思っていなかった。 そんな中島とは当時は月1〜2回ほど会っていたと記憶している。ドライブしたり、悪いことをしたりなどセックス以外のこともした。 その日は悪いことをする日だった。 「眠剤で遊ばない?」 そう言って中

          眠剤遊びで爆睡した話

          ラブホに男を置き去りにした話

          これはわたしが人生で一番Tinderを頑張って回していた時の話である。 その頃は週一か隔週くらいのペースでTinderでやり取りした男と会っていた。固定のセフレが欲しかったのだが、なかなか良い人とは出会えずちぎっては投げを繰り返していた。そもそもTinderである。 Tinderにまともな人間などいないのである。(断言) わたしは女であるおかげでTinderはイージーモード、つまりはマッチし放題であった。 その日はなぜか、いつもならライクしないチャラそうな男にライクしてしま

          ラブホに男を置き去りにした話

          なぜわたしは日記を書くのか

          久しぶりの更新すぎて死んだかと思われていたかもしれないが残念、生きていたのである。 しかし現在わたしはコロナと思われる高熱が出て病床に伏せっておりベッドの中からこれを更新しているのでほぼ死んでいるようなものだったりする。(これを書き始めた頃、コロナに感染していたが現在は無事軽快している。) さて、今回はわたしが副業でしているデリヘルで書いている写メ日記について書いていこうと思う。 写メ日記というのは風俗嬢たちが自分を売り込む宣伝材料として必死に書いている日記のことだ。ほとん

          なぜわたしは日記を書くのか

          ぽむ、お尻の開発に失敗する

          中島というセフレがいたのだが、一時期、なぜか中島がアナルセックスに対し多大なる興味を抱いていた時期があった。 中島という奴は散々わたしを抱いておいて、おっぱい派ではなく尻派の男だった。バックでしている時に「ぽむさんて、お尻小さいよね。」と、誉めているのか貶しているのかわからない感想を言ってきたこともある。 「このケツが良い。」とインスタの画面を見せてきたこともあったが、俵万智のように『この尻がいいねと君が言ったから7月6日はお尻記念日』となるわけがなかった。 「友達がアナル

          ぽむ、お尻の開発に失敗する

          初めての性病検査

          それは10年ほど前に風俗をやっていた時のことだ。 風俗嬢たるもの、性病検査を欠いてはならない。それは店からも義務付けられていて、従わなければ出勤させてもらえないほど厳しいものだった。 当時わたしは男性経験すらまともにないまま風俗に従事していて、それまで性病とは程遠い生活を送ってきていたため、もちろん検査などしたことがなかった。 「その日」は、数ヶ月ほど出勤した後に訪れた。◯日出勤ごとに1回、などのような規定があるからだ。 検査のやり方は2つある。 店が提携しているクリニッ

          初めての性病検査

          人生最高で、最低な人

          おじさんとはマッチングアプリで2年前の秋に出会った。 顔も体型もタイプで、15歳年上で、いつも余裕があって毎回止まらないわたしのお喋りをうんうんと笑顔で聞いて受け止めてくれる優しい人だった。 そして何より、セックスの相性が良かった。 「あ、おじさん……!」 「ぽむちゃん、可愛いね。」 おじさんの大きな体にすっぽりと包み込まれたわたしは、おじさんが動くたび、首に縋りついて声を上げることしかできなかった。 凶器にも似たおじさんの大きなそれは、何度も何度も、わたしの奥を

          人生最高で、最低な人

          デブに親を殺された男

          わたしといえば、『デブに親を殺された男の話』だ。 これを話して笑わなかった人はいないくらいの鉄板ネタである。ここまでハードルを上げておいて「つまらない」と感じてしまった人には素直に謝りたいが、おそらくそんな人はこんなわたしのnoteなど読んでいないだろう。 それはTinderで新しいセフレを探していた時のことだった。わたしは沼りやすいのでリスクヘッジとしてセフレは常に複数控えを作るようにしている。その日もマッチした人々と怒涛のようにメッセージの応酬を繰り広げていた。 『マ

          デブに親を殺された男

          わたしがカラオケの個室で泥酔セックスをしていた頃、友達は名前も知らない男と公園のベンチで将来について語っていた

          言うまでもなく出オチである。 20代前半、わたしはクラブに入り浸っていた。ナンパ目的ではなく、当時はクラブミュージックにどハマりしただ音楽を聴きに行っていただけだったのだが、いつも行っていたクラブがナンパ箱だったらしくそれはもうナンパの嵐だった。 酒を飲みながら壁に寄りかかって音楽を聴いていると、通り過ぎる男たちが品定めするようにつま先から頭のてっぺんまでを舐め回すように見てくるのが気持ち悪かった。 今は亡きAviciiのリリースパーティーがあった日、わたしは友達と酒を飲

          わたしがカラオケの個室で泥酔セックスをしていた頃、友達は名前も知らない男と公園のベンチで将来について語っていた

          コロナでわたしは仏教について学びはじめた

          瀬戸内寂聴になりたい。 そんなことを言うとみんなに笑われる。わたしも冗談半分で言っているところはあるが、割と本気だったりもする。 そして職場の同僚からは「でも瀬戸内寂聴って、恋多き女だったらしいよ。」と言われる始末。Tinderで毎週違う男とセックスしていたわたしのどこが、恋少なき女というのか。 まあ、Tinderの男には愛や恋などという感情はなく、むしろ何の感情もないのだが、社会の中でわたしは「真面目でまっとうな人間」としての姿を保てているらしい。 わたしはうまく社会の中に

          コロナでわたしは仏教について学びはじめた

          そうしてわたしは発狂した

          突然だがわたしはうつである。 もっとも、最近は飲んでいる薬が合っているのか寛解状態ではあるが、わたしのカルテにははっきりと『うつ病』という診断名が記されている。 まず、なぜうつを発症したのかというところから話そう。 2020年、わたしは離婚した。 2019年に第一子を出産し、その年にマイホームを契約、上棟式まで済んだところで突然離婚を告げられた。 なぜ離婚に至ったかというところは長くなってしまう上にあまり面白くはないので割愛する。 突然の離婚宣告。そして極めつけは不倫の発

          そうしてわたしは発狂した